風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

木材検査と餅投げ

2014-12-04 14:12:42 | 日記
11月末でOCNのブログが無くなり、Gooに移っての最初のブログです。


11月14日建設中の住宅木材検査を行いました。
一枚目の写真はリビングの天井に見える大タルキ材120×240×5000mmを一本一本並べて木目や節を見ながら選んでいるところです。
2枚目は和室の柱材選定、和室の化粧材は本州材になりました。熊本県産材では育ちが早いため和室化粧材に適さないとの話です。
柱材90本は熊本県の木材プレゼントに応募し、抽選で頂きました。

棟上前に土台桧材に液状の炭を塗りました。予算の関係で風設計室の自主施工です。

11月29日に棟上を行い夕方から餅投げをしました。久しぶりの餅投げでしたが、子供達の歓声を聞いていると、多くの人に集まって祝ってもらう「餅投げ」はとても良いイベントだと再認識しました。
木材検査から2週間での棟上、プレカットが普及してきてほんと早くなりました。本音は手刻みでしたいのですが、中々諸条件で断念です。しかしプレカット技術も年々レベルアップしているのを感じます。


こちらはフードバレーアグリビジネスセンターの木材検査です。 県工事なので工事監理として使用木材の10%を検査しました。(製材所は全数検査です)一本一本寸法、重量を測り、小口をハンマーで叩いて反対側で音を計り、木材の密度を計測し、ヤング係数(曲げ強度)を測定します。この工事では杉材E70、桧材E90を確認しました。


フードバレーは4本組、3本組、2本組の柱を使って、鉛直加重を支えます。その柱と梁の組み方、ボルトではなく込栓を使うので堅木の30mm角を使います。
柱の断面欠損が少なくし、より強固な木組みにしています。
棟上は12月中旬になりますが、とても楽しみです。