風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

レイトショー

2006-12-19 22:13:20 | インポート

1_18 学生の頃「雨の訪問者」「明日に向かって撃て」などを見て、映画好きになったんだと思いますが、最近はレンタルDVDで映画を見ることが多く、ただ時間も無い時にも借りて見ないで返す事もあり、それだけは止めなくてはとこの頃反省しきりです。

今年は落ち着かない日々が続いていたのですが、何故か年末になって少し時間ができました。グループホームがほぼ完成し、新築2件着工し、団地調査が11ヶ所43棟ありますが、図面作業は終わって、調査だけになったからでしょうか。年末の映画に惹かれるものが多いので、夜9時過ぎからのレイトショーへ行きました。

まず見たのが「007カジノロワイヤル」前評判とおり「007ロシアより愛をこめて」に次ぎ好きな作品でした。インターネットを駆使するところは現代的なのですが、ストーりーは2、30年前のスパイ映画に近く、特撮アクションも少なくリアリティがあり好印象でした。毒殺されそうになりAED(徐細動器)を使うところは今風で、ポーカーの駆け引きも古くさく感じさせず面白く見れました。

特に興味を持ったのはベニスの古い建物が水中に沈み込んで行くシーンです。あのシーンでボンドが大きな浮き袋を銃で撃ち、下から水が溢れ出してきます。あれはベニスの海水水位が上がって来ているため建物が沈まないように浮かせておく為の大きな浮き袋なのでしょう。それを破壊することで建物は海中の中に沈んで行きます。映画としては最大の見せ場でベニスの現状の厳しさが感じられますが、浮き袋で建物を支えるのは無理ではないか(補助的な対策程度かな)、海水の上に4、5階建ての建物が浮いていて、沈んでいくのは建築的におかしいと映画を見た後でアレコレ考え込んでしまいました。

1_19 次に見たのが「武士の一分」月曜日の夜9時過ぎと言うこともあったのでしょうが、一番大きなスタジオに観客は6人、最後列の真中で見ました。ストーリも良く、配役も素晴らしく、主演の木村拓也も良い...のですが、何故か現代人キムタクを感じる..のが何となく良いのか悪いのか複雑な気持ちがしました。あと一作「硫黄島からの手紙」が見れれば映画の虫も治まりそうです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