AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

断捨離

2017-07-30 22:36:00 | ドラム
ちと身辺整理を。

現在、手元にあるシンバルを処理している。
まァ、つっても所持している数からすれば微々たるものだがね。

ぶっちゃけ、今この段階にきて使用するシンバルって、もう決まっているんだよね。
メインがPAISTE、その次にMEINL。あとは気まぐれでUFiPとZildjianといった具合。

で、
結果処理の対象になったのはSABIAN。
この一部を、知り合いのドラマーに手渡す事にした。

やっているジャンルはオレとは少し違うが、ロックバンドをメインに活動している人なので、今回買い取ってもらうものは大いに使ってもらえるんじゃなかろうか。
あげるシンバルはHR/HM系で使う様な仕様のものばかりだから。

手渡すにあたってチェックしていたんだが、使っていた時を思い出したね。
あの時はしっかり使ってたよなァ、と。

今でも、それらは充分に使える状態。
ただ、今のオレは使う時が無い。

今後はもしかしたら・・・なんていう事もないだろう。
メインで使うものは相当な数を占めているし、先に挙げたシンバルの順序がこの数年崩れていない。
その結果として、SABIANのシンバルたちはこの歳月まで眠ってしまっていたワケだからね。

実戦使用もちゃんと視野に入れるという事なので、オレとしてもライヴで使っている状況を見てみたいという楽しみが出来た。
正式な第三者として、それらがどんな響きをバンドに与えているか聴きたい。

きっと他者からしたらうるせーんだろうなァ(笑)。
オレからしたら、ライド以外はそんなでもなかったケド。
あ、だからこそライドは特に気になる。自分側からでも相当鳴ってるという感触の強かったものだから、外音に響くそのインパクトを是非とも味わえたらな、と思っている。

断捨離は一先ず終わり。
その際、スタジオで使おうと思っていて行方知れずになっていたシンバルが出てきたので、今後またスタジオでの練習に楽しみが増えた。良い事だ。

歩み止めぬ

2017-07-21 13:54:00 | 音楽・ライヴ
現在、DECAPITATEDの『ANTICULT』を繰り返し聴いている。

彼らはポーランドのエクストリームメタルバンドで、初期は同郷の大先輩であるVADERとも同じデスメタルの括りで語られていた。

バンドは平均年齢に見合わぬほどの高度な演奏力を持ち合わせていたのが世界的に注目され(結成当時の平均年齢は確か14歳くらいだったと思われる)。
そんな彼らがどんどんと音楽的進化を遂げ、頂点と見なされたのが4th『ORGANIC HALLUCINOSIS』だろう。
DECAPITATED流のテクニカル・デスメタルを極限まで磨き上げたその内容は、個人的にはポーランドから出てきたデスメタルの極みにある種到達していたんじゃないかと思っている。

しかし、
バンドはそのアルバムのツアー最中に、不慮の事故に見舞われ、メンバーが崩壊する。
特に、現在中心人物であるギターのヴォッグの弟である、ドラマーのヴィテックがその事故で亡くなった事はあまりにも大きく(当時ヴォーカルであったコヴァンも、一命は取り留めたが今も再起不能状態)、バンドは活動休止を余儀なくされた。

そこから復活した時のヴォッグの想いには、色々な覚悟はあっただろう。
復帰作『CARNIVAL IS FOREVER』から現在に至るまでの作風は、正直言ってデスメタルという言葉を使う事を躊躇われる音楽形態になってきている。

依然不穏な空気を生み出しているが、7弦を使用したギターリフはシャープさよりもへヴィさを押し出しており、ドラムに合わせた持ち前の切れ味が減退している感覚が否めなかった。
この点は従来のファンからの非難が出てくるのは明確で、特に6th『BLOOD MANTRA』は、PANTERAを筆頭とした90年代型アメリカン・パワーメタルに顕著な横揺れグルーヴを感じさせる(ギターがそう感じさせるところが間々あり、全体としてはファストで切れ味も損なわれた感は無い)点が、一部では不評を買ったようだ。
まァ余談だが、ブラストビートが楽曲に殆どなかった(最初の2曲の“鬼の様なブラストビートの嵐”を除けば)というのも理由の一つになるんじゃないだろうか。デスメタルファンの中には、このジャンルはブラストが入ってこそ、と捉える人間も多いだろうからね。

この辺りは、DECAPITATEDの周辺に於ける反応。
ただ、個人的には、彼らの現在の音楽的変化には否定どころか敬意を払いたい。

『ORGANIC HALLUCINOSIS』で、彼らは既に『CARNIVAL IS VOREVER』へ移行する様な音楽形態を見せていた。
時折覗かせるジェンティな演奏展開は、この2作品に共通している点であり、そこからよりダイレクトに図太い骨格で音楽性の勝負を仕掛けたのが『BLLOD MANTRA』であった。
こう考えると、今回の『ANTICULT』は「デスメタル→90年代アメリカン・メタル要素のあるハードコアメタル」の流れを経て、「バンドとしてのエクストリームとは?」に改めて答えを出してきたアルバムだと言える。

