9月22日(日)天草市民センターであった熊本アートポリス 天草市庁舎公募プロポーザル二次審査に行きました。
公開二次審査は5者 新居千秋都市建築設計 ㈱都市環境建築設計所 梓設計+SUEP 現代計画+野沢建築工房JV 山本理顕設計工場です。12:30~18:00近くまで、各者の説明と質疑、全体質疑、最終審査と講評まで6時間の長丁場で、熱のこもった内容で結果山本理顕設計工場が最優秀賞になりました。
最優秀賞案は最も魅力的であり、最も難しい建築だと思いました。建物内部は行政機関ですが、外部は地域に開放されています。市庁舎でありながら地域のつながりをつくり出すクラブハウスであり、特産品アンテナショップなり、祭りや催しの場にもなる。そして観光拠点にまでつなげるこれまでにない新しい試みに挑戦する市庁舎です。
地域住民と行政が一緒になってこの新市庁舎に夢と愛情をそそぎ込めば、天草のシンボルとなり、地域間のつながりを強め、観光の目玉にもなる大きな魅力を持っています。ただ開放された坂道や屋上広場は実際の運営や管理の問題などの検討とシュミレーションを確りしないと使いこなせない事態も考えられます。
他の提案も庁舎と市民の関わりをコンセプトにしていましたが、最優秀賞案ほど全面に据え挑戦的な案はありませんでした。ある意味この提案を選ぶ勇気を試されていて、それを選んだ審査員の思いに熱くなるものを感じました。
今回のプロポーザルは全国公募と共に地元協力事務所も公募され、全国公募には東京+地元事務所での応募もあったのですが、二次審査に残らず、結局地元応募の私達チーム 風+IGA+廣田都市・建築+フジモトが協力事務所候補となりました。最終審査後お見合いとなり、両者が納得の上共同企業体を組むこととなりました。
天草の新鮮な魚を食べたいと生簀のあるお店で(愛嬌のある浮きのくまもんが浮かび)、海鮮どんぶりを食べました。(それも昼夜2回も)