AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

密かに話題にゃなりそう。

2023-07-30 01:01:44 | 音楽・ライヴ

色々と情報を見聞きして、興味が湧いたので入手。

CADAVERの『THE AGE OF THE OFFENDED』。
幾つか、このバンド名は存在していた様な気がするが、コレは1980年代後半に結成されたノルウェーのデスメタルバンドの最新作。

2回ほど解散を経て現在活動中。2014年には現MEGADETHのダーク・ヴェルビューレンが加入し、現在も在籍。
先ず最初に興味を引いたのはそこだが、今回の目玉は何と言っても、TNTのギタリストである、ロニー・ル・テクロが加入しているという事。

TNTがHR/HMバンドであるというのは誰もが認知するところだと思うが、その大ヴェテランのギタリストがデスメタルの括りに入る音楽形態のバンドに加入というのは、意外であり、衝撃だと思う。

ただ、インタビュー読んでいると、ロニーは自身が構えるスタジオで、幾つかのデス/ブラックメタル系バンドのレコーディングにも関与しているので、耳馴染はあったという事らしいね。
その中でこのCADAVERを選ぶというのは、誰も予測出来なかったろう。

中心人物であるアンダース・オデンは、最初にバンドを始める際にTNTの曲「DEADLY METAL」をバンド名にするほどにTNTのファンだったようで、今回のアルバムではそのカヴァー曲が収録されている。
ただ、ぶっ壊れ度合いが強いカヴァーとなっている為、一度ロニーに認可を得ようと曲を送ったら、当のロニーはいたく気に入って「是非ギター弾かせてくれ」と速攻で返事が来たらしく、あれよあれよという間に、バンドに加入する事になったようだ。

こう述べてしまうと、このアルバムの最大の魅力がカヴァー曲だけみたいになってしまうがちだが、個人的には然に非ず。

元々、アルバム毎に内容の変化が大きい事でも知られているバンドのようで、今回は前作と比べるとプログレッシヴ且つサイケデリックな要素が盛り込まれた内容となっているとの事だ。
その感性によって創られたのがオレとしちゃ好感触で、現代的なマシナリーなデスメタルとは確実に一線を画す、正に不穏さを主張する音作りとなり、緩急のついた曲調が飽きさせない様に集中させてくれる。
アンダースのデスメタルに於けるお手本としているのがMORBID ANGELという事で、成程そこかしこにそれらしい不穏且つ妖艶な雰囲気をギターで表現しているのに気付く。

そして、
個人的にやはり刺激となるのがダークのドラミングである。

ダークは今ではMEGADETHの凄腕ドラマーとして、一躍名声を得たように見られているが、その前まではSOILWORKでその腕を如何なく振るってきていた。
なので、人によってはSOILWORKでその凄さを知ったんじゃないかと思う。

まァ、実際彼はそれ以前にテクニカル/プログレッシヴバンドのSCARVEをメインに、様々なバンドでセッションドラマーとして活躍を見せていた事もあり、正直テクニックの突出の仕方は、同系バンドのドラマーと比べても明らかに違っていた感はあった。
とは言え、ここに来てまさかMEGADETHに加入するなんて、露にも思わなかったケドな。

クリス・アドラーも結果的にLAMB OF GOD脱退する形になっちまったが、もしかしたら今の状況を悔やんでるかもな。
「もう少しだけ辛抱していたら、俺は今頃MEGADETHのドラマーで留まれたかもしれないのに」と。

ま、これもタイミングだ。
どう転がるか判らん人生だ。

と、
話が脱線しちまったが、CADAVERに於けるダークのドラミングは、正にブルータルデスメタル流儀と言える、ブラストビート満載のドラミング。
SOILWORK時代でもブラストビートは多用していた記憶があるが、CADAVERはその比じゃない。

ストレートと言えばストレートであるが、その分だけ曲の持つ暴虐性をプッシュアップしている。
MEGADETHでのドラミングを聴いていても素晴らしいと思ったが、ダークの本領はやっぱりこっちだろと思ってしまうほどの苛烈さ。

まァMEGADETHを離脱するなんて事は当面ないかと思うが、仮にもエクストリームメタル出身のドラマーだからな。
CADAVERの様なバンドで、己のプレイアビリティの捌け口を見つける必要はあるだろうな。

