AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

引上げ時

2018-06-27 12:30:00 | ドラム
以前から、スタジオで現在預けているスネアのパーツがそれなりに危うい状況に来ているとココでも書いていた。

で、引き上げの際に何を代わりに持って行こうかというのを考えていた。
正直、現在メインとして使っているスネアに関しては手元手元に置きたいので、それ以外で・・・という事になると、実際練習用としてうってつけなスネアが無かったりする(苦笑)。

サイズが無いんだよね、練習用として使おうと思えるものが。
できるなら14 x 6.5というサイズが良い。ココがオレの使うスネアの基準だから。

なので、色々と物色していた。
使うんだったらそこそこ値段いっても良いんで、いっそのこと木胴のスネアにしようか、と。

そんな矢先に、ある人物からスネアをプレゼントされた。



GRETSCHのRENOWNシリーズ、RN2-6514S。

このシリーズは、GRETSCHの中ではリーズナブルな部類に入っており、ヴィンテージ感の強いメーカーの中では中々剛胆な仕上げをしている。


GRETSCHといえば、って事で、シェルの内側にはしっかりとシルヴァーインテリアが塗装されている。


まァ、色々と曰くのある塗装なんですがね(笑)。

確かに、「スネアあと一台、考えてんだよな」という話はした事あったし、だからと言って買ってくれと特に強く要望した覚えはない。

このスネアに関しては知ってる。
色々な意味合いでかなり安い値段で買えた筈だってのは(笑)。

ケドまァ、ソレくらいで良い。
あんまりにも値段張るものを買ってもらうよりは、こっちとしてもそこまで気づかいする必要は無いし、いかにリーズナブルなシリーズとは言え、実際購入するとなれば、それなりの価格はするものだからね。


で、元の仕様からまた変更をしていった。
今回は、以前にやってみてしっくりこなかったもので今一度挑戦を試みる。


PURESOUNDのCPB1424である。
実のところ、以前に使用したものは現在CRUSHのアクリルスネアに見事ハマったのでそのままにしているんだが、今回は全て販売時に付いているパーツを使っての挑戦。
本来、このスナッピーはワンタッチで取り外せる方式のベルトとフックが付いている。
当初やったスネアでは相性が悪かったのか、いかんせん密着度合いに不安があった。

今回RN2-6514Sは、今のところ不具合もなくちゃんと装着されている感じなので、あとは実際に叩いていってどうなるかだろう。

そして、再挑戦としてヘッドはコイツ。


EVANSのHeavyweight Snare。
この組み合わせが、当初やってみたスネア(そのスネアってのはYAMAHAのカパースネアなんだが)じゃあ全然納得のいく鳴りが得られなくなってしまったんで、ヘッドは結局破棄。

ただ、あのスネアにとってオレが欲しい音が得られなくなったって話で、ヘッド自体の質は悪い感じじゃなかったと思う。
それに、今後スタジオで長期で使う事を想定したら、このヘッドくらいの耐久度は最低でも必要。

スネアの素材がメタルではなくウッドという点に於いても、感触の違いは相当あるだろうが、もしかしたらこの組み合わせ、ウッドに向いているかもしれない。

あと、実はテメェで所持しているスネアの中で、ウッドで6.5″の深胴は初めてだったりする(笑)。
これまで色々入手してきて、やはり使うならばメタルは6.5″、ウッドも最低6″は欲しいという結論に達した(ウッドは欲しいやつだとモノによっては5.5″しかなかったりするので、そこは妥協する)ので、今度手に入れるんだったらウッドの深胴だな、と。


ん?!
その前に買ったスネアが最後になると書いていたが、何か?
アレはメタルとしては最後になり得るだろうって意味で、それも「これで終わる」と断言はしておりません(笑)。

それに、
折角のプレゼントものだ。
できれば、しっかりと長く使っていきたい。

遅くなった誕生日プレゼント、かね。
使っていって、良いものだと報告できるものに仕立て上げたいね。


苦肉の策

2018-06-23 03:28:00 | スタジオ
先程、スタジオから帰宅。

流石に連勤折り返し地点でスタジオ入って歩いて帰るのはかなり堪える。
正直なところ、今日ほど個人練習でここまで詰める必要あるんだろうか?と感じた事はなかった。

現状バンドでの練習が全然出来てない腹いせで、かなりの頻度でスタジオに赴いてやっているのだが、心身共に摩耗されているのが自覚できる。

ちょっとストップした方が良いかもな。
やらないと不安に駆られるのは確かだが、これ以上は悪戯にドラムを叩くという楽しみを薄れさせていく事になりかねない。
自宅での練習はやれる時にやっていくが、スタジオに入っての練習はちょっと控えようかね。


