AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

冷めてはおらず

2016-04-26 03:05:00 | ノンジャンル
「熊本地震」と名付けられた、熊本県で起きた大地震から10日あまりが経過。
この地震は熊本にとどまらず、隣県の一つである大分県でも震度5強の地震が起こり、九州の他県と比べて大きな被害を受けている。

福岡の方では建物倒壊などの大きな被害は出ていないものの、交通機関には相当な影響が出た。
一昨日に、熊本への運行が復旧したものの、それもまだ一部の話。

余震は一週間ほどと予測されており、福岡は現在揺れは静まったが、震源地となった熊本は今でも余震は続いている。

当初ほどの大きな地震は起こらなくなったものの、だからこそ逆に静まっている今になって、被害の大きさが現実となってのしかかってくるようになる。
住居や、食料などの物資の問題はこれからより深刻な問題となり、場合によっては仮設住宅が現れる事態も想定し得る。
現状に乗じた犯罪も横行しているというし(そーいえば、福岡県民が空き巣はたらいて捕まったらしいが、一応同じ県に住んでいる側としては、恥さらしだよ、こーいうのは:笑)。

それで最近になってまた目立ってきたのは、街頭募金の運動。
5年前に起こった、東日本大震災の時を思い出す。
今回も同じ。何かをやってあげられないかという焦燥感と、何もしてあげられないという無力さの痛感。

ただ、
傍観者でいたくないと思う気持ちがあるだけでも、自らが情感を持ち合わせている証拠である。
生きている人間は、それぞれの生き方を全うするしかないのもまた事実。
熊本県産と書いているものがあれば、そこで少しでも貢献してあげるのも良いと思うし(かつて福島県産はとんでもない風評被害に遭っていたが、愚かな状況だったね、アレは)、先の義援金に協力するのでも良いと思う。

だが、もう一歩考えなければいけない事もある。
何処にも安全が保障された場所は無いって事を。
この20年間あまり、地震によって甚大な被害が出た地域は、「大地震が起こる事は有り得ない」などと言われていたところばかりだ。

地震と原発を直ぐに結び付けたがって反対を唱えようとする輩が居たりするが、福島での最大の原因は津波であって、地震そのものでは原発は何も起こらなかったというのを知っているんだろうか?
勿論、災害の連鎖反応によって何が起こり得るか判らないが、果たして今の生活を即座に捨ててまで原子力エネルギーを止める事に、「絶対」に賛同出来る人間がどれだけ居るだろうかね。

「絶対安全」は存在しない。
何処の場所に居ても、死ぬ時は死ぬ。
日本はそもそも地震大国だって事を忘れちゃいけない。
一種の悲観にくれた熱病で終わる事ではなく、いつでも起こり得るモンだ。

熱は冷めないよ。

困ったモンで

2016-04-12 02:40:00 | ドラム
まァ、
DAMEDETH並びにオリジナルも今月から再開しているので、テメェの機材も改めてそのバンド用のものを使っていく必要がある。

で、
オレはDAMEDETH並びにオリジナルではYAMAHAのSD6465っつー、カパー材を使用した金属スネアを使う事にしており、現在に至るまでこのスネアを自分の中で相応しいコンディションにする為に試行錯誤している。

先週改めて、EVANSのSTDを装着した状態でスタジオに入って叩いてみたが、今は練習用として活用しているYAMAHAのSD2865(だったか?笑)と比べるとやはりその差はまだあるな、と思った。

まァやっぱり材質の差が出ているんだろうかとは感じるケドね。SD2865はスティール材にブラック塗装を施したスネアで、サイズは14"×6.5"と同じ。
このスネア、現在のコンディションでかれこれ6年近く経とうかという領域なのだが、正直今が最も良いコンディションだと言える。
因みに装着しているヘッドはEVANSのHybrid。
究極の耐久性を備えているとは言えど、流石に6年も使っていれば初期の様なチューニングレンジは見込めなくなるが、オレの場合逆にそのくらい長い期間使い続けていった方が全体に馴染んできた。
で、スティール特有のキレある響きと相俟って、低域を一定で強調出来る作りのHybridヘッドとの相性が今になって合致したというワケだ。

このスネアは、今ではオレの中では「マスタースネア」と称したいほどに安定した鳴りを備えているので、いざとなれば現場で使う事も容易であるし、機会があれば今の状態でライヴに臨んでみたい。

だから、そんなスネアと比べてみると、SD6465は音に対して繊細さを備えている材質になる為か、響きは丸みを帯びた印象がある。
過去にベストコンディションと感じたのは、EVANSのEC Snareを打面に、スネアサイドにAQUARIANのものを装着していた時か。これにしたってかれこれ3年近く使っていた状態だったので、やはりオレの場合は、それだけの長い期間で使い込んでいって、スネアとしての真価を見出せる感じなのだろう。

そんなワケでこの2年ほどは、スネアのヘッドをとっかえひっかえしてきて、ある意味スネアのコンディションが伴わない状態が続いている様なモンなのだが、どうにも、初期段階で気に入った鳴りになってくれないと、やはり後に続かないのも事実。
STDを装着した今の音は、以前に使っていたHeavy Weightと比べると幾分アタックが強調された感触が戻ったので、ま、今後使い込んでいってどこまでいけるかを試してみる必要がある。

