AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

立証という言い訳

2018-11-24 15:59:00 | ドラム
表題通りである(笑)。


LUDWIGのLW6514。通称BLACK MAGICである。

まァ経緯としちゃ、
コイツともう一つのスネアでどっちにするか悩んでるっていう奇特な人が居て(笑)、自分じゃ決めきれないから最終的にオレに判断を求めた結果、もう一方のスネアを購入していったワケだ。

因みに、そのもう一方はLM402。
LUDWIGでは、代表格のスネア。

当初本人は、自分で色々と調べて、LW6514の方をほぼ買う気で頼んできたんだが、結局オレの判断としちゃLM402の方がその人の嗜好する鳴りを得られるだろうからという良心で、そっちを勧めてあげた。

ま、その結果、当人からしたら「それなら早く言ってよ~」と、期待を少しばかり裏切られた様でね・・・・・・つっても、どのみち現物試して渋ってて、当初はLM402狙ってたんだから、元の鞘に収まっただろうが(最終本人も納得したワケだし:笑)。

言ってみりゃ、本来必要の無いものが店に残る形になるワケだが、だからといってその責任をテメェでひっかぶる必要性は無いワケでね。
まァ何だ、ちょっと試してみたいっていう気を起こさせてくれるスネアがひょいと顔を出してきたんだよな(笑)。


BLACK MAGICシリーズは、ブラスシェルにブラックニッケルメッキを施した、同メーカーの誇るBLACK BEAUTYシリーズと見た目同じ仕様が施されている。
更に、シェルだけではなく、パーツ全般にもブラックメッキを使用しているのが最大の特徴で、見た目のインパクトは中々強力。
ダイキャストフープを採用している事によって、より剛胆な印象を強めている。

当然ながら、BLACK BEAUTYと同じ鳴りを求められるものではなく、どっちかというとよりロック的アプローチのスネアと考えた方が良いかもしれない。

簡単に言ってしまえば、音域はそんなに広くなく、パーツ諸々の機能により、先達のシリーズよりも使う音楽が限定されそうな響き。

オレの意見としては、ここには使えない、という感触は特に無いと思っている。
単純なブラス材であるなら、扱いは難しくなるところだろうが、ブラックメッキがされている時点で、相当多方面で使える状態になっている筈なんだよね。

てなワケで、
早速テメェなりの仕様に施していく。

当然ながら、打面ヘッドは変更。


EVANSのSuper Tough Dry。
元々装着されているヘッドの影響もあるだろうが、BLACK MAGICは何処か響きに籠り気味な点があるんで、このヘッドにすることでダイレクトにアタックを浮かび上がらせる。

スネアサイドはまだ換えるつもりはなく、その代わりにスナッピーを変更。


元々YAMAHAのRecording Customに装着されていた25本スナッピーで、いつも使用しているPURESOUNDは敢えて避けておきたかったので丁度良かった。
20本よりも多い本数のスナッピーにしたかったのは事実なんでね。

この仕様にする事で、鳴りは乾いた状態に持って行ける。
打面のヘッドに厚みがあるんで、低域もその分含みやすくなっているが、金属スネアに関しては、ヘッドの厚みはあった方が低音の成分をより獲得し易くなるんで寧ろサウンドバランス整えるには良いと個人的には感じている。

まァ、愚かだな(笑)。
まだ買うモンあるってのに、こんなスネアに結局手出すんだからよ。

ただ、
このスネアに関しては販売されてから現状、BLACK BEAUTYやLMシリーズと並んでレギュラーラインアップに入っている為、どうしても比較対象としては廉価版扱い(事実、このシリーズは本国アメリカで製造されてはいない)されているので、LUDWIGファンからはあまり良い評価がくだされていない様だ。

だったら使ってみようじゃん、となる。
そういった評価がいち意見であるに過ぎないと、オレが使用してみて立証してみれば良いワケだ。

オレも発売当初、見た目カッコイイなと思っていたシリーズで、こうやって持ってみるのも何かの縁だろう(と、言い聞かせてみるか:笑)。

見た目で選んだって悪い事は無い。
大事なのは、ソレをどうやって自分の嗜好へ近づけられる様にあれこれやってみるか、だからな。

強度の研鑽

2018-11-18 20:33:00 | 音楽・ライヴ
メンバーの都合により、今年ライヴをやるってのは絶望的な状況になっちまった。
去年まではこんな感じじゃなかっただけに、不遇と考えるに留めておくしかないだろうな。

