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AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

ひとつのゴール地点を確認しておく

2025-06-25 01:03:53 | ドラム

今年に入ってから、メインのスネアを全く使用していない。

まァそりゃそうだわな。
オリジナルバンドがここまで全くライヴやってきてないから(苦笑)。

来月にMEISTERでライヴやる事になっているから、そこで動かす事になるワケだが、その前にやっておきたかった事がある。

EVANSのB14MHG。通称Hybridヘッド。
2種類の高強度ファイバーを組み込んで仕上げられたヘッドで、ブラシにも対応できるように表面はフロステッドコーティングされている。

見た目の印象もそうだが、驚異的なのはその強度。
マーチングドラムで使用しても問題無いくらいの高耐久度で、レスポンスもすこぶる良い。

ヘッド自体に重量があるため、装着した時点でサスティーンを除去する効果が出る。
そういった意味ではコンプをかけた様な音にもなるため、安定した鳴りは得られるが自然なオープンサウンドが消される感触もあり、そこは好き嫌いが分かれそうなモデル。
音色としても、ブライトよりはダークな感じで、まとまりの良さはヘッドとして随一だが、その分艶やかな印象は薄くなる。

ま、オレは好きだケドね。
このヘッドはかなりのハイピッチなチューニングにした時にその材質としての効力が顔を見せ始める。
レスポンスの鋭さと、硬質な響きが従来のプラスティック素材とは一線を画し、音量が一気に上がったと錯覚する高域が目立つ様になる。

音抜けが半端ないので、その高域の出力が逆に目立ち過ぎて他の音が飲まれる危険性があるほど強力、とは言い過ぎとは思わない。
音抜けが良いからと言って、いたずらにこのヘッド使ってピッチ上げて叩くと、狭い部屋ではバンドから顰蹙買いかねないほどバランスブレイカーになる筈(笑)。
ライヴハウスの規模によっちゃあ、ホントにマイク要らないレヴェルの出力になったりするんでね。

オレはこのHybridが国内でスネアドラム用として発売してから間もなく使用してきたが、その当時は(今でもかな?)とにかく耐久性のあるヘッドを使ってそのスネアを鳴らしこなせる事でドラマーとしての強さを誇示できると思っていたので、絶好のタイミングだった。

EVANSユーザーとして当時よく使用していたECヘッドも高耐久でデザインも良かったが、Hybridは完全に頭一つも二つも抜けたモデルというのに驚き、テメェの個性を生かす上で外せない、切り札的なヘッドとして今でも愛用している。

これまで、メインとして使ってきているスネアには軒並み装着してきているのでこのヘッドの齎す効果は把握しているつもり。
つまり「硬ェ・うるせェ」(笑)。

それでも実際のところ、スネアのサイズ・素材の持つ性質が保持された上でというのも付随するので、決してヘッドだけの音で損なわれてしまうという事にはならないのも、強みの一つだったりする。

で、
装着する現メインのスネアはコイツ。

YAMAHAのRecording Custom Satainless Steel(以下RLS1470)。
サイズは14x7。

写真は既にHybridに装着済みだが、以前はEVANSのSuper Tough DRY(以下STD)を装着。
このSTDも昔から外せないヘッドで、何だったら稼働させているスネアの殆どがDRYモデルを装着しているくらい、信頼性は抜群。

結局このRLS1470も去年10月以降使っておらず、ヘッドもヘタっているの解っていながら全然変えていない状況だったので、今回いっその事Hybridを装着してしまおうかと。

このヘッドを装着する事で、オレのスネアとしては一つのゴールへ到着する意味を持つ。
コイツで求めている鳴り/響きというのが、解決してしまうんだよね。

とは言っても、それだけで満足してしまうワケでもないので、これまでもHybridから他のヘッドへ変えていくなんてのもやってきているが、RLS1470の現在の状態で、いかほどの威力を示す事が出来るかを試してみたいってのは前々からあった。
なので、今度のライヴでソレを確認する。

一度くらいはバンド練習で音合わせした方が良いとは思っているが、MEISTERの練習の時はスネア以外の機材も自力で持ち運ぶ事になるんで、スネア一つが相当キツイんだよね(苦笑)。

ま、これまでスネアは仕様変更してぶっつけ本番で使っても、見当違いの鳴りになっている事はなかったんで、今回に関しても問題無いとは思うし、そうならない為のコンディションはその前に当然作っていくよ。


何故か思い違いをしていた

2025-05-07 02:14:56 | ドラム

去年に、スタジオに預けてもらっているSAKAEのスネアは一先ず鳴りの完成形を見た様な感じなったんだが、その鳴りにいい加減飽きが来てしまった(苦笑)。

まァ一年近くもずっと同じ仕様にしていたら飽きるよな、と思われてもおかしくはないんだろうが、正直この長さで空きが来ると思ってしまったというのは、感覚的に鳴りに満足がいかなくなった証拠でもあるんだよね。
練習用として決め込んで使ってきたスネアの中には、4~8年以上も同じ仕様で使ってきたんで、詰まるところ思う様な鳴りと打感触が合致していなかったって事になる。