元々、このバンドが出てきた年代を考えると90年代~00年代に出てきたバンドに自然と影響を受けてきた筈。
「スラッシュよりも、へヴィなグルーヴへ」という、メタルでは言わばPANTERA時代でもあった。

誤解を恐れずに言えば、当時のメンバーではどうしても出せなかったヴォッグのルーツの一つが、今大々的に見せれるようになったのではないか。
そして、悲劇に見舞われた元メンバーに敬意を払って完成させたのが『CARNIVAL IS FOREVER』で、DECAPITATEDとしての新章は実質『BLOOD MANTRA』からだと捉えている。

このバンドがこれから進む方向、そして絶対に忘れる事の無い要素を今一度確認/統合させたのが『ANTICULT』である。

ドラマー視点からすれば、ブラストビートが今回は各楽曲の随所に入り込んでおり、相変わらず容赦ないツーバスによる音の砲撃はマジでドラマーいじめとしか思えないほどに苛烈(笑)。
テクニカリティも相変わらず高いが、それ以上に今回は猪突猛進的な勢いが感じられる。

このバンドは基本的に、アルバムとして10曲も作らない。
曲の密度が半端ないから、8~9曲くらいでも充分だと感じる事を察知しているんだと思うが、そこを踏まえたうえで個性の出た楽曲を、特にこの数年は丹念に作り上げている様に思える。

バンドの凄さは、実はそこにある。
だからこそ、多少グルーヴィ路線に入ったとしても、持ち前の不穏さを醸し出すリフ運びは色を失うどころか強烈さを帯びている。
この数作での楽曲の骨格の太さは、驚異的な攻撃性へと転化もされ、バンドが未だ加減知らずのエクストリームメタルである事を知らしめている。

元々、オレ自身が90年代のアメリカのメタルをルーツの一つとして持っているのもあるので、彼らがその辺りの要素を持ってきたとしても、年代的に特に不思議ではない。
しかも、元来持っている不穏性(そこにヴォッグの、DECAPITATEDの真髄がある)を捨てる事なく融合させている点で、バンドらしさを感じさせる新たな刺激は進化と見て取れるので、肯定的にもなる。

正直、彼らが『ORGANIC HALLUCINOSIS』から大した変化もしなかったら、自分の中でこれほどまでに気になる存在になっていただろうか?と思っている。

あの時確かにカッコよかった。今だってカッコイイ。が、これから一体どんな感じになっていくんだろう?
こんな好奇を寄せられるバンド、今オレの中にはDECAPITATEDくらいしか居ない。

確たる個性を持ち合わせたバンドは、良くも悪くも普遍性が強くなる。
だが、その個性を逆手にとって様々な変化を見せられるバンドは、実際少ない。
オレにとっては、かつてNEVERMOREがソレだった。

そう、彼らにはNEVERMOREと同じ匂いがする。
アルバムごとに不変と変化を突き付ける近作は正にそうだ。

絶対的な個性を持ち合わせている為に強い信頼を寄せながらも、どう転がっていくかの一抹の不安さもあるバンド。
オレにとって、本当に音楽的影響を与えてくれるバンドというのは、そーいったバンドである。

歩みを止めないで進むこのバンドの前途が、どうか再び悲劇で閉ざされない事を願い、これからの活躍にも注視したい。

ドカンと

2017-07-15 23:38:00 | 音楽・ライヴ
急遽、Heart Beatの魔王ことジェイソン氏より要請があったので、DAMEDETHとしてライヴを行った。
現在、一身上の都合により基本ライヴ活動は控えるようにしている(E.O.D.はその旨了承してもらって、現在活動休止中。やっても良いのだが、あの人脈のバンド活動は先ずスタジオ入りで金をケッコー食うのもあるので、主だった活動は今は控えたい)が、今回はノルマ無し。それに、DAMEDETHであれば、既存の曲でやるなら特にスタジオ練習必要なく、土壇場でも「じゃ、やろうか」という状況でいけるので、話も早い。

とは言っても、今回は2人。ベースのシコ氏が仕事でどうしても都合つけられないので、超DAMEDETHで臨む事に(笑)。
しかも今回のライヴは3バンドのみというのもあって、持ち時間40分というオイシイ内容。現状DAMEDETH(及びWRECKON)のメンバーは全員ある意味ボロボロなので、この要請は有り難いやら申し訳ないやら・・・。

まァ、ともあれライヴをさせてもらう事に変わりはないので、ココはジェイソン氏ともドラム談義の旬なネタとして、早速YAMAHAのRLS1470を持ち込んでみた。
この間「一発目はWRECKONで」、って言ってたじゃねェかよと、早くも軽い掌返しをしたワケだが(笑)、その甲斐あって、ジェイソン氏の反応はすこぶる良かった。

