はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

途中からでも楽に駆け付けろ☆下

2012-03-24 08:23:52 | Weblog
受付に遊びに来た、前の会社からご一緒の先輩に、
「もう帰りたい~」
と訴えたりしておりましたが、
いよいよ15:30を過ぎた辺りから、それが、マジになって来ました。
だって、1時間に、2組くらいしかお客さんは来なくて、
あと30分を切って、来場しても、イベントを見られないもん。
わざわざ、見に来るのに、30分で駆け込むなんて人、いるとは思えないんだよね……

ということで、
15:40から、密かに、片付けを開始。
来なかったお客様に渡すはずだった、ネームプレートやら、
お車代やらを、勝手にまとめ、
もう終わった、時間設定のあるイベントごとの紙を剥がし……

と、していると、
他支店も、徐々に片付けモードになって来たぞ?しめしめ。

先輩に、
「ねぇ、さよならの音楽かけましょうよぉ。
歌ってぇ~」
と、無茶な注文をする私。
私が、やってたバイト先では、決して音楽を変えたりしませんでしたが、
よくありますよね、蛍の光とか?
「ええ?アカペラで?さよならみなさま、とか?」

さよならみなさま?
……って、それ、一般に使われる曲なの?
私は、てっきり、宝塚ミュージックかと思っていた…
宝塚と無縁の先輩から、何故ゆえにこのタイトルが?
と、混乱しつつ、そこは辛うじて軽く流し、
「そう、アカペラで~」
と、無茶を押し通してみたのですが…

すると、直後に、部長が、
「これ、かけようと思って」
と、CDを取り出して来ました。
『蛍の光』
…あるんじゃんっ!

早く、早くかけましょう!!
しかし、私には、音響をどこで司ってるのか、わかりません。
先輩に、
「何、これ?」
と聞かれ、
「部長が出してきたよ」
「え?あるんだ?」
…やっぱり、同じ反応です。

早く、早く、早く!
と思っていると、ほどなく、CDが再生……
終わりのムードになって来ました。

ほらほら、終わり!
(注:まだ、一応、閉会の時間になっていません)
昨年何を片付けたって、一番の印象は、
そこらに立っている「のぼり」でした。

その「のぼり」には、
「いらっしゃいませ」のような言葉が書いてあり……
いや、もう、「いらっしゃいませ」でもないだろう?
と、私は、とっとと、のぼりの撤収を開始したのであります…勝手に(笑)。

でも、部長も、すぐに、社旗を撤収にかかったのですよ?
じゃあ、もういいってことじゃん?
…絶好調、勢いづく私。

早く片付けを終わろうとしたら、
言葉は要らないんですね。
片付ける姿を率先して、見せること。

全ての女子社員が、何にも言わなくても、
どんどん、のぼりを片付け始めましたよ。ふふ、してやったり。

しかも、昨年やってるから、
私は、要領を完璧に得ておりますので…
ちょっと忘れちゃってる人にも、横から口出したりして。

早く帰りたいのは、みんな同じなんですね。
私が、てきぱき動けば、
やはり、ちゃきちゃきタイプの人が、がっつりついてくる。
指揮系統に、
次は何?と指示を急かせば、
みんなも、どんどん動くのですよ?
早く、だとか、あれやってこれやって、なんて一言も言わずに、
完全に背中でリーダーシップを取ることに成功。

女子で出来そうなことは、
たったかたったかと済ませ、
「え?もう、終わったの?」
と、部長に言わせましたよ、ふふん。

最後には、
「もう適当なところで帰っていいよ」
と言っていただき、
全く遠慮なく…まだ、働いてる女子がいるのに、
「お先に失礼します!」
と、高らかに帰って参りました。
言った者勝ちです。
帰りたいアピール、成功?(笑)

実は、その直前に、お嬢ちゃんの姿が見えなくなり、
「は?お嬢ちゃんは?」
と、問うと、
「着替えに行ったみたいだよ」
と先輩。
何だとぉ?誰が、帰っていいと言ったんだ??
(注:直属の上司は、多分私のはず)

しかも、お嬢ちゃんが、先輩の財布を預かったままだと言うので、
ぷりぷりしながら、私も更衣室に顔を出し…
お嬢ちゃんがまだ、そこに居ることを確認だけして、
私は着替えずに……つまりは、会社の制服のまま(笑)、
コートを着て飛び出したのであります。

まぁ、朝も、制服を着て行ったんですから、
私はあんまり気にしない~のですが、
さすがに、劇場で、コートを脱いだら、ぎょっとされるでしょうね(苦笑)。

いやいや、そんなことを言っている場合じゃありませんよ?
本来、後片付けしたし、手を洗ってから帰って来たかったのですが、
時刻を見ると、ひょっとしたら、芝居のラストには間に合うかもしれない??
という可能性を感じたのです。
僅かでも、芝居に拍手を贈れるか、
ショーしか観られないか…は、
そこ、雲泥の差でしょ?

