風 雑記

建築とその周辺で感じたこと、思ったこと

まねき猫の家

2005-09-30 21:39:20 | インポート
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9月9日に三角西港の事を書いて、レストランのテラスからとムルドルハウス(館は間違いです)の写真を添付しましたが、熊本の事をあまり知らない人も見られているようなので、遠景からの西港の写真を載せます。丁度右側に築港記念館(オランダカフェ)左にムルドルハウスが見えます。奥にはアールデコ風の郡役所だった龍驤館と洋館の浦島屋が建っています。興味のある方は三角西港のホームページを見られると詳しい歴史や写真が見れます。
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この西港の反対側の小さな入江に大きなまねき猫の飾りがある家(お店)があります。熊本から天草へ向う時は丁度カーブになり気付きませんが、天草から帰るとき一瞬見えます。何となく不思議なロケーションの処にトトロの世界のようにひっそりと建っていて、此処へ来る事を決めていないと入れません。熊本方面に向って通り過ぎるとすぐ引き返えす場所が無く500mm程先の空地まで行くしかありません。そんな事もあってまねき猫を作られたのだと思いますが、造りが可愛く惹き付けられます。
入口にはレストランと美術館(地蔵美術館?)、そして占いの看板も出ています。(何とも言えない組合せです)
私はまだ入った事はありませんが、中がどんな風になっているか想像していると楽しくなります。寄ってみたいような寄らずに想像を楽しみたいような不思議な気持でいつも通り過ぎています。


出仲間の家

2005-09-27 21:54:30 | インポート
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今日は出仲間(地名:いでなかま)の家の竣工検査の日でした。相談を受けてから一年以上経てこの日を迎えました。
2世帯同居の住まいの増築(1F両親、2F息子さん夫婦+子供さん2人)で、ご両親のご自宅(20数年住まわれた)一部を残し大半を建替えました。工事中の間、残された部分(8帖程)で生活されたご両親はさぞ大変だっただろうと思います。
建設できる場所が限られていたので、増築部はシンプルな総2階建てになっています。熊本市内で廻りは住宅が建て込んでいるのですが、北側にはエアーポケットのように田んぼが広がっていて、たわわに実った稲穂が借景になってくれています。玄関ホールは共用スペースですが、もしかすると此処が最も贅沢な場所かもしてません。入口と北側の田んぼがつながったような空間です。そこにオープン階段があり、2階廊下はスチールグレーチングで開放されています。(建て主の要望です)外構工事がまだ残っているので、南側外観のご紹介は次の機会にしたいと思います。
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日曜日

2005-09-25 19:03:52 | インポート
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日曜日は毎週熊本みなみYMCAのジムへ行き汗を流します。
だんだん体力の低下を感じる年齢になって来ていることもあり 、ジムで一時間半ほど運動し、サウナに入ると何ともいえない爽快感があります。現在の体力が確認でき、次の週の活力になっていると感じます。ストレッチ、バイク(自転車こぎ)、ウエイトトレーニング(9種×15回 2セット)ウォーキングマシン(15~20分)以前は運動すると負荷を増やしていき、辛くなって長続きしなかったのですが、今はなるべくペースを変えず楽な日も苦しい日も同じペースで続けています。
建物のメンテナンスと使われ方も確認出来、実益と楽しみを兼ねています。
今、南側に保育室増築の相談を受けていますが、予定部分(場所が限られ、狭い)に雨水排水、汚水排水、給水、電気幹線が埋設してあり、基礎の形状と建物位置が上手く配置出来なくて悩んでいます。ジムが終わって廻りをウロウロ、「ウーン、難しいなあ」とひとり言。
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M・C HOUSE

2005-09-24 18:09:50 | インポート
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昨日は「M・C HOUSE」 友人でもあるI先生(高校の美術の先生)自宅の完成祝いでした。9月末だと言うのにまだ残暑が厳しくリビングのシーリングファンが大活躍しました。中央にチークの一枚板のテーブルがあり、10名程が腰掛けられます。窓枠や梁などいたる処に置物が置いてあり、本はまだ半分程ダンボールに入っています。アトリエ(スタジオ)の本棚(全ての四面壁)、小屋裏収納(8帖)を設けましたが、それでも本が納まりきれないそうです。
本が沢山あるとは聞いていましたので、小屋裏として使える部分は全て使い切る様にしましたが、他にも置物、絵画、ポスターなどこれほど沢山持っておられるとは知りませんでした。量的なこともありますが、一つ一つが質が高く存在感があります。I先生の審美眼によるものでしょう。
住まいづくりは住み手の様々な与条件と設計者が構想する空間のコラボレーションですが、今回ほど住み手だけでなく物が発するエネルギーが強く空間に影響することを改めて感じさせられました。
お祝いは奥さんと子供さんによる手料理が素晴らしく、楽しい初秋の夜のひとときを楽しみました。
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快晴

2005-09-23 12:41:16 | インポート
HORI

昨日は天草の現場定例会議でした。10時、完成間際の住宅の足場解体前検査を行い、照明安定器や表札、郵便受枠の色などを決めたのですが、塗装の職人さんがそれぞれに自分の意見を言ってきます。(技術的なクレームに近い) 少しムッとしながらもデザインと技術の間で判断している事を話しながら納得してもらう。(もしかすると納得してないかも)本当はこんな人が良い職人さんだなと思いながら、次の現場へ。
hondo

天草へはほぼ毎週行っていますが、今日の天気は最高でした。遠くまで綺麗に見渡せて、木々の緑も鮮やかで2時間の行程があっと言う間に過ぎました。
NWSCA

天草の現場は外壁のパネルの建て込みが終わり、全体像が見えてきました。スポーツクラブ(温水プール・トレーニングジム・エアロビクススタジオ)の移転新築工事(11月中旬に完成)、これから2ヶ月間多くの職種が重複し、急ピッチで完成に向って進んできます。この時期に設計者がイメージしていた事と現場が理解していた事との食い違いが表面化して来て、手戻り工事になることもあります。気の抜けない時期です。