ま、そんな疲弊に繋がるのを少しでも紛らわす為にとった策が、コイツを引っ張り出す事だった。


Masterwork meritamon 14 Hatsである。

Masterworkはトルコのシンバルメーカーで、ドラマーが想像するトルコシンバルの想像の域通りの鳴りを提供する。
取り分け、代表格に当たるJazz Masterというシリーズが、日本でもこの手のシンバルに目ざとい人には好評で、一時期かなり注目を浴びていた記憶がある。

オレもJazz Masterに関しては、ダークで粗っぽいが音の粒が判然とする点で、一般的に知られているトルコ系シンバルとは一線を画す存在として認知していた。

当時ロックインに居た時に、所謂トルコ系シンバルフェアをやっていた煽りで、オレも欲しくなったモンだ。
ただ、そこに並んでいる支持の高いものを手に入れるってのは、何か流されてるようで嫌だという、いかにも天邪鬼な考えが走り(笑)、結果選んだのが上記のmeritamonである。


このシリーズはシンバルを一度表面を錆びつかせてから(原理としてはナチュラル加工)、そこに深いレイジングを入れていき、独特のデザインを見せる。
現在は生憎廃盤となってしまったシリーズだが、鳴りは中低~中高域の範囲で、繊細且つ円やかな響き。
音量に於けるダイナミズムは広くないが、ハイハットとしては十分な存在をアンサンブルの中で発揮してくれる。

当時は何となくで購入して、使いどころが無いと思って持て余していたものだが、今であれば何処でも使っていけると感じている。

繊細な響きなので当然ながらジャズ/フュージョンに適しているが、ロックでも全然いける。
寧ろ、ハイハットは低音の主張がある程度あってほしいと考えているオレとしては、このくらいのダークさならどんな音楽形態でも使えると感じる。


ココ最近、久々に会った知り合いがIstanbulでハイハット購入を検討していると話してしたので、オレも一つくらいトルコ系持っておこうかな~と思っていたが、考えてみりゃ持ってたじゃん、コイツとなって、引っ張り出してみた次第(笑)。

コレはもう完全に気分転換用なので、今日スタジオで預かってもらっているシンバルケースにぶち込んでおいた。
いよいよあのケースもえげつない重さになってきたな(笑)。

あとはもう一つ、ライドだな。
スタジオ練習用として使うなら、うってつけのものが一枚あるんで、いつかの機会に持ち込むとしようか。

伝承

2018-06-19 14:10:00 | ドラム
まァ、興味本位でこんなのを入手した。


TAMA HP50。
メーカーでは現在、クラシックシリーズとして、昔ながらのデザインのハードウェアを新発売している。
このペダルは、その中のひとつ。

スプリング機構が上に伸びる様に設計されているのが外観として特徴になっているが、実は昔のペダルって、この機構が一般的でもあった。

但し、見た目だけのシンプル設計だけに留まらない。
このペダルは、現代的な機能もしっかりと備えている。

特筆すべき点は、ペダルのフレームの高さを調整できるところ。
この機能の利点は、小口径のバスドラムに対してペダル自身の高さを低くできる。つまり、今までだったら18"バスドラとかであれば、ともすればリフターを付けなければペダルをちゃんと設置する事ができなかったりしたのが、このペダルは単体でベストポジションを得ることが可能(因みにフレームの一番高い位置は、22"に対応)。

また、それに合わせてフットボードの高さもある程度いじる事が出来る様になっている。
チェイン部分は、カバーで固定されているだけなので、そこを取り外せば簡単にフットボードの長さを調整する事ができる(箇所としては3段階程度。あとはチェイン自体の長さを自分でカスタムするしかない)。

肝心な踏み心地は、いかにもシングルチェイン仕様のペダルという感じで、軽く素直な動きで、良い意味でムラのある音の鳴らし方ができる。
アンダープレートが無い割にはフレームの作りがしっかりしているせいか、フットボードの横揺れが殆どない。
パワーを引き出そうと思えば、相応にバスドラに伝達できる点もイイ感じだ。

機能性を考えれば、価格も高くなく、しかもペダル自体の踏み心地もちゃんとしている。
多機能が纏わりついて踏み心地/ドラマーの操作性を殺しているペダルとは違い、往時の使い勝手の良いデザインと現代だからこそ考え抜かれて備わった機構の合わせ技。

