AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

音を出して知る

2019-07-30 00:51:00 | ドラム
2日連続でスタジオ入ってきたが、一方はバンドとして、もう一方は個人で。

そりゃ、そこまでする必要はある。
何せ、バンドでのスタジオ入りは曲作りが主となるし、最近はドラムの調子も少しずつ上がってきているんで、入れるなら真っ先に優先するのはココ。

個人練習は、二の次になって良い。
とはいえ、試しておきたい機材が出てくる場合、最初は個人でその感触を得ておきたいもの。

て事で、
調子が持続している状況下であるから、試しておこうと思っていたものを2つ。



先ず一つは、MEINLのCassics Custom Dark 12 Splash。

Darkシリーズは、名称通りClassics Customの響きを落ち着かせたものであるが、特段ヴィンテージ的な落ち着き方をするのではなく、過剰な明るさを抑え込み、シリーズの持ち味を絶妙に保持したモデルとなっている。

なので、その鳴りはジャンル問わずに持ち込め、取り分けメタルに重宝される音となっている。

12インチのスプラッシュは、先月新たに追加されたモデル/サイズの一つで、それまでスプラッシュは10インチしかなかった。
恐らく需要の高まりが出てきたんだろうね。今回、8インチと12インチが加わった。

まァそこで12インチを選んだかという理由は、やはり音の通り方を考慮した結果。
個人的に、やっている音楽には12インチくらいのスプラッシュの方が音通りとして丁度良いバランスが取れると感じる様になってきた。

組み合わせ的に、10と12って感じ。
8と10でも良いとは思う。いっその事3つのサイズ並べるってのも(笑)。

ただ、スプラッシュ3つもセッティングには要らない。
そうなると、ライヴでの使用は10と12の組み合わせが間違いなく主張できる。

で、
実際試してみたが、予想通りというか、10インチの延長線にある、より倍音に低域が増幅された、鳴りに余裕のある響き。
ココ最近、スタジオでは幾つか12インチのスプラッシュをセッティングしてやってみたりしているが、改めてこのサイズの使い勝手の良さが判ってきた。

スプラッシュとしての効能で見た場合、そのメーカーのモデルも、使えるの一言に尽きる。
瞬発力の鈍りは確かに出たりするが、クラッシュシンバルには決して行かない鳴りの為、エフェクトシンバルとしての優秀さがそこで引き出される。


そして、オレにとって今回の本命はこっち。


MEINLのSoundcaster Custom 22 Powerful Ride。

このライドは以前にも上げた事があったが、実際にちゃんと音を鳴らす環境で使ったのは今回初。
漸く試すに至れたワケだよ。

やっぱりね、ドラムキット全体で試した時に思ったのが、高域の出方の気持ち良さ。
変に目立つでもないが、沈み込みもしない。
サイズによって倍音が増幅されているのもあるんだろう、コレが20インチだったら粒の立ち上がりはもっと鮮明になっていただろうが、余裕のある重みは実感できなかった筈。

特筆点はカップだね。
中高域のアタックが強烈に聴こえるものの、軽くもない。
凝縮された響きが、どんなジャンルにもハマる煌きを放つ。

以前にも書いたのでココで繰り返すのは省くが、最終的にこのライドを選んで正解だったと感じる。
オレにとっては万能ライドの一つに感じるね。


ここまできて、MEINLに関してはDarkシリーズはDAMEDETHでの使用と決めていたが、ラインアップが追加された事で、こちらもWRECKONに使っていこうと考えている。

そこ以外に、ブリリアントフィニッシュで固めたものが、先のライドを含めたMEINL群であるが、この辺りを特に区切って使い分けするのは考えない。

結果的には、WRECKONでやっていく上で気分で使い分けでいけるのが理想かな。
活動がもっと上向きになれば、その機会は増える。

そうなってほしいモンだが、そうなるためには、曲を先ず仕上げていかないとな。


まろやか仕立て

2019-07-23 23:33:00 | ドラム
先日、スタジオに預けていたLudwigのBLACK MAGICを回収してきた。

当初はREVENGER用のスネアとして使っていこうかとも考えて、音を慣らす為に常備していたが、結局バンドの活動自体が頓挫しちまって、稼働させてからもう10ヶ月以上が経過。

もういい加減飽きた(笑)。
作り上げた音はREVENGERでは成立するものの、WRECKONでやった際にはやはり線が細くなるというか、ブラス特有の高域が嫌が上でも耳につく。

個人での練習でならまだ納得出来たが、流石にバンドで鳴らした音がテメェにとって気に入らない鳴りが目立つとなると、もう変えるしかねェな、と。


というワケで、
今回は比較的まろやか仕立てな鳴り向きのヘッドへと変更。

これまでの鳴りがドライ且つアタッキーな成分が強めだった分、ブラスとしての高域での硬質な響きが前面に押し出されていたが、その成分をなるべく排除しつつも、あからさまなヴィンテージサウンドへもっていくつもりも無いので、まァ在りものと混ぜ合わせてやってみた。

