AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

生音。

2017-11-27 22:07:00 | 音楽・ライヴ
折角頂いたので、昨日やってきたE.O.D.でのライヴ写真を。



このバンドでは、専用のスネアとしてYAMAHAのLIVE CUSTOMを使用している。
現在のコンディションは、最良の状態だと自負している。

で、
タイトルとおり、昨日やってきたライヴでは、バスドラム以外は全てマイクが設置されていないステージ。完全な生音状態である。

場所が小さいのもあるから、楽器演奏者の機材関連には色々と制限が出てくるが、それでも通常スタジオでやっているよりも空間が開けているので、実際スネアの音通りも一味違ってくる。

バシバシ音が決まる感触が、自分でも気持ち良いくらいに伝わる。
やっぱりドラムは、というかスネアはこのくらいスパーン!という感じでキレある中高域が出てくれなけりゃあな、と犇々と感じた。

そして、そーいう機材の音量/音圧/音質を生かすも殺すも、演奏している本人の力量次第。
奏者が機材に負けたらダメですよ(笑)。

さて、今年のライヴらしいライヴは、昨日で終わり。
来年は、今やってきているバンドでどーいう活動が待っているのか・・・・・・もう、これもタイミングにかかってくるね。

ま、今年の最後に、自分がやってきた事に対して悲観にくれることは無い、というのが判っただけでも、有り難いかな。


2017.11/26 @Reflex 「LOUD BARK」

~E.O.D. Set List~
1.LOST
2.THIS IS WAR
3.RISE
4.TERRORIZER
5.DOOMSDAY MACHINE
6.MY FINAL DAY
7.UNDER CONTROL OF LAW
8.MEGALOMANIA



所詮好みのうちだが

2017-11-26 10:43:00 | ノンジャンル
先週、ようやっとSAVAGE MESSIAHのニューアルバムを購入。
前作『THE FATEFUL DARK』から約3年ぶりで、軒並みこのサイクルでアルバムをリリースしてきている。

まァ、このバンド自体は現在中堅どころの位置にあたるキャリアなのだが、そこのところも含めて、個人的には応援していきたいバンドなのである。

支持したい大きな点は、彼らがイギリス出身であり、正真正銘のブリティッシュ・ヘヴィメタルを奏でているから。
時代背景的に、彼らの場合METALLICAを始めとするアメリカのスラッシュメタルからの影響も含まれている。ここも大きな点。
紛れもなくJUDAS PRIESTやIRON MAIDENといった、ブリティッシュメタルとしか捉えようのない湿り気ある抒情旋律を滲ませながら、現代的エクストリーミティも存分に発揮している音楽形態は、この十数年でイギリスから出てきたメタルバンドの中では群を抜いて“ブリティッシュ”という言葉が似つかわしい。

勿論他方からの観点では、上述だけでブリティッシュが何たるかを語るな、という意見もあるだろう。
ただ、個人的にはその点だけでも充分だと思っている。しかも、バンド自身がそこを意識しているのであれば尚更誇らしい事ではないかと思う。

やっぱり人によっては、「ヘヴィメタルはイギリス」という観念を強く持つ人も居ると思う。
BLACK SABBATHを始めとして、現在のメタルの礎を造り上げたバンドは、その殆どがイギリス出身だからだ。
METALLICAが出現し始めてから、メタルの勢力分布図はアメリカに流れていったが、そのMETALLICAにしてもNWOBHMがあったればこそ、なワケで。

イギリスから出てきた、という意味では、DRAGONFORCEやBULLET FOR MY VALENTINEが現代メタルでは支持の高いバンドになるだろうね。
でも、新世代メタルを代表するかもしれないが、正直言って彼らを“真にブリティッシュメタル”と呼べるかどうかは疑問だった。

そんな時に現れたのが、SAVAGE MESSIAHである。
彼らの音楽は、ブリティッシュ・ヘヴィメタルの現在進行形。
NWOBHMを伝統として懐かしむ方面や、スラッシュメタルを通過した現代的な感覚を好む方面にも強くアピールできる要素を持ち合わせている。