当初は高域の、焦点の絞れた響きが良く聴こえたものなんだが、以降練習で叩き込んでいくうちに、その高域の響きに軽さというか柔らかさを感じてくるようになり、低域の伴い方が思わしくないと徐々に感じてきた。

やっぱり、こーいうスネアで求めるのって、高~中低域までを一本線引いた様な纏まり方をした、いかにも「硬い」という響きを持った鳴りなんだよね、オレとしちゃ。

ぶっちゃけると、その鳴りを求められるヘッドを装着するってのは簡単な話である。
既に、そーいうものをヘッドとしては見出しているんで、ゴールにはケッコー簡単に辿り着けてしまうんだよね。

でも、
ソレを直ぐにやってしまいたいとも思わないんだよね、今回のスネアに関しては。
もう少し、他のヘッドを使って泳がしてみたいとは思ってる。

まァその間に飽きが来た状態のスネアを使っているのも辛抱できないんで(笑)、取り敢えずその間を取り繕ってくれるヘッドへと変更。

EVANSのUV2コーテッド。
因みに変更前のヘッドはEVANSのHeavy Weight Dry。

UV2は、以前からテメェの中で万能感の強いヘッドとして、何かスネアで装着するとなった際には必ず採用している。

2プライによる厚みのある中低域を含みながら、UVコーティングという通常よりも硬質なコーティングの影響により、チューニングテンションを高めにしていくと高域にその硬質なアタックが主張されるようになる。
ドットが無い分、余計な高域強調が出てこない為、打感触もバシッと決まる感覚が好ましい。

やぱりドット無しの効果が出てるんだろうなァとは思っていたが、どうやらそれだけがHeavy Weightとの違いでは無かったようで。

何故だか、UV2とHeavy Weightの基本仕様が同じだと勘違いしていた。
少し前に、オフィシャルページを改めて見ていたら発覚した。

UV2は、7mil の2プライ仕様。
Heavy Weightは、10milの2プライに、リヴァースドット装着仕様(Dryはそこにドライホールが施されている)。
厚みは同じだと思っていたら、ここまで違いがあった。

以前にも、この2枚は基本仕様が同じだという投稿をしていた記憶があるので、コレは恥ずかしい限りだわ。
そりゃあ、道理で鳴りに対して心地よさを感じるワケだよ。
だってUV2の方が薄いんだから、音の通りは良くなるんだからな(笑)。

UV2は、2プライ定番ヘッドとして出ているG2のコーティング強化版という考えが、一番分かりやすい仕様であるという事だ。

だから、打感触としては、オレがメインスネアに採用しているHDDやSTDに近いものがある為、好感触を得られていたというのはそれで納得がいった。

その分耐久度は下がる事になったという事実はあるが、一先ずは自分が落ち着ける鳴りへと変更したので当面は問題無い。

ただ、こちらも長くは使っていこうという事にはならないんで、なるべく早めに次を見つける様にはしておきたいがね。


多少の変化は

2025-04-15 14:20:28 | ドラム

さて、この間稼働させ始めたLST146Hだが、今度からはちゃんとこちらでテコ入れ。

ヘッドのバターサイドを、EVANSのSuper Tough Dry(以下STD)へ。
YAMAHAのHMAスネアに装着しようという構想を引き継いで、コイツ。
なので、元々HMAスネアに装着していたのを流用。

あとはスナッピー。

CANOPUSのCPSL-14DR42。
メーカーではVintage Snare Wireというシリーズに入っており、その中の42本モデル。
エンドプレートが0.5mmという極薄仕様により、スナッピー伝達をどんなスネアに対しても引き出せるのが特性となっている。
メッキを施していないドライ仕様の点でも、妙な高域を持ち上げた鳴りにしない音作りにも貢献。
コイツも他のスネアで使用していたものを流用。まだ使えるコンディションで、捨ててしまうには勿体ないし、今度のスネアには本数の多いスナッピーを装着する予定だったので、渡りに船だった。

因みに、この42本モデルは今月を以て製造中止となるそうで。

まァ、このカスタマイズで叩いてみたところ、多少の変化は見込めたかな。
デフォルトと比べて、低域確保をしながらも高域の鳴りが出てくれるようになったと思う。
ヘッドは元々装着されていたのがEVANSのG1に相当するものだったというのもあり、1プライから2プライへ変更したのと、DRY仕様である分の影響は出ているだろう。
今回のSTDは使い古しというか、既に馴らしているのを使ったのもあり、チューニングの安定感もあったからその辺判りやすかった。