ダークはともかく、ロニーがホントにいつまで在籍するつもりなのかが気になるところだが、彼にとっても一種の捌け口としては理に適っているんだろうね。

シーンの中で、色々と話題になっているバンドだろうね。


日常的攻防その3

2023-07-25 03:05:43 | ノンジャンル

マダムのとある日常。

「ミセス朝日ヶ丘」の異名も持つマダム。
まだ20代の若輩者故、褒められたいという欲求はあったりするもの。

精肉屋の親父も別に無視していたワケではなく、当たり前な事を言うのは彼女に対して無粋だと思って、敢えて何も言わなかっただけである。

その後の展開は勝手に想像しな。


最終人の感性次第

2023-07-22 00:25:24 | ドラム

またやらかした感はあるんだが(笑)、とりあえずここまで入手したという経過報告的に上げておこう。

PAISTEのRUDEシリーズ、14” Blast China。
この名称のチャイナはこのサイズのみで、RUDEとしても唯一の小口径チャイナである。

実はこの少し前に、前々から発注していたRUDEの19” Crash/Rideが届いて、一先ずのラインアップが揃ったんだよね。
ただ、個人的に若干微妙な気配を覚えていたのはNovo Chinaでね。2度ほど試してみた際には、何か思っていたほどの手ごたえをバンドで感じられなかった。

やっぱり、低域を含んだ強烈な歪みを伴う響きとなると、通常のチャイナの方が炸裂感は理に適っているのかなと、思ってしまったワケでね。
次スタジオ入って同様の感触でしかなかったら、チャイナを変更しようとも考えていた。

三度目の正直ですな(笑)。
その時バンドで入った時は、正に欲しい音量と響きで鳴ってくれた。
セッティングの問題とかやっぱ関係してるんだろうなァ、ホント判らん。

ただ、これでチャイナを変更の為に一枚入手するという選択肢はオレの中で無くなった。
せめて、あと一枚加えるなら・・・と思った瞬間、このBlast Chinaしか選択肢は無かったね。

現在のシンバルセッティング的に言えば、あと2枚ほどスプラッシュを加えれば、RUDEで統一出来る見栄えは作れる。

ただ、もう良い。
RUDE集めるのは何故だか気力が要る。
それに正直なところ、オレはRUDEを常用する事は無い。
魅力的な響き方をしてくれるのは理解できるが、それでも個人的に常時使用したいと思うものではない。

そういったものに対して、ここまでよく集めたと思う。
ほぼ執念だな(笑)。
ロンバード師匠のライドを中心に、RUDEで必要最低数のラインアップ集めてやろうと。

で、Blast Chinaであるが、
コレは14インチというサイズからも把握できるように、基本としてはサスティーンは短く、低音を絶妙に削った、中~高域での炸裂音を聴かせる。

元々ドライな響きの傾向にあるRUDEであるため、一音のレスポンスがかなり鋭くなる。
音量も過剰にならない事で、速いスティックワークでもついてきてくれるので、ブラストビートの様な演奏に於いては適度な過激さをリズムに加える事ができる。
正にそういった意味での、Blast China。

勿論、仕様用途は幾らだってあるワケなので、
ブラストビートを使用する様なエクストリームミュージックに限らず、鳴りの性質を考えればブラジル音楽でも充分に活用できると思う。

RUDEで固めたセッティングで、別にMEISTERでやってみても良い。
普通に使えるから。

最終、こーいうのは結局使う人の感性によるところが大きいんだからね。
「この音楽には~」とか「この機材との組み合わせじゃあ~」とか、まァそこも個人の嗜好が絡むからとやかく言うつもりは無い。
が、テメェで好きになった楽器なら、もっと向き合え。互いに年取ったモンだなァと思えるくらいに。

そうしたら、その楽器は、自分の音になってくれる。
少なくとも、ドラムの様なアナログな楽器であれば、オレはそう信じる。

現在メインで使用している900シリーズほどの出番はないにしても、RUDEも機会を狙って使っていくようにはしたいね。
そこに2002シリーズのスプラッシュ加えてみるとか、SLAYER知ってる人からしたら最高の組み合わせだよ(笑)。