ま、このバンドの音楽形態が、オレの嗜好にガッチリハマったからと言えばそれまでの事なのだが(笑)。
バンド側も、「自分達の存在をジワジワとでも世界的に知らしめていきたい」という野心を持ち合わせているらしいので、当面は活動が停滞する事は無いだろう。

・・・・・・奇しくも、今回の『HANDS OF FATE』は、DECAPITATEDと同じ年にリリース。
実は3年前も、この2バンドは同じ年にアルバムをリリースしていた。

両方とも好きなバンドであるから、活動の明暗が分かれた事が悔やまれる。
SAVAGE MESSIAHに関しては、音楽的に影響を与えるってのは無いんだが、先に述べた様に、彼らは伝統的ブリティッシュメタルの存在を、現代のバンドとして立証出来る数少ない有望株のように思える。

あんましプッシュし過ぎると、変な事件が起きそうだからここまでにしておこう(苦笑)。


立ち返るべき点

2017-11-21 19:32:00 | ドラム
この年齢になってくると、バンド活動でもやれる/やれないという境界が滲み出てくるものだ。

色々と事情があるが、音楽的な方向という意味に向けて考えた場合に於いては、オリジナルでやる事とカヴァーをやる事の二分活動だろう。

簡単じゃないの?と思われるだろうし、実際のところソレを両立出来る人も居る。
が、オレの場合はそうそう簡単な話には思えないワケで。

先ず、個人的な定義としては、「オリジナルバンドは自分が関わってきているコピバン以上のものを提示する」ことである。
そうするには、オレは「苛烈なドラムを提供する事」を基本としている。
勿論、これだけには収まらない。曲の出来上がり方の段階や、初期構想で引くべき部分は引くという事も踏まえている。四六時中押せ押せだけの脳筋な形は取りたくはない。

それに、
一言に苛烈なドラムといっても、ココの定義も人それぞれなのは承知。
だからそこで重要な点は、本当に自分が最初期に影響を受けた、言わばルーツになったバンドに立ち返るという事になる。

オレにとっての苛烈なるドラミングの影響源は、スラッシュメタルもそうだが、90年代に台頭してきたアメリカのメタルバンドだ。
PANTERAやMACHINE HEADは、大まかに言ってしまえば「80年代スラッシュメタルに影響を受けながら、よりヘヴィな音楽を表現してきたバンド」である。
これらのバンドが世界を席巻していた時期は、グルーヴという言葉がある種の流行となっていたが、それだけ彼ら(起源であるPANTERAを筆頭)が打ち出したパワーグルーヴというのが、ロックシーンにとって強烈だったワケだ。

その中でも、オレが極限的な凄まじさを感じたのが、FEAR FACTORYだった。
ヘヴィという定義でいけば、同年代の顔役であるPANTERA達と同等のものを放っていたが、それ以上に強烈だったのが、サウンドの尖り具合だった。

『DEMANUFACTURE』を聴いた時の衝撃は、やはり忘れられない。
彼らにとっては2ndアルバムで、オレはそこからバンドを初めて聴く事になったのだが、スラッシュメタルとは言えないにしても凄まじいほどの切れ味を誇るギターサウンドと、そのギターの高速リフとシンクロするドラム。コレが決定打である。

あのアルバムを聴いた時から、自分がツーバスを繰り出すドラマーとしての一つの極致を見た気がした。
パワー、スピード、テクニック。そしてグルーヴ。これら4つの要素を凄まじい高さで具現化したメタルドラミングが、FEAR FACTORYの楽曲であった。
かねてより自分の師匠に当たるのはデイヴ・ロンバードだと言っているが、もう一人を挙げるとなれば、FEAR FACTORY初代ドラマーであるレイモンド・ヘレーラになる。