ホント、このスネアを自分にとってメインと呼ぶに相応しい状態にするのは実に時間を要する。
オレの中で理想とするスペックは既に存在しており、今のところソレをするに至ってない(というか、そうしたいのに、前段階のスペックがチグハグに寿命が来ては変えての中で、その機会をことごとく逃している:苦笑)。

ただ、オリジナルでやる場合、そのスペックで通用するかと言われれば、疑問ではある。下手したら、音埋もれする可能性も有り得るかな。
究極としては、やはりHybridを装着するのが最も理に適う事になるんだろうケドね。ただ、まだそこに落ち着きたくはないんだよな。

理想のスペックを実現させ、使っていかない事には、腑に落ちない。
だからまァ、スネアに関しては、今後練習の際に使う頻度を上げていくべきだろうな。
いち早く自分の中で見極めれるようにするんだったら。

あ、
そーいや、困った事と言えば、この間のスタジオで、そのSD6465のパーツがぶっ壊れた。ラグがダメになったので、チューニングが完全に出来なくなった。
実はこのスネア、もうメーカーでは廃盤になっているので、そこに使われているパーツが今でもあるのか心配だったが、受注方式でなら今でも販売しているようなので一先ずは安心したんだが、今後の事を考え、今回は5個ほど注文しておいた。

困るんだよねェ、昔の機材のパーツって、適合できるのが現行品であるかどうか判らなくなるから。
そもそも純製のパーツが手に入らなくなるのは、なんとなく寂しいモンだ。

日常へ戻り

2016-04-06 03:29:00 | ノンジャンル
やっと4月になった。

一応、年度末にあたる3月が終わった事もあるんだが、正直そこはオレには直接関係するところではない。

バンド活動としての復帰。
オリジナルのバンド、ソレと並行してDAMEDETHでも共に活動している紙屋氏の復帰ってのが最大の理由だ。

今から5か月以上前に、彼の腰痛が限界に達したので、手術及びリハビリを余儀なくされ、基本的な音楽活動はストップ。
オレは一応、その間にE.O.D.で活動していたんだが、DAMEDETHとしてのオファーは実のところ色々と来ており、件の事情と年度末による仕事の忙しさにより、年始3か月のライヴは結局出来ず。

オレ個人としても体調を崩して以降、暫く生活サイクルを取り戻すのにも時間が必要だったりと、他にも様々な事情が重なり、3月は近年稀に見る、実にストレスフルな一ヵ月だった。

で、
4月に入って早々に、DAMEDETHとしての練習でスタジオに入る事に漸くなったワケだ。
目下ライヴは今月29日にあるので、今からでも入って肩慣らししとかねェといけない。
今回サポートで“マーティ”大久保氏が加わるとなると、不安要素もひとしおなんでね(笑)。

まァ実際にスタジオに入って合わせてみたが、初回にしてはそれなりにまとまりがあったので、あとはこれから入るうちに精度をあげれば、ライヴにはそれなりに臨めそうな兆しが見えたのは良かった。
何せ、大久保氏はベースやるの初めてだからね(笑)。

でも、
ソレ以上にやはり、バンドで入って音合わせするのが実に楽しかった。
2ヵ月前にE.O.D.でもスタジオに入っていたが、DAMEDETHに関してはもっと根本的な面白さがある。
何というのかな、大好きなバンドの音楽に対して全員が挑戦しているという感覚がある(この「好きであるかどうか」という温度差が、E.O.D.とでの違いが出ている)し、あとはバンドの音だろうね。ギターの音はオレが欲していたスラッシュメタルの正に“ソレ”である上に、音量を馬鹿みたいに出すメンバー(というかギター:笑)なので、こっちも軽ノリ出来ない。

ここまで書いてこう言っちゃなんだが、DAMEDETHは、完成度の高さに関してのプレッシャーが基本無いバンドなので、大変ではあっても自分の中に窮屈感は少ない。

高めたければ個人の頑張りでそこは成長させれば良いし、ライヴやる事を大前提として活動しているバンドでもあるので、やっぱりメンバー各々がちゃんと演奏こなせるようにしようという鍛錬は怠っていないんだよね、実際このバンドに関わる人達は。

ま、メンバー全員の雰囲気ってのも重要。
ここが悪くちゃあバンドは絶対に続かない。
大久保氏も、本業のギターではないにしても、今回のサポートを楽しんでいるとこの間の練習で感じられた。
正直なところ、大久保氏はそれなりのパフォーマンスをやってくれると信じている。普段客として見ている時の動きを見ていれば特に(笑)。

オレとしちゃもう一点挙げるとすれば、ようやっと紙屋氏とバンド活動を再開出来る様になったという点だ。
まァ何だ、そうなるとまた練習後から非常に遅い帰宅になる事が大半になるだろうが(笑)、それも彼と音楽活動をしてからこの2年余りで日常と化していたので、寧ろこの間の5か月間がある意味物足りなさを感じていた。

睡眠時間が削られるとかそーいうのはついて回る事だが、良き音楽活動による負担と考えるなら、いつもの事でもある。
バンドで入るにしても、個人練習するにしても。

今度のライヴは、中々楽しい感じになりそうだ。