応援の意を込めて

2023-07-18 01:56:42 | ノンジャンル

思わず勢いで描いた。

プロレスリング・ノア(以下、ノア)の、拳王。
特に写実的な描き方を意識したワケではないので、細かいところの差異はこの際気にしない。

つっても、
プロレスに再び関心を持つ様になったのは、20年振りくらいだ。

興味の対象から外れる前まで見ていたと言っても、主に新日本プロレス(以下、新日)と、当時旗揚げしたばかりであるノアの2団体で、どちらも地上波で見れていたからというのもある(現在地上波テレビで見れるのは新日の「ワールドプロレス」のみ)。

なので、その空白の年数に関してはプロレスは愚か、格闘技全般の情報はシャットダウンしていた状態だったんで、蓋を開けてみたら全く知らない選手たちばかりで「え?!」ってなった。

まァそりゃ当たり前だよな。
20年って言ったら、プロスポーツの世界ではとっくに引退してもおかしくないくらいの年月だし、オレがプロレスを見ていた時のトップ選手たちは、皆20~30代くらいだし、その中でもヴェテランキャリアの選手たちは、40代を越えようとしていた時期でもあったワケだ。

見た目が変わらずに今でも現役で活躍している選手も居れば、ジュニアヘビーからヘビーへ転向して変化した選手も居るし、長きキャリアによるダメージによって引退を余儀なくされた選手も当然居る。

そして悲しい事に、試合中の事故で長期離脱というケースもあれば、三沢光晴の様に死に至るという最悪のケースでリングを去る者も居た。
思えば、三沢が亡くなったという情報を聞いた時に、オレの中でプロレスに対する興味が完全に離れた瞬間だったな。

ま、それが皮肉な事に、3年前に起きたコロナ禍で色々な活動が制限されていた中で、オレがまだ興味を持っていた時に活躍していたレスラーたちが、youtubeチャンネルで色々とやっているのを見始めた事で、またプロレスに関心を持つきっかけになったんだよな。

前述したように、現在トップ戦線で活躍している選手たちは見た事も聞いたことも無いやつが殆どで、やたらと躍動するスタイルが目立つ様になった(人によっては、サーカスショーみたいと揶揄するのも居るが、一理ある)。

で、
そんな中で現れたのが、件の拳王。
彼は元々みちのくプロレスから入団し、現在ノアに所属してから、デビューキャリア15年。

勿論、知るワケがない。
リング上やバックステージでのパフォーマンスを見ていても、威勢は良いが何か空回りしている感が否めなく、「何、コイツ?」というのが正直な印象だった。
少し経ってから彼が反体制ユニット「金剛」を率いているというのを知って、あんな姿勢をとっているのかと理解出来たが、それでも当初は小物感は否めなかった。
名前負けしてるな、と、思えてしまった。

だが、このコロナ禍の3年間、ノアでは目につく存在となっていたし(特に新日の小島とのリング外でのワケ判らん勝負は面白かった)、必ずメインステージ付近で試合をするほどの実力の持ち主であるのは試合内容を見て理解出来るようになってきた(実際、その間にはGHCのベルトを戴冠していた時もあった)。

そして彼の魅力が爆発したのが、今年に入ってからだろう。

1月に新日との対抗戦では、内藤率いる「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(以下LIJ)」対「金剛」という図式で、メインを飾る試合をする事になっていたが、その直前に、拳王自身のyoutubeチャンネルである「拳王チャンネル」で、敵である内藤の過去を暴くという建前上で、拳王自身が内藤ファンである事を暴露する「内藤哲也年表の回」は、多くの人が拳王に対する見方が変わった瞬間だったと断言できる。
不躾ながら、オレもその一人だった(笑)。

対抗戦での記者会見では、一方的に噛みついては途中退席するという、半端な小物感を見せつけただけの印象でしかなかったと、個人的には思えてしまった。
ところがその直後に拳王チャンネルで、異様なまでの内藤ファンである事を熱弁しているんだから、このギャップで応援したくなるのは無理もない。

しかもこの拳王、高校教員資格の免許も持っているだけの賢さもあり、実際素は「良い人」。ソレが拳王チャンネルでは所々出ている為、そこからファンになった人っていうのは多い。
「内藤哲也年表の回」以降、素の拳王を見たいが為に拳王チャンネルをチェックする人は目で見て判るくらい増え、チャンネル登録者数もそこから爆発的に増えた。

また、そこから見てくれる人が多く居るというのも意識下に置いているだろうからか、ココ最近の拳王チャンネルの配信スピードは凄まじい。
試合終わった直後に生配信やってるのも最近常態化し始めているが、正直「体調大丈夫か!?」と心配もしてまうほどの勢いである。

