はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

高度2000フィート

2012-09-13 07:40:58 | Weblog
見てくださいよ!
ほら、セスナですよ!!

って、皆さんすみません。
セスナの写真は、以上です(笑)。
あまりにも時間がなさすぎて、
撮影タイムもとれず………

父が、乗ったセスナを辛うじて撮影していたので……
(何故、私が乗り込む様などを撮影しないのか?
……センスが無くて、びっくりする)
機会があれば、画像を入手したいとは思ってます。

まず、私だけが呼ばれて、レクチャー。
何故なら、私は、
操縦桿を握るからです!

そう…だから、
ワインも我慢したのです。
酒気帯び運転はいかんじゃないですか?
神聖な、空にも失礼だわ!

ガイドブックの広告を見て、
そこに、操縦体験の文字を発見したからこそ、
今回、チャレンジに至ったのです。
もし、ただ乗せてってもらうんだったら、多分、
乗ることにしなかったでしょう。

だって、
今、このタイミングに、こんな飛行機の操縦桿を握れるんだよ?
夜間飛行やら、人間の土地やらに、操縦桿を握る様子が生き生きと描かれていましたが、
それを、……いや、今の機材では、比べものにならないでしょうけど?

でも、何かを感じられる……
今だからこそ、沢山感じられることが、あるじゃないですか?

今、このタイミングで、この体験が出来る…
このチャンス、巡り合わせの素晴らしさに、感動せずにはいられません。

怖くなかったか?
と言われたら、そりゃ、どきどきですが、しかし、
今は、そのどきどきすらが臨場感。
私は体験であって、メインは、隣に乗っているお兄さんなんだしね。


で、私が呼ばれた個室には、
壁に、色んな人たちの写真が貼られ……
あれ?ぼけぼけな写真だけど、こ、これは、
某 ジャニアイドルグループの……
彼らも、体験したのか~。

そんなことを思いながら、レクチャーを受ける。
計器の写真やらを指しながら、
速度計が、60(時速110キロ)のところにきたら、
この黒いレバーを、
1、2、3、4、5のスピードで奥まで押し込み、
操縦桿を、ぐっと引き上げるんですよ、と。

え。
離陸は、わたくしが上げるんっすか?

今回選んだコースは、海回り30分コース。
ダイヤモンドヘッドの少し先の辺りで、引き返してくるのですが、
行きは、1500フィートの高さ、
帰りは、2000フィートの高さを航行。
飛行機同士が、ぶつからないようにする決まりごとだそうで。

で、
もう一つ見てなくてはならないのが、
機体が上に向いてるか、水平か、下がって行ってるか、
というのを示す計器。

初心者なので、この3つの計器を覚えておきなさい、
というご指導。
そもそも、計器を見るのが初めてだから、
もう、目が白黒しちゃいますよ。
勿論、他にもいっぱい計器はありますが、私には、省略。

早速、搭乗。
わかりましたか?って言われて、
はいって言うしかない状況で、
間髪入れずに、搭乗。

狭い空間。
後ろに乗り込む両親にも、ヘッドセット。
目の前の計器、そして、操縦桿。

お兄さんが、管制官とやり取り。
いんぐりっしゅで(そりゃそうね)。
途中、JALのパイロットの交信も入り、それも、お兄さんの解説つき。
確かに、日本人らしい英語。綺麗だけど、雰囲気が。

で、国際線も使う滑走路を使用。
斜め左前方にいたセスナの後をついていくようにという管制官の指示……だそうで、
(当然、私が聞き取れるはずもない)
そのセスナが飛び立った後……

お兄さんが、燃料補給のレバーを押し込む、
しばし、前に残った燃料を燃やし…
(そういや、VESPAに乗っていた頃、そういう空吹かしを必要としていたわ)
加速!
上がっていく速度計。
60……
はい、1、2、3、4、5で黒いレバーを押し込みます、と言われ…

押し込むのですが、
考えたら、初めて押し込むから、力加減がわからない。
途中まで、勢いが強すぎたなぁ……と思ってる間に、
「はい、操縦桿を引く!」

ぐんぐん回ってく高度計。
離陸であります!

