バリボーママのひとりごと♫

福岡発東京経由シカゴ行!ご主人様よっちゃんの仕事の関係でシカゴへ。約7年の駐妻生活を経て帰国、今に至ります☆

トンネル week4  視点を変えること

2017年02月17日 | シカゴ中学校

日々よくなったり悪くなったりを繰り返す中で
アタシも王子も免疫がついたのか(笑)
物事を冷静に考え、次の手を思いつくようになってきた。


王子も甘えている自分や逃げている自分に気付いたし、

アタシもこれがだめなら、これやってみよう♫とアイデアが浮かぶようになった。



毎週月曜日はいつもドキドキ。

行くのか行かないのか、
ごねるのかすんなり行くのか…

月曜日をポーカーフェイスで迎えるのがなかなか難しかったかな。



先週、week3は初めは順調だった。

月曜日、7つの授業のうち5つ、教室に行き、
火曜日、5つの授業に加え、ランチタイムにカフェテリアに行き、
水曜日、6つの授業に出た。

…まではよかった。

木曜日、4つしか行けなかったらしく
金曜日、2つしか行けなくて、おまけにランチも一人でオフィスで食べたらしい。


なぜ?
またなぜ戻ったんだろう…
順調だったのに。


木曜と金曜、特に金曜日はまた
元気なく帰ってきた。

おやつを食べながら
それとなく探る。

「今日は一週間の最後やから、疲れたね」というと、王子泣き出す。
そしてやっぱり授業に出るのはきつい、と…


この段階でひと月以上こんな状態なので、
もうほんとにセラピー送りか、もしくは環境を変えるため
転校するしかないかもしれない…とアタシも思い始めた。


少し落ち着いたところでもう一度よく話を聞くと、

授業に出られなくてオフィスにいるときに、
校長やソーシャルワーカーが様子を見に行くたびに
「あなたは授業に出なければならない、学校は学ぶところだ」と言い続けられていた、と
重い口を開け、話してくれた。

彼の言い分としては
出られる授業からがんばって出ているのに、
出られない授業の時にはオフィスで何度も出なさい、出るべきだ、と言われ続けるのがつらい、と。


ま、そりゃそうだ(笑)出られないからそこにいるのに
出ろ出ろと言われたらうんざりもするだろう。

でも、それは彼の理屈であって、学校側がそう言いたい気持ちもわかる。
アタシは大人だからね(笑)

王子にとってはそれが苦痛の原因だったらしく、
木曜、金曜の後ろを向いた行動の原因がこれだったのか!と気付く。


ピン!とひらめいたアタシは彼にこう言った。

『じゃあさ、オフィスいるとガーガーうるさいから、
なんなら授業に出て、な~んにもしないでも座ってるほうが楽なんじゃない?』と。

王子、明らかに目からうろこな顔をして…
『それもそうだね(笑)』と笑いながらちょっとほっとした顔でアタシに返事した。

そこから二人、作戦会議(笑)
次の月曜は校長にガーガー言わせないために、

①朝はいつもより早く行き、
②オフィスには寄るけど、校長に「今日は全部の授業に出る!」と宣言し、
③そのままオフィスにはとどまらず、授業をふらふらはしごする(笑)
④授業はわからなくてもいいから、ほかのことを考えてもいいから、とりあえず座っておく


ま、笑いを交えながらざっとこんな作戦を立てた。


そしてweek4のその月曜日、

作戦通り、
朝早く行き、オフィスで「全授業コンプリ宣言」し、
とりあえず一日を教室で過ごしてみた王子、

迎えに行ったアタシに向かって手を振りながら
学校から笑顔で出てきてくれた。

「お母さん、ぼく授業全部出れた!明日からも出られる。
校長からも何も言われなかったよん(笑)」と。


ちょっと自信がついた様子で
今のところ、元気に通ってます。

この翌日、ちょっと体調を崩し
早退したけど、そののちは
何も言われない授業にほぼ全部出ています(笑)。


ちょっと視点を変えてみたのが功を奏して
そのまま毎日何を言われているかちっともわからない授業をBGMに
元気にペン回しを練習する今日この頃。