もし、明らかに、休憩中に劇場到着するしかない時間だったら、
そりゃ、手くらいは洗ったのですけど、
その手を洗ったことで、乗れる電車が変わるようならば、
一大事ですよ?

というわけで、
一人、駅に向かって走るのです。
方向感覚が掴みにくい感じがするのが、難点な場所なのですが、
どきどきしながら、走る。
どきどきしてると、人間、息が上がるんですよね~(苦笑)。

割と、待ち時間無しで、地下鉄は発進。
そして………
ああ!♪ともしびタイムを、車内で過ごすことに(涙)。

♪ともしびタイム、とは。
しばしば読んで下さっている方は、覚えていて下さっているかもしれませんが、
私が、この作品で一番、公爵の美しい場面、と思っている、
あの、♪ともしびが合唱される場面のことです。

遅れて行って、何時までに着席したら、
この♪ともしびタイムに間に合うのか…確認してあったのですよ。
大好きだから。
それは……15:30公演なら、16:50くらいのことでありました。

仕方がないので、
自分一人で、♪ともしびを脳内再生してみたり。
淋しいっ!
自分の席が、劇場の中にあるのに…と思うと、余計に淋しいもんです。

最後のみっしぃ嬢とのダンスも、
最後のジャム芝居も、
泣く泣く諦めるのは早かったのですが、
最後の♪ともしびタイムは……なかなか、諦められず……

物理的に間に合わないんだから、
諦めるも諦めないもないけどね。ふ。


で、日比谷に到着。
どうなんだろう?これは、…ぎりぎり、芝居の終わる前に着席出来るのか?
それとも、楽屋口の扉の中で、
舞台の音だけでも聞かせてもらった方がいいのか?
…と、ものすごく迷いながら、走る。

そう、♪ともしびタイムはチェックしていたくせに、
芝居の終わる時間は、ちゃんと確認していなかったのです。
詰めが甘いぃっ(笑)。

ショーが始まる時間は、17:40くらいだとチェックしてあったので、
芝居が終わるのは、17:05~17:10くらいの間なのかな?…という程度の認識ですよ。

で……
賭けました。
いいです、扉のところでもいいから、
一瞬でも、公爵の姿を拝みたい!
と…。

劇場のお姉さんは、
「大丈夫ですよ?お席まで、ご案内できますよ」
とおっしゃいました。
……って、あんな時間に駆け込む人なんて、何人もいない(というか、楽だけに、私だけだろう)から、
お姉さん方が、これを見たら、私のことを覚えておられるかもしれないわ…(恥)

お姉さんが、そうおっしゃるならば、お任せするでしょう。
でかい上に、硬い身体を無理矢理折り曲げて、何とかかんとか着席すると、
折しも、シェン氏とあにえす嬢が、仲良く銀橋を渡りはじめるところでした。

ま、間に合った!
(…え?何に?(笑))

何とか、あにえす嬢に拍手も出来たし、
公爵が颯爽と歩き出すところも観られたし…
上出来だったと言えるのでは……?

客電が入ると同時に、
人目に触れぬうちにと、お化粧室に飛び込み、
お着替えさせていただきましたが、
その後、出くわしたお友だちには、
制服の名残を笑われました。

ま、知らなければ、
そんなに、気にはならない程度ではないかと?
荷物になるから、あんまり着替えの種類を持ち歩きたくなかった……
というか、着替えが無くても、常に荷物が多い人種なんですもの、私。


ということで、
ショー以降は、何事もなかったかのように、
死ぬほど拍手に勤しみ、
千秋楽を満喫させていただいたのでした。
はぁ、やれやれ…ですね(笑)。

つづきの催促を下さった、ま さま、有り難うございました。
まさかの催促に、びっくり嬉しゅうございました。
スッキリしていただけましたでしょうか?

皆さまは、スケジュール管理には、是非気をつけて…
そして、最後まで諦めないことも、是非実践していただけたら……
…って、こんなしんどそうなのは、嫌ですよね(笑)。

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2 コメント

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感動のフィナーレ! ()
2012-03-24 08:51:09
と、そこにたどり着くまでのパッション!すばらしい!!
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恐れ入ります (foxytale)
2012-03-24 18:28:31
いや…
パッションというか、執念?(笑)

ひとつずつ、大切にすごさせていただいてます。
返信する

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