ヘッドのバターサイドはコイツ。


EVANSのONYX。
そこそこの厚みを擁した2プライヘッドで、ブラックコーティングされたカラーが特徴。

このカラー仕様というのは当然効果があり、低域を強調しつつ光沢感の薄い、太い鳴りを増幅させる効果へ繋がる。
使い古しのもので、以前はウッドスネアに使っていたが、そのヘッド特性が使っていた木胴とは上手く嵌ってくれなかったので、取り外して保管していた。

この手のヘッドは、高域が暴れるシェル特性のスネアに対しては、高域の抑え込みを活用できるかと思う。


ま、
見た目にもBLACK MAGICには合っていると思うしね。


そして、スネアサイドはこちら。


REMOのRenaissance。
一般的なスネアサイドと比べると温かみのある響きを提供、つまりは過剰な高域を抑え込んだ鳴りを引き立ててくれる。

元々BLACK MAGICに装着されているスネアサイドはごく一般的なものであるので、スネアサイドをRenaissanceに変える事で鳴りは相当変化を及ぼすに違いない。

些か心配なのは、スゲー薄いって事。
規格としてはREMOで言えばディプロマットに相当するくらいのものなので、下手なチューニングすると直ぐダメにしちまうだろうな。

そうならん様には心がけているがね。


スナッピーに関しては、これまでつけていたYAMAHAの25本スナッピー。
この間一本外れて24本になったケドね(笑)。


とまァ、こんな感じだ。
実際のところ、どんな感じの鳴りになったかはスタジオに入ってみないと判らんわな。

以前から、このスネアに関しては飽きただの変えようかだの言ってきたが、嫌いなワケではないんだよ。

要らねェスネアなら、遊びであってもここまで変更する事なんぞ無いからな。

そうするのは、やはり使う事を想定しているからこそ。
ま、もう暫くはコイツで遊んでやろうかとは思う。

そうなると、以前より使っていた相棒は、再び実戦の場へと復帰させてみようかな。

連想

2019-07-02 15:01:00 | ノンジャンル
季節的に描く状況が難しくなってきているが、差し掛かりにとりあえず描き上げた。


「嵐鴉呼ぶ者」。

まァ、ボチボチWRECKON関連でのイメージデザインに取り掛かってみようかとは考えていたが、バンド的にやはり「RAVE(N)」が最も連想しやすい。

現時点では、この曲が象徴になるだろう。
他の曲にしても、自分達の中ではそれぞれに特徴を出したものを練り上げているつもりではあるが、総合的に滲み出るものが、「RAVE(N)」は一際違う。

このバンドの為に最初に作り上げた曲なんで、それなりに思い入れのある曲ではあるが、曲を聴いた他者からも同じような意見は聞いている。


連想力ってのは、曲を作り出す上でも必要な事。
大体、ある一つのフレーズから構築を始めていくワケなので、そこからどうやって曲として仕立て上げていくか。そーいう事だ。

オレは、やはり曲として全体のまとまりが見えているものが欲しい。
言わば、始まりから終わりが、きっちり結べている感じのものだ。

ソレがイントロとアウトロを同じフレーズで結びつけるでも良いし、まったく違うフレーズで結びつけるでも良い。
行程として、“流れ”が見える様になっていれば、始まりと終わりが違っていても問題はない。
寧ろ、個人的にはコーラス(サビ)パートだけやたらに長く何度も繰り返すといったものはあまり好きにはなれないし、一回出ただけで以降は出てこない様な、片道切符的な進め方の方が好ましかったりする。

繰り返しの使用が嫌いというワケではない。
ただ、そこが安易な仕上げにしてしまっている様には、作りたくはない。

だから、作り上げる曲ってそこそこ長かったりする。
まとめあげる必要ってのは当然あるし、それにしても場合によっては7~8分いってしまうものもあるんだよな(苦笑)。

だが、
それは曲の流れとして求めた結果の長さだから、良いんだよ。
ソレを無理やり短くするってのは、オレからしたら味わいを抜き取ってしまう作業だよ。

短い尺の曲を作るのであれば、それなりにまとめあげる事を考えなければいけない。
エディ・ヴァンヘイレンがかつて「ポップミュージックを作るのは実に難しい」と発言していたが、要はそういう事だ。

短い尺で、曲全体として成立し、且つ印象に残る。
ポップミュージックはこの3点で成り立つものと言って過言ではない。

ジャンルによっては同等の意味を成す曲も存在しているが、そこも結論を言えば、「上手くまとめあげられた曲」って事になる。

ムズイぜ、マジで(笑)。
3分程度の中で、雰囲気を連想させるだけのものを詰め込むんだから。
速けりゃいいってモンでもない。


ま、短かろうと長かろうと、作り上げた曲の良さという前では、時間なんて正直意味を成さないってモンだ。

連想して曲として作り上げた時にその長さになった、というのが正直なものだと思うよ。

そんなの気にかけて、自分達の為の曲なんて作ってられるか、バカバカしい。