はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

読書

2013-05-26 23:54:28 | Weblog
ああ、久しぶりに寝た、寝た~っ。

久しぶりのお出かけ無しの週末。
久しぶりに気兼ね無く、睡眠。

心配は、後から眠れなくなることですが、
でも、ひとまず、本能のままに眠っておこうか…と。

かれこれ購入してから、
1ヶ月も読めていなかった「敵は海賊」最新作も、
読んでは眠り、読んでは眠りしながら、完読!

そもそも、最新作が1月に出ていたのに、チェックが甘くて気付いておらず、
出遅れた感があった訳なのですが、
それには、まだ出るには早いと思い込み、油断していたからです。

このシリーズ、5~6年に1冊しか出ないのですが、
私は、前作が出てから、せいぜいまだ、3~4年だろうと思っていたのです。

ところが。
本についた帯を見たら、6年ぶり、とありました。
ひぃぃぃぃ…時が経つのって早い……。

あれぇ?
でも、前作が出たときには、既にblogをやっていたと思うんだけどな。
いや、6年前ならば、当然やっていたでしょうよ。
やっていたけど、blog初めて、まだ日が浅い……そんなに以前だったかしらん?

人間の感覚って曖昧なものなんだなぁと思った出来事でした。
…え?人間、で括るなって?(苦笑)

「敵は海賊」とは、
要するにSFというジャンルの小説のシリーズなのですが、
私が一番面白かったと思うのは、長編の一作目(実際は、この前に短編が一作ある)。
あのスペースファンタジー感は、まさしく、妖精的ファンタジー次元に拡がり、
また、スペースファンタジーに集束されるという、世界観が素晴らしく、
虜にさせられたものでした。

筆者神林長平氏という人は、
並外れた世界観と言葉技を持っておられる方で、
言葉尻から、どんどん次元が拡がっていく、という書き方をされる作家さん。
SF界の純文学なのでは?と思うこともあり。

私の脳みそだと、そこについて行ききれない著作も沢山あるのですが、
「敵は海賊」シリーズは、ライトで読みやすく、
世界も理解しやすく、
こんな私でも、そのテクニックを堪能させていただけるのです。

今回は、その長編一作目の世界にリンクする内容。
ファンタジックな感じが、絡んで来ておりました…が、
やや短い印象。
最近の文庫は字が大きいですね。

海賊、というのは、
宇宙船の海賊なのですが、
主人公は、対海賊課の刑事たち。
海賊となれば、問答無用で撃ち殺す…
というか、街を破壊しても、壊滅させる(笑)。

主人公ラテルチームの敵対する相手が、
伝説の海賊(と世間では思われている)ヨウメイ(携帯電話くんでは、文字が出てこない…)ですが、
このヨウメイを神と崇める宗教が発生…さてどうなるか?というのが、今回の物語。

ヨウメイが宗教を興した訳ではない、
つまりは、ヨウメイとは無関係なところで、宗教は興されているのですが、
それをヨウメイがどう思い、どう対処するのか…
この辺りも読みどころ。

さて。
物語とは関係ありませんが、
このヨウメイ教の信者たち。
凶悪犯罪を犯すのであります。
そうして取っ捕まり、護送される間に、ラテルがそこに接触。
地元の警察と行動を共にする間に、
地元の警部とラテルの会話。

「尋問させて下さい、警部」とラテル。「海賊でないことがわかれば、我々は引き上げる」
「こいつらは」とソフュース警部は立って、言った。「海賊なんかじゃない。山賊だ」

海賊なんかじゃない。山賊だ。

あああ、山賊!!
ええ、全く関係ありませんよ?
ありませんけどね…
つい、モンテ・クリスト伯のヴァンパへの想いに心は飛んで行くのでした。

因みに。
ヴィルフォールも、手紙を焼いてしまったりしませんからね?
…と始まると、
ヴィルフォールは、当時はエロイーズとは別の女性、
つまりは、ヴァランティーヌの母親にあたる女性と結婚しようと…
その結婚式の最中に、呼ばれて、エドモン・ダンテスの取り調べをするのであり…
(奇しくも、二人とも結婚しようとしているところだった)

じゃないと、ヴァランティーヌの年齢の計算が成り立たないですよね?
…いやいや、それでも、社会の情勢の変化から、
すぐに、ヴァランティーヌの母親と結婚しないところも、
ヴィルフォールのしたたかで計算高い点なのですが…。

まぁ、モンクリの話は、置いておきましょう。
しかし、ついそちらに連想が行ってしまうのが……(苦笑)

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