スナッピーも42本にして硬質な響きが見えてきた感じか。
本来であれば、そういった金属的な残響音を除去し得る特性を備えたモデルであるとは思うんだが、今回のスネアに関して言えばその点が出てくれる方が、高域が持ち上がった感があるんでね。

依然としてTAMAとしての音が強ぇと感じるが、叩いていて違和感の残る質感は幾分解消されたか。
あとは今回試した部屋が以前よりも広い場所だったってのも影響は出ているだろう。

ま、あとはバンドで音出した時にどう聴こえてくるか、だな。


落とし込みが出来るかどうか

2025-04-02 02:04:14 | ドラム

という事で、予告通りスネアがきたのでココで晒しておこう。

TAMAのLST146H。1.2mm厚のスティールシェルにハンマリングを施したスネア。
Sound Lab Project(以下SLP)というシリーズで、このシリーズはStarclassicなどの様なシリーズとは違い、様々なサイズや材質で作り上げたモデルを、一定の期間発売していくというもの。

実はこのLST146Hの前に、SLP内でLST1455Hというモデルがリリースされており、今回はその後継機種にあたると言える。

モデル名から察することができるように、サイズが14x6という深胴になっているのが先ず違いとなっているが、詳細な違いとしてはパーツがブラックカラーになってラグが変更されており、チューブラグからワンピースラグへと変更されている。
TAMAでワンピースラグって珍しい感じを受けるが、STARPHONICの様なシリーズでもワンピースラグが採用されているし、一応SLP内でLAL1455というモデルで、LST146Hと同型のラグが採用されており、その色違いとなる。

実はExpressive Hammered Steelというスネアの名称がつけられており、LST1455HはVintage Hammered Steelという名称がつけられていた。
とは言え、シェル本体に関してはどちらも同じ仕様と言え、より音圧を引き出せるサイズという事でその名称になったんだと思うし、ヴィンテージっていう呼称に惑わされない幅広さで使えるというのをアピールしたかったんだと思う。


何気に、TAMAのスネアは久しぶりに所持する。
以前Starclassic Birchを所持していた事あったが、当時は持て余し気味だったので、譲り渡してしまった。

で、以前から書いていた様に、YAMAHAのHMAスネアがダメになった際、同シリーズを所持するのは止めようと思ったのと同時に、YAMAHAは避けたいとも思った。

正直なところ、今になってスネアを所持するにあたり、ハイエンドクラスのスネアを持とうなんて事は考えてなかった。
だからと言ってPearlやDW、Ludwigなどはどうも違うんだよなって気がした。

ざっと一瞥してみて、良さそうだと思ったのがTAMAで、その中から直ぐに入手できそうなものをと考えて選んだのが、今回のLST146Hとなったワケ。
Starclassic Bubingaと実際迷ったんだが、カラー選択の問題で少し時間がかかってしまうので諦めた。今回は早目に稼働させたいというのがどうしてもあったんでね。
あと、オレが考えていた条件としちゃ勿体ないなとも思った(笑)。

LST146Hは現物を見てみると、確かに良い外観だなと思った。
ハンマード系は初めて所持というのもあるんで、これから使っていく上での意欲にも繋がるかと。

まァ暦の上では昨日、早速スタジオに入って叩いてみた。
TAMAだなァと思ったわ。
この感覚、久々(笑)。

TAMAって、メーカーとしての特性ってハッキリしていると思う。
主にスネアに関しては、鳴りの通し方とでも言おうか、聴こえる音領域というのが一定の質で存在していると、オレは感じる。

飽くまで個人見解としてだが、
TAMAはハイピッチにチューニングすると、実は中域に集中した響きが出てくると感じるんだよね。
硬質ではあるんだが突き抜ける感覚が薄い響きになる。

だから叩いてみると「アレ、こんなモンなのか?!」と思ってしまう鳴りに思えてしまう。
でも、コレがまた思わぬ作用があり、音数が少ないドラミングとかだと肩透かし食らった感じに思えてしまうが、音数が多いドラミングになると、ハイピッチにした状態が生きてきて、中域での響きが安定して通って聴こえるようになる。

LST146Hも例に漏れず。
今回はテメェの恒例儀式としてデフォルトスペックで叩いたが、上述のとおりTAMAらしい鳴り方だったわ。

今回、あんまり広くない部屋で叩いたってのも影響あるだろうな。
ぶっちゃけ、ハンマードスティールとしての醍醐味ってのは特に感じられなかった。
Starclassic Birch叩いていたのと大して変わらなかった。
その辺りも含めて良くも悪くもTAMA、って感じはあるんだケドも(苦笑)。

勿論、これからまた自分なりのスペックへとカスタマイズはしていく。
そこで変化が生じてくれたら良いがね。

自分にとって良い落とし込みが出来るように、これからちょくちょく持ち出していく事になるな。