そして、
ドラムの苛烈さと自由度という、音楽的な余地を強く推進させたのが、CRYPTOPSYだった。
ドラムのビートというのが、その曲中で一定義的なもの(簡単に言えば、「歌もの的」な)でなくても良いというのを激烈な形で表現したのが、個人的にはこのバンドであった。
本当に芯のあるドラマーは、一つの曲中にどんなにリズムが動いてもグルーヴを忘れないし、音が的確である。
テクニックとしては当時は異常の範囲で語られていたバンドで、オレも一聴した時あまりのバカテク疾走ぶりに笑ったが、CRYPTOPSYは音楽的なグルーヴを決して忘れなかったから、オレの中で衝撃となったし、音楽の中であらゆる定義概念を壊して再構築する事を教えてくれた。

最近、やはり感じているのがそこである。
オレがオリジナルで表現しようとしているものに、今そのルーツが存在しているのか?と。
色々なバンドに食指を伸ばしてブレてないか?と。

プログレッシヴな感覚を保持しながら、キレ味鋭いサウンドと、ソレを明確に推進させるリズム。そして音楽的である為のグルーヴ。
オレがオリジナルで表現していきたい曲というのは、大枠で言えばこーいう感じだ。

まァ、全ての原点は結局MEGADETHになるが(笑)。
だが、そのまんまな音楽形態をやるつもりは無い。

ドラム的には、80~90年代に於いてエクストリームと言われていたものを混合させたいと思っている。
それも、ただ悪戯にソレが出来るってのを披露するのではなく、ドラムが楽曲の根幹を確固たるものとして構築させている点を立証させるための作りとして。
ドラムのリズムを聴いて、他の楽器が何か紡ぐものを想起させる・・・・・・いわば、「ドラムを奏でる」という事も考慮しなければならない。

ドラムで曲を作れる人って、大まかに他のメンバーが演奏をどう入れてくるかを考慮出来る人だと思う。
ココを実践しているのは、METALLICAのラーズ・ウルリッヒ。
実は、先のCRYPTOPSYのドラマーであるフロ・モーニエもそうだったりする。彼は実質バンドのリーダーであり、バンド最古参メンバーとして作曲推進者となっている点で、ラーズと同じ立ち位置なのである。
上述の2人、離脱する事があったら、間違いなくそのバンドは終わるよ。

オレが今立ち上げようとしているWRECKONで、自分が一番エライという意味にしたくはない。
ただ、オリジナルでオレがどーいうドラミングを曲中で作り上げたいかを組み立てられるから、バンドの作曲推進力として今は動いているだけの話。
その中で、自分のやろうとしている事がブレていないかという一抹の不安は過ったりする。

だから今、また聴き返している。
当時影響を多大に受けたバンドを。

自分が立ち返るべき点をまた色濃く示せる様に。



一先ずの目処

2017-11-17 07:38:00 | ドラム
今のうちにやれる施しを、と思ってコイツを。


この写真のスネアは、YAMAHAのRLS1470。
大々的に映っているスナッピーはPURESOUND S1430である。

一応、RLS1470に関しては自分の中で終のスネアと位置づけしているもので、現在打面ヘッドを初期状態から変換しているだけなのだが、とても良い状態になっているので特にいじる必要もなかったりする。

と言っても、
スナッピーに関してはゆくゆく理想としているものを装着する考えは変わらなかったし、それだったら今その部分は完遂させておこう、と。

以前にも書いていたが、現在オレの中では、スネアに装着するスナッピーは24本以上から、というのが基準になっている。

スナッピー(スネアワイアーとも言う)は、スネアをスネアドラムたらしめる、大事な部分。
一般的なスネアによるロールサウンドは、スナッピーによる響きが大きく影響している事が多い。
スネアから聴こえてくるキレ味や、心地よいレガート音は、スナッピーのお陰と言っても過言ではない。

今はスナッピーも様々な種類が出ているが、それもスナッピーというパーツがそれほど大きな役割を果たしているからこそとも捉える事が出来る。

先ず、ワイアーの本数が変われば、反応も変化する。
スナッピーはスネアサイドに接着する事で、初めてスネアサウンドとしての効果を与えるワケなので、その接着面積がどのくらいを占めているかで、叩いた時の響きが異なってくる。
勿論ストレイナー部分で、スナッピーがスネアサイドに触れる度合いを調整する事も必要なので、基本原理としての話、となる。

