大げさにいえば、思いがやっと通じました。割とポピュラーといわれるジョウビタキですが、どうしても近くでお目にかかれませんでした。しかも冬鳥、すでに裏の谷川から旅立ってしまったと思っていたのですが、突然目の前に現れてくれました。しかも数羽で。この輝く銀髪がとても印象的です。橙色の羽裏をヒラヒラさせながら上流へ消えていきました。いま裏の谷川にカメラ片手に出かけるのが日課になっています。素敵なヤツらに出逢うために（ケン）
前回のヤマセミもそうですが、野山そして川の鳥たちはいまが恋の花盛りのようです。餌台常連のシジュウカラ、ゴジュウカラをはじめアカゲラも妙な音をたてて呼び合い、上空ではトビやノスリがキーイキーイと甲高い声をあげています。夕刻前に以前渓流釣りに出かけていた谷川の深みでちょっとビックリの光景に出会いました。何気なく双眼鏡で対岸を覗いていると、確かに視線を感じるのです。フィールドスコープに代えて覗いてその正体がわかりました。岸から張り出している木の根っこの中に雌のオシドリ（写真右端）がいたのです。ジーとこちらを見ていました。スコープを少しずらしたらさらにビックリ。あのカラフルな雄も岩陰に。すでにオシドリはブログに登場しましたが群れを見たのはここから数キロ上流。きっと群れの中で生まれた恋人同士がウキウキしながら下流に散歩にきたんでしょうね。上手い具合にフレームの中に入ったので撮らせてもらいましたが、ピカピカの雄のイデタチはまだ鉛色の岸辺には派手過ぎます(ケン）