はなうたまじりにひとりごと

私視線で、観て聴いて♪素直に気ままに我儘に。主に宝塚の舞台のこと、その他諸々?についてお喋りを。

宙コパカバーナ語り・7

2006-08-23 22:52:30 | Weblog
宙組コパカバーナ、千秋楽おめでとうございます!
ああ、とうとう、千秋楽までに書き終わらなかった…
次のイベント、TCA音楽祭まで、まだ少しだけあるんで、それまではしばらくコパな気分のままでいようかな?
って、ちょっとムリがあるか(苦笑)。

☆無茶しないでよ、セニョリータぁ…
すっしぃさん、似合い過ぎ!
強そうな出で立ちなのに、情けなかったり、ヒステリックだったり。
「セニョール・カルロス!」と呼ばれて、樽の中から剣だけ掲げて振り回す、それだけで、嬉しくなっちゃう。
エル・ブラボーの劇中では、凄くカッコイイんですけどね♪

☆正義の味方、俺はすぐに首を撥ねてやるさ!
今になって、もっとちゃんと観ておけばよかったぁ~っ、と少し後悔なのが、エル・ブラボーの海賊の立ち回り。
人魚ちゃんたちは、落ち着いて眺めていられるのですが、海賊が出て来たら、そわそわしちゃってダメ!(笑)

初見は、まず、トニー(=『エル・ブラボー』)のせり上がりにびっくり。
「わっっフィギュア!
と思ったのは、私だけではないはず。ワンダーランドのOPのコムちゃんのせり上がりを、皆さんがそう呼んでいましたよね。
高らかな♪エル・ブラァボォォ~♪の歌声、そしてあの‘スピードせり上がり’で、すくっと現れる『エル・ブラボー』。その為に、つい早くからオペラグラスで待ち伏せてしまう…。(バカだぁー
だって、かぁっこいいんだもぉんッ!何度観ても、きゅん~としますね。
息止めて待ってて、で、すぐにオペラグラスを放りだして、拍手!(笑)

案外、上から見切れないスレスレのところまでせりを上げてあって、そこにかしちゃんがいるんだな、というのが、3階から見ると何となくわかるんですが。
その四角い穴を眺めてたら、その奥で、一瞬ふわっと…金髪のほんの先だけが舞ったことがありました。多分、首を振ったんでしょうね。
だから何?って事ですが、きゃあっと喜んでしまった私。
…ハイハイ、病気です。。。

『エル・ブラボー』としての立ち回りは案外短くて、結構あっという間に、銃を構えるリコに阻まれてしまうのですが、そのリコの至近距離から観劇したことがありました。
位置としたら、これは、トニーがリコを見る、その視線のおこぼれがいただけるじゃん?という席。結局、焦点がトニーに合っていた(ごめんね、タニちゃん)のですけど、どうにもローラの頭かで微妙に見えなかった、残念。
これが、前の方の席の難点ですよねー。(とんだ贅沢な愚痴だ…)

そんなこんなで、必死でトニーを追うあまりに、なんと、階段の上にいた?と思われる??サムを見たこともない。
あるとき、一瞬オケの前に落ちる人影を見たような気はしたのだけど…サムの声しか聞かず仕舞いだった事が、勿体なかった!
トニーのピンチに目が離せないんだもん…。追い詰められた、トニーの表情は、またまたこれが、美味なのです。

☆トニーにさよならだ
すっと伸ばされたタニちゃんの長い腕…響き渡る銃声。
ローラが、トニーに縋り付く…そこで、自分がそうしていることで、死に神を寄せつけまいとでもするように。
その必死さが、痛いくらいに伝わって来る…。こちらも、思わず拳に力がこもってしまう。
常に新鮮な緊張感が漂う、いい場面。

上手から観ると、伸ばした両腕を強張らせて、銃を構えたままのコンチータが、真っ白な光の中から現れるのが、何とも言えない眺め…。トニーには、そのコンチータが見え続けている。トニーには、何が見えたんだろう。
私は残念ながら、一度も下手から観ることが出来なかったので、その時のトニーの表情は、CSのお稽古映像の記憶と脳内合成するしかなく…!

☆天使が叩くティンパニーを聴いたんだっ♪
この場面のサムが、最っ高に可愛い。決してカワイコぶるんではなく、オトボケや、ご機嫌さや無邪気さなんかを、音の一つ一つに上手にこめてる。
緻密な作りの勝利。

楽しみにしていた「ぼくのもぉふぅぅっ!」は、ここで登場。全身で駄々っ子になっちゃう(笑)。
あまりのうるささに、私が飛んでいって取ってあげたいくらい。毛布を取り戻した、あの満たされた顔を間近で見てみたい。

「僕のおかげじゃないよなぁ」としょげるサムが傷つかないようにと、「大活躍だった」ことにしてあげる、トニーとローラ。
このサムの畳み掛けるようなテンポと、あわあわしちゃってる二人が、絶妙。
ここまで言っちゃって大丈夫かな?っていうトニーの顔…可愛い!

私は、サムの「ティンパニー」の発音が大好き。確かに、天使が叩いてます、あの「ティンパニー」は♪

☆僕はナイスガイだろ?まだわかんないの??
一歩間違えると、子ども番組の「よい子のみんな、元気ぃ?」になっちゃいそうな台詞が並ぶ…だけど、変に客席に入り込んで来ない距離感を保ち続け、ダサくしなかったのは立派。
綺麗にスィート気分のテンションに持って行きましたね。

ここで、幸せな気持ちを最高潮に盛り上げ、全身からローラが好きで好きでたまらないというオーラを出しまくっているかしちゃん。
溢れる想いでキラキラしちゃってる。「君も魅力的さ」の台詞の音に、ドキッとする色気をさらっと込めてきて。
こんな幸せが…いつまでも続けばいいのに。。。ね?