「良かったら(スネア)忘れていってもエエよ?」とまで言ってくるほどなので、余程興味引けたみたいだな(笑)。
しかし、コレは真面目な話、パワーヒッターに限らず、ドラムスネアで金属材を使うならば、最低でも6以上の深さはあって良い。

これはオレやジェイソン氏みたいに、古き良きハードロックドラマーの響きを好む者の感傷的な意見というよりも、ドラムという楽器を前にした際のトータルバランス的な面を考えた上での意見。

ドラムを叩いてる時に、スネアに関してもある程度の奥行き(深みとも言う)が欲しい。
オレはスラッシュメタルをルーツの一つにしているが、速いビートの中にあってもその奥行きが感じられるグルーヴを持ちたい。
この手の音楽になってくると、タイトさを求められるのもあるが、それであってもそこだけではビートに重みを引き出せるには至らない。

材的に内側に厚みのあるスネアならば、音に厚みを持たせつつタイトなサウンドを得る事も出来るが、やはりそれでは奥行きのあるサウンドって作れないんだよね。特に、ショット力でパワー伝達を信条としているドラマーだと。

本当にグルーヴを持ったドラミングって、やはり奥行き/深みをもった響きって必要になると思う。
別に自分を肯定しようと思っていないが、特に金属スネアに関しては、現在標準とされるインチの深さでは最早無理。
今回ライヴやってみて、「ああ、やっぱり深胴じゃなきゃ無理だわこの余裕のあるサウンド」と改めて感じたものだ。
勿論、この感覚に至るまでの試行錯誤があった事は付け加えておく。

で、
そんなジェイソン氏が痛く気に入ったRLS1470だが、また一緒にライヴする機会があれば、その時ジェイソン氏の持つ同サイズのスネアと交換しよう、という話で落ち着いた。

オレもジェイソン氏の持つスネアは興味あるんだよね。特にcrushのアッシュ。
木材の超深胴スネアは、やっぱりぶっ叩き甲斐がありそうだモンな。

ホント、もし今後スネア持つんだったら、あともう一台木材の超深胴スネアにしたい。
ま、現段階で実用面の余地は無いので、見込みは限りなく低いが(笑)。

今回のライヴはギターをステレオ方式(もう一つはベースアンプを使用)でやってみたので、必然的に厚みが増幅。
DAMEDETHでこの方式をこれから採用するワケではないが、ベースがいない穴はほんの少しでも埋められるかな?という意味で、2人でライヴやるしかないって場合には使える。

全体の出来としてはさておき(笑)、スタジオに近い感覚でドカンと鳴らせた面白さはあった。
あと、こーいうライヴの場を提供してくれているHeart Beatの人たちにはホント感謝。

次は9月24日。
この日はジェイソン氏とアクリルスネア対決。楽しみだ。

2017.7/15 @ Heart Beat

~DAMEDETH Set List~
1.BLACKMAIL THE UUNIVERSE
2.KILL THE KING
3.99 WAYS TO DIE
4.RETURN TO HANGER
5.TORNADO OF SOULS
6.BURNT ICE
7.KILLING IS MY BUSINESS
8.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE

ひと手間

2017-07-08 22:39:00 | ノンジャンル
ちょっと息抜き程度で描いたのがコレ。


タイトルは「りゅうのはがくれ」。
2つほど意味はあるが、そこは描いてる時に思い浮かんだ。

正直、現在描こうにもあまりパッと思い浮かんで実行できる感じじゃない。
一応、着手しているものがあるんだが、どうにも考え込んで描いてるものになってしまってるので、描こうと気を入れないと進めない状態である。

だケドそんな状態だからといって他に描こうという意欲が止まるというワケじゃないし、逆にそれで止めてしまうのもバカバカしい話なので、ちょっと小さいサイズで息抜き的に描くスペースというのを設けるようにした。

まァ、息抜き程度とは言ったものの、結局そこそこの時間がかかっちまったが(笑)。
何にしても描けないなんていう状態になるよりかはマシだ。

大荒れ継続

2017-07-06 02:16:00 | ノンジャンル
梅雨入りしている最中に、一昨日は台風3号が上陸。
オレが住んでいる場所では大した被害が出ていないが、各地では大雨での被害が出ている。

で、
その台風が通過した現在、広範囲で大雨特別警報が出ている。

夕方頃からこの大荒れ模様は報道されていたが、今になってこっちにも来たか。
雷がひっきりなしに鳴っている。ケッコー近いのか場合によっては地響きも伴う。

まァ、住んでるところが山間だからな。
天候悪い日は、近くの山々は雲で完全に覆われているのが嫌でも目に入ってくる。

雨も降り出したが、今のところ豪雨というほどには至ってない。油断は禁物だがな。
福岡全域でこの悪天候に苛まれていて、土砂の所為で通行止めになっている地域も出ている。

場所によっては記録的大雨になっているらしく、先の台風の影響よりも脅威だね。
今日くらいスタジオに行こうかとも考えていたが、踏み止まって正解だったな。