AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

タイミング

2016-12-31 02:46:00 | ノンジャンル
まァ、今日で2016年は終わりって事で。

人それぞれ一年振り返れば色々ありました~ってな事をSNSに書き込んでる頃合いだろうね。
ま、オレも例に漏れずココに書き込んでいるワケだが(笑)。

オレ個人としても色々あったよ。
そりゃ、こんな時に仕事失うとかは大きいけれども、ソレ以外にも、ちょっとした縁で色々と出会えた人も居たのはやはり大切な事だ。バンド関連でなら特にね。

あまり当て嵌めたくもないジンクスだが、個人的には、「3年」というのが節目にぶち当たる。
仕事に関してもそうだし、音楽活動にしてもそう。

実際今回の仕事を離れる事になった年月も、正味3年ってところ。
こんなジンクス信じ込みたくはないが、そうなってしまった時には「ああ、3年目、か・・・」と思ったものだ。

でもね、
その時になってから後に、何かで繋いできているのも事実。

そして、そーいう時って、オレの事を必要としてくれている状況であったりする。
そこをジンクスに当て嵌めるつもりはないし、また来るなんて思い込むほど浮かれるつもりもない。
ただ、今はタイミングを見計らう時である。そーいった期間も、必要ではある。

そう、
そーいう時期だからこそやれる事ってのもある。
最近はスタジオに入り、これまでまともに向き合えなかったドラムの機材に対して手入れをしていく事が可能になった。
どうしても、仕事をしている状況下では、スタジオ入るにしても、とにかく自分を叩きあげる様な練習と、動いているバンドで使う機材にしか目を向ける事が出来なかった。

ハッキリ言って、オレは器量良しではないんでね(笑)。
そのバンドで使うつもりの無い機材をその時に試すよりも、使おうと思っている機材をその中でどう相応しくしていくかに注力する性質。
余裕が持てなければ、他には向けないよ。

あとは、
また絵を描く余力が出てきたって事かな。
オレにとっては、コレは大きいね。

まァ今暫くは、自分の中でのタイミングというのを見計らって待つさ。
それまでは、今やれる事をやるよ。


2017年は、一体どんな事になるだろうねェ。




年末締め

2016-12-24 13:05:00 | 音楽・ライヴ
昨日は水田組雷舞Vol.7に、DAMEDETHとして出演。

ライヴやろう、と主催者の水田氏と約束したのが3ヶ月以上前。あの時には既にチューヤオンライン福岡がなくなる事を、店に携わる人間には既に知らされていた時期だったな。
当時はまだ公表前で、外部への通達は極力避けるように言われていたが、なればこそ滅多に来れないけれども長い付き合いで信頼関係を築いてきた人たちには知らせておくべきところもある。

今回のライヴは、水田氏とそーいう関係上で前もって約束した、オレにとってはある意味大事なライヴでもあった。

まァ、あとは要望として、オレがブラストビートやってるところをまた見たいというのが出たので、オリジナル曲を仕上げる口実にもなったしね(MEGADETHの曲には、ブラストビートを使う曲は無いからね)。

出演バンドは、ドラマーは蓋を開けてみれば顔知りばっかりという面子に。
その中でも驚きだったのは、GG POPというバンドのドラマーが、ロックイン博多時代に直属の先輩にあたる人であったという事。
今回代役でたまたま引き受ける事になったようで、ロックインのドラム担当者同士がここにきて対バンするという巡り合わせ。
しかもこの人、ロックインが無くなった後、どーいった活動しているかが全くわからなかったので、久しぶりに会えたのは純粋に嬉しかったね。

もう一つ、HEART BEATの魔王ことジェイソン氏が、病気から復帰後初の演奏をこの日のイヴェントで披露したという事。
「体重軽くなったからパワー落ちとらんかいな?」と、リハーサル終わってから訊いてきていたが、全く変わらず(笑)。寧ろ、本番(案の定)ムキになって叩きまくっていたので、後半は超重量級ドラミングが炸裂していた。

ジェイソン氏の様に、キックが完全に軸になっている人のプレイは、後ノリの傾向にあって、そうであるからこそ気持ちが良いグルーヴと、確かなリズムをバンドに提供できる。

バンドの形態によりけりだが、少なくとも、音数を抑え曲の構築性を重視した所謂ブルーズ直系のハードロックには、そーいったドラマーが居るのは実に心強い。
音はデカイが、ドラムに対して的確なヒッティングを心得ているので、うるさくないのだ。
この「音がデカイ」のと「うるさい」というのは、きっちり区別されるべき使われ方。