他には、ワイヤーの巻き状態やエンドプレートの形状、材質など。
所謂コンサート用(オーケストラのビッグバンド編成でよく用いられる)スネアは、昔ながらのワイアー(ギターの弦の様な形状)が仕様となっていたりする。
CANOPUSから発売しているバックビートと称されているスナッピーは、その名称通りに裏拍でのスネアがハッキリと聴こえる様な仕組みを狙い、ワイアーの巻きが違っている。
エンドプレートによる響きに対しての差異を顕著にしたものは、Pearlのウルトラサウンドだろう。この名称のスナッピーは大きく3種類あり、それらの違いはエンドプレートの形状によるものだ。
先のバックビートもそうだが、CANOPUSはある意味スナッピーのエンドプレートの質によっても響きが変化する事を、解りやすく提示したとも言える。つまり、クロームメッキ(銀色)仕上げであるものと、メッキ仕上げになっていない(金色)ものとの差、である。
これにより、スネアに対してどのくらいの音域とサスティーンを獲得したいのかを、ドラマーに与える選択幅を簡易的に広げたんじゃないかと個人的に思っている。

以上な感じで多種多様なスナッピーが存在しているが、オレはその中で現在最も頼りにしているのがPURESOUND。
ある意味では、アメリカンなサウンドが好きっていうのもあるだろうね。明るい音色を引き出して、アタックも明確。それでいて繊細なタッチにもしっかり反応してくれるという点で、今まで使ってきたスナッピーで最も長く愛用している。

で、
今回装着したS1430は、30本型のスナッピー。
PURESOUNDの中でも個人的に「コレ持ってればO.K.」と思えてしまえるほどに使い勝手の良いスナッピー。
以前はメインで使用しているスネアSD6465に長らく装着していたが、そのスネアもそれから紆余曲折して、結果として全く違う仕様でスネアの音が完成に至ってしまった(笑)。

でも、やはりあのスナッピーを装着しておきたい、という拘りを捨てきれず、結論としてRLS1470に施そうとなった。

過去にオレが気に入っていたEVANS EC SnareとスネアサイドR50のヘッドと、S1430の組み合わせを、今一度表現してみたいという欲求は未だ衰えず。
無論、スネア本体が違うから当時の鳴りが再現される事は無い。
この辺りは、個人的嗜好。単純にアレらが好きだから、その組み合わせをしたいってだけの話です。

ま、こーいうのは知識寄せてある程度の考慮は出来ても、結局その都度実戦を経て調整していくのは世の常だろう。
色んな物事そうだが、最初から思い描いた事の様に上手く行くなんてこと、そうそう無いでしょうに。

だから、「自分の好きな・・・」っていうのは、ある意味自らの筋を通すものとしての代替表現だと思うんだよね。
見た目で入っても良いと思う。色々と前知識加味した上で「こいつだ」と思ってやっていっても良い。
本当にその楽器好きな人間って、最終的にどんな機種使おうが自分の色が出てくる。
「“拘り”続ける」っていうのが、何処かで必要だと思う。唯々だら~っと続けるのではなく。

そんなワケで、スネアに対しての拘りは一先ず目処が立った。
スネアサイドは依然購入時のままだが、そこはいずれ破れた時に。

このスネアも、また何時スタジオに入って本格的に調整をかけていこう。


体制の在り方

2017-11-12 09:06:00 | 音楽・ライヴ
最近FB見ていて気になった事があったんで、ココに記しておくか。

今のSNSは、情報公開の手順によって、そもそもの素性が判らん人物と接点を持つことも容易。
オレはその辺いい加減なので、そんなよく分からない誰かの知り合いという、更に知らん人物から友達申請きたりする事が間々ある。

そんな一人が、FB上でかなり息荒げて投稿していたものに目が入った。

簡潔にまとめるとこうだ。
「一緒にバンドやってきたメンバーの、辞める理由が気に入らない。方向性の違いって何だ。人間として気に入らない、家族が居てバンドに手が回らないとかならまだ納得してやれるが、一緒にバンドやってきてそもそも方向性とかないだろう。話し合って一緒にやっていけそうな着地点を見つければ良い事だ。そういった理由でバンドを辞めるなんて、俺はさせないからな」

