風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

コンクリート打ち放しと木材

2017-02-27 13:04:03 | 日記

現在施工中の家具ショップのコンクリート型枠の状況、片側だけをコンクリート打ち放し壁にし、反対壁と屋根は木造で作ります。コンクリート壁は熱容量が大きく空調などへの影響が大きいため外壁側に断熱材(ブルー)を打ち込んでいます。パネル910mmごとに受材を挟み一緒に打込んでその上に透湿防水シート、ガルバニュウム鋼板小波板を縦張りで張って仕上げます。

木造部分の木材検査に山鹿の幸の国木材工業に建て主と一緒に行き、含水率・節の具合・年輪等を確認。山鹿周辺の杉は綾杉と言いますが、木材の質はいつもとても良く、安心感があります。

この建物は38Mの打ち放し壁に木造で4.8~5.2M幅で杉材120×300mmを1800mm間隔で掛け渡し、内部の化粧材として見せます。そのため大梁は大切な意匠ですので、じっくり確認しました。ブルーの扉は乾燥釜の扉で、人工乾燥が終わって出て来たばかりでくすんでいますが、これからプレナー加工して綺麗な杉の木目が現われて来るでしょう

 

 

先週末の2月24日のコンクリート打設に立会いました。垂直壁だけなので打ち込みは中々大変でした。高さは3.6Mあるため一気に打ち上げることは出来ないので、数回の分けて打ちました。2月で気温の低い時期なので、コールドジョイントは出来難いとは思いますが、ポンプの組み替えに時間がかかり、想定以上に時間を要したので型枠叩きを念入りに私も一緒に行いました。

綺麗なコンクリート打ち放しになるよう願いを込めて!! 9時から17時まで現場に居て叩いていたので、数日間筋肉痛が続きました。最近数日遅れて筋肉痛が酷くなるのは年齢のせいかと、つい気持ちばかり若いつもりでやり過ぎない様にしないといけないと反省です。

3月1日には脱枠3月6日の週には木造部分も組み出しますので、どんな空間になるか楽しみです。