バンドをやっている上で、この2つの語彙に含まれる意味は全く違うものだ。
“全体の流れを把握し、自身もその流れの一つとして奏でている”という認識が持てているからこそ、余裕をもって鳴りに力が籠められるのが「音がデカイ」タイプであって、“担当している楽器だけをただ演奏し、曲に於ける流れ/雰囲気を読解せずにいたずらに大音量で出す”のが「うるさい」タイプ。

双方大音量であったとしても、芯を捉えたダイナミズムの繰り出し方には、雲泥の差が出てきてしまう。
どの楽器にも言えるケド、特にバンド形態であるなら、ドラムのその役割は実に大きい。

ある意味、このライヴではその点も思い知らされる内容だったと思う。
観に来ている人にとっては、バンドにおける音量と明確さ。
演奏者にとっては、自分の演奏の流れをいかに安心して乗らせてくれるか。

ドラムは、前方の演者の引き立て役である。
それ故に、前方への引き立てに徹すれば徹するほど、バンドの中での重要性が増してくる。
基盤/骨格となる。やはり重心の低い楽器だな、と思う(笑)。

その質感、音量感に魅力を感じ取れるのは、今のオレにとっては代えがたい喜びとも言えるケドね。

打ち上げ終わった後で、完全撤収されたHEART BEATの中でジェイソン氏と(いつもの事ながら)2人だけでしばしドラム談義したのも楽しかったね。

今年のライヴはコレが最後になったが、ドラムの機材話の流れから、来年早々に催されるイヴェントに参加しようと思う。

まぁその前に、オレ個人の動きがどうなるか・・・ってところもあるがね。
バンド活動中心の生き方は変えるつもりは無い。


2016.12/23 @HEART BEAT
~DAMEDETH Set List~

1.WASHINGTON IS NEXT!
2.DREAD AND THE FUGITIVE MIND
3.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE
4.SILENT BLAZE(by WRECKON)
5.RAVE(N) (by WRECKON)

離れていく

2016-12-17 13:55:00 | ノンジャンル


コレに着手する際にあった衝動は、憤怒だったね。

本当に、この数か月間まともに描くという事が出来なくなっていた。
まァ、確かに手掛ける前に色々あった。そんな時に描く為に必要な衝動として、憤怒というものが突破口となった。

だが、
構想段階から実際に描く段階になった場合、その衝動ってのは離れていく。

最早、そこにあるのはどう形を取っていき、終着地点を見定めるかという思考へ変わっている。

オレが描く時は、その流れである。
最初に何らかの感情に駆り立てられ、構想を浮かべる。

衝動ってのは、そう長く続かないものだと思う。
そこに残るのは、その衝動を記憶させるために努めようとする意地だけだと思う。

絵に限らず、音楽も同様。
曲を作る際に、感情に揺さぶられて頭の中で紡いでいくが、そこから楽器を通して書き起こしていく時には、いかにその曲を完成させるかという思考になる。

以降は自らの感情から離れ、他者への感情移入に委ねられる。

でも、重要なのは、そこには初期衝動というのが確かに存在していた、という事。

見切りがつけば、手直しなど不要。
その形が、その時のその感情にとっての正しさなのだ。

鳴らし馴らし

2016-12-14 22:39:00 | ドラム
つい最近、知り合いのドラマーの誕生日であったので、FBにてお祝いのメッセージを送ったところ、「生涯現役ドラマーで行く」という返事があった。

こーいう意気込みは、プロ/アマ問わず大事。
オレはもうバンドでドラムやるという事が現状人生で優先するべき事なので、彼と同じ心持ち。

もう、コレすらやる気が無くなったら、最早生きてる意味が無ェ。
熱を保ったまま、前のめりで死ねたら素晴らしいだろうな。

さて、
現役という言葉が出てきたが、ココ最近、使い馴らしにかかっているライドがある。


MEINLのCLASSICS CUSTOM 20" Extreme Metal Rideである(以下CCEMR)。

カップの面積が大きいのが特徴で、実際見た目よりはそんな重量級というほどでもない。
まァ、名称が名称なので、ボウ部分を叩いただけでもその音の広がりが凄まじい。というか、倍音がとんでもなく出る。
元々、このシリーズ自体が明るく且つドライな響きを特性としているのだが、それにしたってギャリンギャリンした鳴りで、最大の武器になるであろうカップとの区別が正直付きにくいほど(苦笑)。