そうであったとしても、バンド活動をしっかり打ち立てていく上で、曲作りは進行させていく必要はある。

てなワケで、昨日で現在取り掛かっている曲の基本的な枠組みは、ほぼ出来上がったと捉えている。
例のブラストがキツイって書いていた件の曲である。

現状、利き腕が故障しているにしても一応ドラム演奏に支障は無いので、持久力を上げるには個人練習なりで叩きあげていくのも問題はない。

とは言えど、
2人でアンサンブルを練り上げていくとなると、その時点で別領域に踏み込む事になる。

曲の後半部分に於いてはツーバス→高速スラッシュビートを駆使したリズムを瞬発的に展開させるんだが、ココを抜粋して何十回も繰り返すのは、流石に肉体にかかる負荷が半端じゃなくなる。

ブラストでの持久力は、正直言って前腕から先の筋肉反動をどう上手く利用するかというコントロールが大きな割合いを占めている。

ソレに対して、今回行った練習は、完全に体力/筋力がモノを言う展開。
速度を体感的に必要とする中で、いかに音の立ち上がりを明確にしながら、正確にリズムとして機能させるか。
音数の少ない中で力を込めるよりも、当然キツイ。

但し、
オレにとってはバンドの音楽として強靭さを披露するにはこの曲でだけでは少ないと思っているし、「オレらはここまでだったらやろうと思えばやれる」という、ある種の極限点にはまだまだ到達しきってないと感じている。

曲を作ってるんだから、“耳に何かを感じさせるもの”としての構築感、様式ってのは勿論必要だと思う。
オレが欲しいのは、そこにプラスしたタフネス。

攻撃的な音楽を基盤としているのであれば、ソレを表現する演奏者の強度ってのは在って然るべき。
音としても、佇まいとしても露呈出来なければいけないと思っている。

だから、バンド単位としての練習で、個々人の演奏を研鑽/練磨をかけていかなければならない。
一人だけソレが出来てりゃ良い、ってモンじゃねェからな。
そんなんでは、真のバンドアンサンブル、グルーヴは生まれてこない。

とりあえず、この曲を追加して、現段階で出来上がっている曲を通しで出来る様になれれば、バンドとしての強度は単純に飛躍したと捉えられるだろう。

まァ・・・ベースは相当骨折ってもらおう(笑)。


スティック探訪

2018-11-03 15:15:00 | ノンジャンル
まァ、
色々とくだらねー理由で、スティックを調達する事になった。
持つ分にゃ今テメェで使用しているものと近いサイズだったので、ハズレにはならないんだが。


VATERのPower 5B。同メーカーの5Bよりも少しばかり太く、長めのサイズに設定されたモデル。ヒッコリー材。

個人的には、今使っているスティックの長さが406mmと標準的なものである為、Power 5Bは419mmと1cm以上も差が出るんで、振り下ろした際の距離感を修正かける必要に迫られるのと、遠心力のかかり方がどうなるかが気がかりだった。

使ってみた結果、杞憂だったわ(笑)。


長い事やってきてキャリア積んだプレイヤーには、長らく愛用しているものに対するベストコンディションでないといけない拘りを持つ人間と、使えるならモノは問わない人間の2つに分かれる。

そりゃあ今まで使って来て良いと感じるものである方が、演奏の妨げは大幅に減るわな。
だが、キャリアを積んでいるからこその即応力ってのもまた養われている筈なんだよね。

今回のスティックに関しては、その点が働いた結果で、全然良い使い勝手だった。

つーか、
あまりにも振り心地軽いんで、「これメイプルじゃねェよな?!」と、思わず再確認してしまった(笑)。
VATERのスティックって、実のところヒッコリーも重量は思ったほど重くなく、太いモデルでも振りやすさがある。

寧ろこの軽量故に、コントロールのしやすさに繋がっているのは大きな効果を齎す。
サイズ、材質によって好みの音質・出力を求めやすくなる。

強度も申し分ない・・・と言っても、オレはそんなにスティック折る方でもないんでね。どう操作すれば、自分の欲しい音へ持ち込めるかってのは自覚してるんで、メイプル材でなければ基本細いの使おうが太いの使おうがそれなりに保たせられる。

軽量且つ頑丈。
VATERの特色を挙げるとなると、ここだろうね。

あと、VATER久々に使ってみて、やっぱりフィット感が心地いい。
昔よく解らずにスティックあれこれ手を出して、暫くはVATERの5Aをよく使うようになっていたケド、個人としては合っていたスティックメーカーだったんだなって思う。

練習って事もあって、この2ヵ月はKUPPMENを推していたんだが、やはりスティックとしては、木材が良いんだよね。
響きがやっぱり違う。
ヒッコリーの方が、やはり深みのある響きをドラムに提供してくれる。

コイツだったら、ライヴの予備として持っていても違和感なく使えるな。

ま、結論言えば、ここまで来たらある程度のもの使っても大差は無いって事なんだが(笑)。
だからこそ、色々と試してみて、その違いを実感し面白さも理解できる。

それであったとしても、メインのスティックってのは、自分の中で見つけておく必要性がある。

そんで、練習用のパッドだけじゃなくて、実際のドラムを叩いてその質感を本領を知るべきだってのは述べておきたいね。