風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

師走の青山・目白

2009-12-15 19:56:07 | インポート

「多摩の家」のOMソーラーの状況と今回工夫したサーキュレーションファンの設定を確認するため12、13日東京へ行ってきました。「ソーラーのお陰で暖房はほとんど使わず快適に過ごしている」と、10月から記録された毎日の温度記録を見せて頂き、詳しい記録にちょっと感動でした。

01_2 03_2 04 次の日、改築オープンした根津美術館へ、工事途中も外から眺めてて、NHKの日曜美術館や建築雑誌でも紹介されていたので、建物についてはほぼ想像通りでした。それにしても六本木・青山周辺の美術館密度が高くなってきています。根津美術館の茶器や掛け軸、特に青銅器のコレクションは見ごたえがありました。

Photo_2 02_2  付属する庭園は数奇屋式の茶室が4棟もあり、せせらぎがあり、池には屋形船が浮かび、鬱蒼とした雰囲気でここが青山の一等地であることを忘れさせます。今人気の美術館(隈研吾氏設計)ですが、玄関周りの鉄骨(メッキ処理)のボルト処理は隈氏らしいのかも知れませんが、なんとなくデイテールへの違和感があり素直に好きになれませんでした。

その後、目白の吉村順三記念ギャラリーの「ソーラーハウス」展へ、所員だった方(60代かな)からNCRビルの設計図を見ながら、当時の吉村さんや奥村さんの設計の取組み方など興味深い話が聞けました。

前日友人と飲んだお酒が少し残ってちょっと気分がスッキリしなかったのは残念でしたが...