宙コパカバーナ語り・6

2006-08-23 00:15:19 | Weblog
やっと2幕に突入~。
こんなに語る予定ではなかったのになぁ。舞台をご覧になれなかった方にも、見所満載感だけは伝わるかも(汗)。
1幕の方が出来事の件数が多いので、2幕の方が短い…はず。
でも、なんかこれ、全部集めたら、夏休みの自由研究として提出出来そう…。

☆歳なんだよ。
今回のお盆日程は、かしちゃんのお茶会の翌日の次の日(蘭とむのお茶会)が休演日。多分、お茶会に参加されて日曜までで博多を離れられた方も多かったのでしょう。
休演日明けの火曜日から、お客さんの笑いのタイミングが、変わったのであります。言うなればヅカファンではない(苦笑)、一般のお客さんは、ココでかなりツボるらしい。確かに面白いけど…でも想像以上の笑いが来る。
他にも、コンチータが、「私の方がキャリアがあるのに」と言っただけで、もう笑いが…。なんで、そんなに年齢なの?

☆カステッリは殺し屋だよ、トニーは歌い屋!
子守唄で殺す気?
ここで、赤ん坊をあやすパントマイムをはじめる、サムとトニー。毎日少しずつ違って、最後に突っ込まれて終了。かし・トムコンビの息のあった所がみられる場面の一つで、毎回幸せに楽しみでした。

☆美貌は伊達じゃない…
ここも、頭を回りだしたら、エンドレス。
結局、グラディスに弱い、サム。♪弱く、タフ~じゃない♪なんて、情けない言葉の音が、たまらなく魅力的に弾んでるのが、妙に快感。
蘭とむくんは、決して所謂歌手ではないイメージなんですが、この歌は、見事に歌いこなしてましたね。上手いとか下手とか、そんな判断を忘れて、入り込んでました。
お芝居で歌うことができる人って素敵。

サムくんの持続しないキザり、第一弾。
その変わり身が、カッコ可愛い!

☆一度絞ったミルクは、牛の乳には戻せない…
これが、噂のホセおじさんか!
ホセおじさんがいけないのではなく、例えを使うタイミングがおかしいコンチータがいけないんだけど…「ホセおじさんは、バカだったから」って…おじさんのせいにしちゃうコンチータ!(笑)

ある時、コンチータは、うっかり、絞ると言う前に「もど…」と言ってしまいました。何食わぬ顔で言い直したのですが、るいちゃんは、可笑しいのを堪えていたらしい。「わかるでしょ?」「あんまり…」顔を見合わせ、笑うローラちゃんの顔が、素だったのが忘れられない。
願わくば、「あんまり…」ではなく、「全然!」と言って欲しかったなぁ、るいちゃん(笑)。

乱入するタニちゃんのお衣裳。
襟ぐりが大きく開いたシャツ。こういう衣裳は、高い位置から観劇すると、わくわくしちゃうものです。
何回目かの観劇、3階席から見下ろすと、非常に絶景で…多分私は、エロオヤジよろしく、ずーっとリコの胸元を眺めていたはず。あんなに素直に色っぽい衣裳だったっけ?と、大満足だった(コラコラ)のですが、その日の2回目の観劇で気づいた…あれ?さっきは、金のネックレスなんか、なかったゾ?
わざとつけずに出たのか、忘れちゃったのか、分かりませんが、本来はリコは、金のでっかい$マークのチャームか何かがどんと下がっちゃってるような金のネックレスをシャツのラインすれすれにつけているのですね。
それが、たまたま、なかった時に、上から覗き込んでいたという訳です。ひゃーラッキーだった
ちなみに、かしちゃんのエル・ブラボーのお衣裳も、、、楽しませていただきました

☆まぼろし
トニーとスティーヴンがシンクロしている場面、というかしちゃんのCSでの説明を思い出します。作者としてローラを愛しながらも、いつしかトニーの視線になっているスティーヴン。
観客もスティーヴンを見ていながら、トニーを求めるローラの気持ちにも引きずられ、ますますスティーヴンとトニーが混同していく。しかし、住む世界が異なる二人の決して噛み合うことのない幕切れ。
気持ちだけは互いを求めて、引き合う二人。泣き出しそうな(いや、るいちゃんの頬には涙が伝っていることもありましたが)二人の顔が、美しい二人のハーモニーと絡み合って、見事な幻想世界を生み出していました。
場面の始まりと終わりは、スティーヴンは自分の仕事部屋から。照明が当たらない中、シンセサイザーを前にたたずむ姿を眺めるのも好きでした。

☆チワワみたぁい!
なんで、チワワなのか、誰かに教えてもらいたいんですけど…。
ちゃんと星組さんでもあった台詞なんですね(とCSでチェック)。サムの膝を見て言うので、あの衣裳のことなんだろうとは思うのですが、マヤさんだったら、チワワに見えるってのでも無いし。

この台詞をはじめ、またしてもコンチータの軽快な台詞の間が最高。
そこにサムの「コンチータ、貴女を含めて…ね」。この、優しい「ね」の響きが、後の場面にまで耳に残って行きました。
どうして、コンチータが、リコに向かって引き金を引いてしまったのか。サムの言葉がしっかりとコンチータの胸に残るように、台詞が活きてました。
上手いなぁ、蘭とむ。