伝承的ペダル、と言えるかもね。


時間との押し問答

2018-06-10 00:00:00 | ノンジャンル
漸く出来上がった。


「獰猛は幽かなものを包むが為に」。

正直言って、タイトルとは描写がケッコーズレが生じていたりするが、描こうとしたものには近いので、このタイトルに。

あとは、紫を使って、自分の本領発揮した描き方で行きたいと思っていた。
コレは4月に入った辺りから考えていて、実はMitch氏とも話したりしていた。

その際Mitch氏に、「紫に合う色は黄色。色を追加するのであれば、相対しながらも調和のとれるこの色が良いと思う」というアドヴァイスを戴いたので、試してみようかと思ったのだが、今回に関しては再び単一色で完結させたいと思っていたので、紫と黄色の組み合わせはまた次回にとっておきたい。


しかし、
やはり着手するとなると、出来上がりまで時間がかかる。
オレの描き方だとどうしても長時間になってしまうのは当然だとしても、問題は長期集中で行けないところ。

まァこれも仕方ない。
仕事帰ってからで精神的にやれる余裕があるかどうかも関わってくるし、やれたとしてもせいぜい2時間くらいが限度。

休日に差し掛かる日であればそれなりに時間をかける事も可能だが、だからといって集中して一気に終わらせる事が決して良いとも限らない。
クールダウンは何処かで必要。勢い任せでいきたくない箇所もあったりするので、そこは意図的に止める。

ま、そうやって時間がかかっていっちまってるワケだが(苦笑)。
今回は特にペン入れが多かったから尚更だな。何せペン一本じゃ足りなかったくらいだ。

次描くものはどうしようかな。
紫は暫く控えたいし、その場合黄色との合わせでやる事も考慮した表現に持って行きたい。

もっと創作意欲が沸き上がればな・・・・・・なんてのは下手な言い訳だな(笑)。
感性と理性との狭間から、描く事は生まれるから。

あと一つ。

2018-06-02 00:47:00 | スタジオ
さてさて、ようやっとコイツを試せた。


UFiP Tiger 20 Ride。

UFiPはイタリアのシンバルで、実はかなり昔から日本にも入ってきていたブランド。
十数年以上前に一度取り扱いが消えていたが、現在は復活。再上陸してからは約10年近く経つか。
Tigerは、再上陸してから新たに発表されたシリーズで、当時カタログが出回っていた際に堂々と表紙を飾っていたのも印象的だった。

とは言え、実はこのシリーズどっちかというとUFiPの中では低価格帯の部類に入るもので、まァ言ってしまえばインパクト重視型。
音域の範囲も比較的ストレートな鳴りに焦点を当てたもので、メーカー推奨ジャンルも狭い感じに記されていた。

ただ、
オレが使っていた感じとしては、実際のところもっと広い範囲で使っていけるシリーズであると思った。
昔、このシリーズが出て来てからそんなに月日も経っていない段階でチャイナを購入したんだが、思っていた以上に良い鳴りがしたのにビックリした(購入対象として、Class Brilliantも試してみたが、イマイチ響くものがなかった)。

以来、Tigerに関しては気になっている人間に対して絶対の自信を以て教えてあげられるし、モデルによってはお勧めもしてあげられる。

今回のこのライドも、その一つになる。
元々硬質なアタックが、中高~中低域にかけて明確に発する響きを持っているので、ライドのピング音はしっかりしている。
その上で、倍音が暴れまわるという響きで、演奏している方からしたら、いかにもハードプレイをしている感触である。

ただ、ウルサイってワケじゃなく、粒立ちと荒々しさを良いバランスで保ちながら、抑え込まれた音域でその力強さを存分に主張するという、実際かなりまとまりの良いシンバル。
以前からこのシリーズは、PAISTEのRUDEに近しい匂いを感じ取っていたんだが、このライドを耳にするにあたってその印象は強くなった。

断っておくが、近しい匂いがするのであって、決して似ているというワケじゃない。
RUDEと比べたら、断然鳴りは控えめだし、あんなギラギラしてないからな(笑)。

インパクトのある見た目に対して、実は鳴らし方にコツが必要だったりするという、叩き手の明暗を分けるシリーズだったりもする。

このTigerで良い音だと他者に思わせる鳴りを出せたら、ドラマーとしての腕も立証できる。
奥が深いというよりは、じゃじゃ馬な感じだケドね、オレからしたら(笑)。

さて、このライドが手元にきた事で、Tigerシリーズはあと一枚、クラッシュがあれば基本的なシンバル一式が揃う形になる。

ここまで来たらあと一枚、18"くらい何とか入手しちまいてェな。
まァ、あとは12"のスプラッシュもあって良いかもな。

いつかは、あるドラマーとUFiP対決したいモンだわ(笑)。