この発言者はメロディックメタル系をやっているギタリストのようで、正直オレとは直接的接点全く無いが、メタル系の記事をオレが投稿していたのもあるから、そこで友達申請してきた類だろう。
FBを流し見していると、たまに記事が目に入ってくる。

過去の記事を見てきて推測するにあたり、バンドをこれから新たに立ち上げようとして、この一年以上メンバーを探してきていたようだ。
何度か、FB上でメンバー募集やっている時にイラだっている投稿を目にしている。

この辺りの投稿の有り方によって、人となりが一気に見えてくるからSNSは怖くもあり面白いところでもある。


まァ、オレからすると、
こーいう人は遅かれ早かれ今やっているメンバーと断裂するのがオチだな。


バンド体制の在り方って、結局のところ人間関係だからね。
持っている楽器や技量の程度の違いはあれど、その人たちと上手くやっていきたいか、上手くやっていくにはどうしていけば良いのかという協議問題は当然出てくる。

それらの大前提として、バンドで自分たちのオリジナル曲を作って活動するなら、先ず方向性をある程度定めるのも当然だろう。

余程、様々な活動を経て一貫したスタイル/音を出し得る様な人物を見初めたなら、「もうスタイルが判っているから、自分たちのやりたい様に曲作っていこうぜ」を前出しにしてやっていく事は可能だと思う。
それでも、人間関係を上手く折り合いつけながらやれるかどうかはまた別問題であるが。

でも、大概そう上手い事いくわけがない。
プロミュージシャンの間ですらも、ある程度の方向性を決めてかからないと、やれる/やれないは出るもの。
アマチュアミュージシャンで、バンドメンバー集めてやっていくとなると、この方向性の定め方ってちゃんと話し合わないといけない。コレって初手のうちは圧倒的に大きい要素。

先ほどのギタリストの投稿した内容を察するに、まァメンバー結成してから一年も経過してないと思う。

アカの他人と知り合って本気で一緒にやれるかどうかなんて、一年程度の付き合いで確信持てるモンじゃないよ。
それでメンバーがその場に居たいかどうかの意志が揺らぐのは、結局人間関係の祖語から生じるもので、そこには「自分が考えていたものと違っていた=方向性の違い」は出てきて然るべきものだろうに。

バンドメンバーの結束を強くしたいと想うのは当然理解できる。
一緒に音楽を作っていくとなれば、人と人が結託する必要がある。
だが、抑圧的な感情を向ける事が、良い方向に開くとは思えない。

離れたければ、離れれば良い。
でも、また戻ってくる余地も設けてあげる(恐ろしく間柄がこじれてない限り)。タイミングの問題はあるにしても。

いちいち声荒げて抑圧的態度を示そうとしたら、その人にメンバー集まる事なくなってくるでしょ。
SNSに公開する時点で、自分がバンド活動するに際して言動が有利/不利に働くか考えておく必要もあるのが、ちゃんと考慮出来ていないんだろうね。

一言でHR/HMつったって、内包しているものは実に多種多様。
時代背景もあるし、本人の志向するやりたいってのは、共通した好きなバンド外からの影響も複雑に絡み合うから、結局のところ、バンドをやるにあたってどーいう形に持って行きたいかという方向性の話はしておくべき。

その人と本当にやっていきたいかどうかだよ、その後の問題は。
そして、方向性の裾野を広げていくのも、それらが揺るぎない状態になってから。

最初からあやふやな設定で、自分達が理想としたものが出来上がっていくなんて、途轍もなく稀なケース。
何処かのバンドがでっち上げたサクセスストーリーなんて、通常起こり得ない事と受け止めるべし。

自分勝手にやりたい事やれるのも音楽だが、やりたい部分を他者が紡ぎ出してくれるのも音楽。
メンバーに対しての理解力を、持ち合わせてないといけない。それも冷静に。

年齢そこそこいって、自分のやりたい事に対して焦る気持ちも解る。
でも、束縛はダメだろ。
開放できる寛容さも、時には大事。