最初にDAMEDETHで使用した際には、あまりの音の響き方でメンバーが驚いていたからな。
良く聴こえると絶賛されたが、実際ライヴで使った時の映像を見てみると、確かに主張してるケドまとまりに欠けるなァと、やはり思った。

現在、個人/バンド練習問わずに、スタジオに入る際には使用している。
まだまだ経過日数が短いから判らないが、このライドが使い込んで今よりも落ち着いた響きを得られるのかどうか?試している。
今後はDAMEDETHで使用するメインのライドにと考えているので、あともう少しばかり倍音が削がれ、丸い粒立ちが映える事を期待。

ただ、
ソレはソレとして、もう一つちゃんとメインで使っているライドってのがある。


PAISTEのALPHA 20" Metal Ride(以下AMR)。

オレがメインで使っているシンバルは総じてPAISTEで、ALPHAが大多数である。
音の衝撃はCCEMRに譲るが、AMRも名称通り明るく高音がよく通り、且つ粒立ちが良い。
このまとまりの良さはCCEMRでは現状成立しない点で、オレがバンドで使うにあたって気持ちよく使っていける点である。

なので、WRECKONではこのAMRがメインとなるべき存在である(もう一つ、PAISTE RUDE 22" Power Ride REIGNこそがその位置にくるべき存在だが、今はまだ場所を考えて使うシンバルだな)。

もしもに備えて、去年に更に一枚購入してみたのだが、何か違うなとは感じていたが、やはりそうだった。
写真では区別つきようもないから上げないが、これまで使っていたものは、ある意味プロトタイプと呼べるものなのかもしれない。

考えられる理由の一つは、そのライドは元々ALPHAがブリリアントフィニッシュにデザインチェンジした際に、クラッシュ、ハイハットとのセットで販売されていたものだからである。
この時点では、Metalモデルは正式に単品販売に至っていなかった為、ごく初期のプロトタイプがセット商品の中に収められていたと考えられる。

現に、先ずレイジングの入り方が微妙であるが違う。
現行で販売されているものの方が、大きく深い。
そして、ハンマリングに関しても、現行ものは浅め。

長年叩いてきたから判るのだが、つい先週、現行ものを引っ張り出して叩いてみたところ、「なんか、まとまりが少し無いよな?」と感じた。
カップは変わらずキレイに響いてくれるが、ボウに関しては粒立ちに弱さを感じた。

こりゃあ、予備として持っているだけでは少々むず痒い感触を覚えたので、現行のAMRも、なるべく持ち出して使い込んでいくようにしていく必要がある。


思い入れのあるシリーズだから、拘る点はある程度拘るケド、妙なコレクター的玄人感覚は持ちたくないんだよね。
過去仕事してきた経験上、シンバルに対して、同じモデルのスペックに異様に拘ったり気にかけたりしている人間が居たりするんだが、「先ず使い込め!」と言いたい。

人間の耳なんて、連続で発するとその音に慣れてしまうモンだし、シンバルに関しても、それぞれ一期一会の気持ちで接して使っていくように心がけてほしい。

オレのこの意見は、兎に角バンド、ライヴで活動しているドラマーに投げかけたい。
自分が気持ち良く聴こえている部分が本当に損なわれているのか?「しっくりこない」などと本当に言えるほどまでに果たして使ってきているのか?「バンドに合わない」というのは、自分のセッティングに不備があったりしないのか?

しっかり向き合う時間を設けてほしい。

時間も金もかかるのは解る。でも、愛着を持って長く付き合う大事さも解ってほしい。
たかが飛び道具(ドラマーにとって)、されど飛び道具。
知識豊かにみせようとするバカなコレクターの玄人気取りよりも、相棒として亘り抜いていくその拘り方を、オレは支持するよ。

さっきのライドの違いに関しても、オレにしたら「こんなのはオレが求めているのではない」にはならないし、寧ろ、そこからどう変わるか?というのを楽しみにしながら使っていっている。
だからこそ、鳴らし馴らすワケだ。