でも、彼はこのyoutubeという媒体を上手く使いこなしたレスラーであり、現時点で自身とプロレスを宣伝する上でこれほどの行動力を示している選手は、彼だけだ。

だからこそ、6月24日の、自身のデビュー15年記念となる地元で開催した徳島大会(しかもコレ、「拳王チャンネルPresents」と銘打っている様に、拳王チャンネル主催)も、他に類を見ない注目度を浴びたのは当然だろう。

まぁ同時に、「金剛」も解散するとなった時は残念でもあったが、彼がもっと自由に動いてプロレスを活性化させていこうとするのであれば、やはり必要な決断だったんだろうなとは思う。
「LIJ」との絡みを楽しみにしていた人も多かったんじゃないかと思うが、どちらかと言えば「拳王と内藤の絡み」という個々人の構図である感じだし、ユニット同士の対立は、現状だと最早イチャイチャしてる感は拭えないだろう。

「安定望めば進化なし」と言い放った部分は、その点も含まれていると考えれる。
なかよしこよしで在るよりも、緊張感を持たせて切磋琢磨していく姿をみせないと、プロレスがそれこそ茶番に見られてしまうと思ったんだろうな(まァ、そうであったとしても、拳王チャンネルでの姿を見てしまったら、滑稽に見えてしまう部分も無きにしも非ずなんだが:苦笑)。

「金剛」解散後、拳王のコスチュームの色も、赤から青へと変更。
「金剛」の象徴色である赤のイメージが強かった為に、まだ違和感があるが、青と言えば、拳王が好きな海の色であると考えれば、合点がいく。

プロレスを見るのがまた楽しくなったのは、間違いなく拳王のおかげ。
だからこそ、今後の動向、そしてその成果に注視していきたい。

そんな敬意を込めた上で、描いてみた次第である。


必要な矯正

2023-07-05 03:12:33 | ノンジャンル

約3週間ほど前におかしくなった右脚のコンディションから、やっと回復。

これ、4年前にも起こった事で、その時はマジで辛かったな。
座っても苦痛、立っていてもそのうち重心の問題で苦痛。
兎に角自分の中でどこを動かすようにしてけば緩和出来る様になるのかを探る日々だった。

今となっては原因がほぼほぼ判明してる。
結局、ドラムの練習量の問題。

オレの場合、ドラムで使う筋肉の量が相当な範囲を占めている感じで、
そこにプラスしてトレーニングによる筋肉で現状構築しているようなもの。

ドラムが叩けない分を、筋肉トレーニングで何とかカバーしようという考えの下やってきたものなんだが、それが今になって倒壊した感じかな。

この数年は正直そこまで極端なトレーニングをやっていない(やっても無意味だと察した)ので、増強された一部も落ち込んだが、それでもドラムに対して何か変わったワケでもないし、寧ろ鍛え上げた部位がドラムに於ける演奏の邪魔をしていたのも解ってしまったんでね。
コンスタントなトレーニングに留めているつもり。

ただ、
その中でもドラムに於ける運動量は落としたらいけない、って事もこの4年間で判ってしまったんだよなァ。

それまでスタジオには頻繁に入っているつもりであっても、やはりその時の動かし方での運動量がどれだけのもかっていうのが問題。
キックプレイを重視する身としては、最早無意識的にそこを重点として練習している。

で、
スタジオから離れて、長い事そこの運動を怠っていると、当然筋力は落ちる。
そして、筋肉バランスが崩れる。
後はもう解る筈。

ドラムをやらないでも、その箇所のトレーニングをする事は可能かもしれないが、正直、ドラムで補った方が効率は遥かに良いというのが個人的見解。

で、
今の筋肉バランスをとる上でも、これまで続けていたトレーニングもいきなり止めるっていう事もできないワケでね。
結局両立していくしかない。

加えて、やはり齢とってきた所為もあるだろうね。
回復力が自分が意識しているように追いつかないんで、直ぐに効能性が伺えないのも難点だね。

ま、鍛え上げた分の代償といえば聞こえは良いかな(笑)。
肉体が内外で徐々に壊れてきているのは事実だし、ホントどこまで続けられるかな?

死ぬ時まで続けていけるようにしたいとは思うケドね。