バリボーママのひとりごと♫

福岡発東京経由シカゴ行!ご主人様よっちゃんの仕事の関係でシカゴへ。約7年の駐妻生活を経て帰国、今に至ります☆

トンネル  week 1 彼なりの理由

2017年02月10日 | シカゴ中学校

連絡したその日の夕方、
家庭教師のセンセが来てくれて、
一緒に王子の話しを聞いてくれた。

たぶん親のアタシに話すより
アメリカで教師の経験のあるセンセに聞いてもらったほうが
王子も話しをわかってもらえていいと思ったし、
アタシも感情的にもならず、お互いのためだと思ったから。



家庭教師のセンセ、Kさんと話す。

Kセンセ、王子に紙と鉛筆を持たせ、
「今心で思ってること、書いてごらん」と。

王子の書いたのは…

勉強が難しい
宿題が多い
学校でずっとひとり、話す相手がいない
日本に帰りたい
友達が欲しい


アタシ、愕然とする。


勉強の成績も、ELの生徒の割にはよかったし、
毎日帰ってきたあとに「学校どうだった?」と聞いても
「うん、いつも通り!」と明るく元気に言ってたから。

アタシの中で「いつも通り」は
「いつも通り、楽しかった」なのだと思い込んでいた。

王子の中で「いつも通り」は
アタシにとやかく詮索されたり聞かれたりしないための、そして
アタシに心配をかけないための「いつも通り」だったのだ。


ショックだった。
まさか、学校で一人、
さびしい思いをしていたなんて。


学校には日本人の友達も一人いる。
でも彼の言う「友達」はきっと
日本にいる大親友のRくらい気心知れた安心できる友達なのだろう。


残念ながら、楽しかったはずの一時帰国が起爆剤となり
新学期を迎えて現実に戻ったその時に、王子の今までのがんばりが爆発してしまったのだと思う。


どうしたらいいんだろ。
途方に暮れるアタシ。


Kセンセからお母さん落ち着いて、と。
いろいろアドバイスしてくれて
まずは学校の校長Mrs Wと話し合い、
それからKセンセ同席のもと担任のMs Bともミーティングをすることになった。

解決策を見つけるために。