1500フィートまで来たら、水平を保たねばなりません。
はじめに、お兄さんに、7割5分前方の景色を見て、
あとは計器を見る、と言われましたけど、
まぁ、半分は計器を見てしまってましたね。

フロントガラスに、水平線が、指3本くらい見える角度を保ちなさいって言われるんだけど、
難しい……力が入ると、つい、操縦桿を引くらしい。
で、機首が上がっちゃうから、今度は下げるでしょ?
そうすると、ふわんと落ちる…あの嫌な感覚になるわけ。
この計器の反応は、やや遅いので、余計に難しい。

だんだん、下げる加減もわかってきて、
慣れてもくるのですが、
お兄さんが説明してくれる眼下の景色は、
見ても、見切れず…(こちらは、横の窓から見なくちゃなりません)
ただ、ひたすら、両親が、歓喜の声をあげていました。

そうです、実は…
私が離陸する辺りになったら、俄かに晴れ……
ホノルルに珍しいくらい、朝から雨が降り続いていたそうなのですが、
晴れたんですよ、なんと。

だんだん、日差しがじりじりしてきて、
暑いくらいになりました。

おかげで、
海は、美しくエメラルドグリーンで、
そこに泡立つ白い波……
透けて見える、珊瑚。

……の確認は、私もしました。
お兄さんが言ってることに、相槌すら、殆ど声を出せなかったんですよ(苦笑)。

ダイヤモンドヘッドを越える辺りで、左旋回。
そして、高度上昇、2000フィート。
帰りは、高速道路の上を飛ぶ感覚で。

この辺りになると、
引っ張りすぎたと思ったら、そっと押し込み…
という操縦桿との付き合いも、だいぶ慣れて来た……のかな?
黙って保つのは、できなかったけど。

しかし、実は、私たちは、かなりラッキーだったようで。
つまり、晴れただけではなく、風もなかったのです。
風があると、天井に頭を打つくらいに、揺れることもあるらしい……

それは、まさに?
ギヨメ体験??

しかし、私たちは、実に穏やかに、
ギヨメ体験をしそびれ…(笑)、
快適に、帰って来たのでありました。

初めてなので、着陸は僕がやります
…ってお兄さん、そりゃ、もう、お願いしますよ!!
……というか、
何回か体験をやると、徐々に少しずつ、させてもらえることが増えるってことかしら?

しかし、
操縦桿は、繋がっておるのです。
お兄さんが操縦桿をどう動かしてるかは、
隣の私の操縦桿に伝わるのです。
着陸には、加減が…華麗なる操縦桿さばきがありました。

ふと…
ああ、着陸の方が難しいんだ……
と、ギヨメの着陸テクニックを思ったのであります。

着陸は、
最初に言われた滑走路から変更、
結果、飛び立った時の滑走路に着陸でした。

そして、
旅客機のお尻を真っすぐに見ながら、、、
ああ、こんなふうな景色も貴重だな…と思ったのでした。


GPSが無かった時には、このコンパスで…
ということやら、
ここ(岬の灯台みたいな施設)から出る信号を目印に、
とかいう説明が、身に染みました。

人間の土地で、
ギヨメがトニオに、航路の目印を教える…
あの場面を思い出したり……


飛んでいる時には、存在を忘れていたプロペラが、
着陸したら、前で回っているのを感じられるようになりました。

30分…されど、30分。
貴重な、いい体験が出来ました。

はじめは要らないかな…と思ったのですが、
円高だし?(笑)、
室内の固定カメラによる撮影で、DVDも作成していただくことにして、
本当によかったです。

父が撮影した写真が、あんまりだったし……
だって、海の写真なんか一枚もないし、
枚数、少なっ。


これから、ハワイに行っちゃおうかな?
という方がいらしたら。
是非、パイロット体験、してみて下さい。

そして、お天気に恵まれますように。


つづく。

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