AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

発展途上の身

2014-09-29 04:07:00 | 音楽・ライヴ
暦の上では昨日になるが、現在バンド練習の拠点にしているナイスビームスタジオで行われたライヴ、ザ・ナイスビームショウでDAMEDETHとして出演してきた。

いつもは練習で利用している一番大きな部屋は、今回ライヴ用として機材の設置が変わっていたが、音作りもちゃんとされていた。
別にナメていたワケではないが、スタジオライヴとしてちゃんと機能しているので大したモンだと感じた。
まァ尤も、オレの場合やっていて思ったのは、スネアに関しては多分マイク要らなかったと思う(笑)。

で、まァ、
肝心のライヴはと言うと・・・・・・
今回、ヘルプで参加してくれたベーシストは、現在ブルーズに傾倒しているギタリストなのだが、昔MEGADETHをやっていた経歴のある人物で、そこを通過していないベーシストよりも、よっぽどあのバンドに対してコツを掴んでいるのが明白だったので、短期間でありながら(しかも本人は当初はケッコー軽い気分で受け持ってた:笑)あそこまでやりこんでくれたのは流石だと思った。
とは言え、彼が参加してくれる条件として、オレとしては少しでも砕けた雰囲気でやれるようにしようというのは心がけていた。

実際、そんなライヴにはなったよ。
ダメダメという点に於いてね(苦笑)。

このライヴでは、紙屋氏のライヴ経験不足が見事に露呈された形になった。
ステージ上で聴いていた身としては、相当なミスの連発で、こりゃ笑ってやり過ごすしかないな、と感じた状態の時もあった。

彼の言い分としては、
以前にやった時は広い会場で、客との距離はそれなりに離れていた為、自分の演奏にある程度集中出来たんだと。
それが今回は、客の距離が相当に近いため、視線が凄い気になってミスが出まくったらしい。
そこからは悪循環だった、と。

ま、
ライヴ終了後にはちょっと2人で反省会をしていたワケだが、特に今日出来なかった事を責めるつもりはオレは毛頭ない。

コレは、ライヴをやった人間であれば誰でもが確実に通過する事であり、寧ろ避けて通れない道であるからだ。

ライヴは楽しい。それはオレにとって事実。
しかし、同時に悔しい、という思いを抱かずにはおれないのも事実だ。
個人レヴェルでの完遂が出来なかった事に対して不満を覚えるのは常日頃だし、ましてやそれがバンド単位となると、沈み込みたくなる。

だが、
その道程に踏み込んでいけなければ、本当の意味で成長は出来ない。

ライヴをやる以上は、人前で自分のやっている事を見せしめにかからなかればいけないワケで、逆に観てもらいたいからこそ日頃より練習をしてきている。
そして、いざライヴをやってみて、その時初めて自分の力量がどのくらいかを思い知る事が出来る。

ライヴで演るというのは、場合によってはプレイヤーの意志を折り砕くほどの経験値を齎す。
どれだけ自分が回数をこなしてきても、ライヴをやる場所が変われば、今まで積み上げてきた事も全て白紙に戻してしまいかねないと感じさせる事だってあり得る。

だから、
演るしかない。
次こそはという意欲を燃やせているなら、何度でも演るしかないし、演るべきだ。
色んな事に対しても当て嵌めが利く事だが、たかだか1,2回やって失敗した程度で全てを推し量れるモンではない。
そーいった中で、自分のレヴェルを底上げしていかないと、本当にバンドマンとしてレヴェルアップは図れない。

紙屋氏は、このライヴで痛恨の思いをしたワケだが、起爆剤にしてくれると信じている。
実際、終わってから直ぐにでも家に帰って猛練習したいと言い放っていたから、こんな場所で打ちひしがれはしていないのは充分理解できた。
DAMEDETHでそんなしょげられたら、NOUMENONは実現不可能になってしまうからなァ(苦笑)。

今が最低。
そこを忘れてはいけないのも重要。
ソレはオレにとっても当然の心持ちなんで、今回はある種イレギュラーな内容のライヴとして捉えるのは良かったとしても、今後はそうはいかないという気持ちで臨まなければならない。

まだまだ発展途上の身。
自分の視野は開けていると思いたいし、更に研ぎ澄ましにかかりたいね。

 DAMEDETH 
-Set List-
1.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE
2.THE KILLING ROAD
3.SHE-WOLF
4.FFF
5.VICTORY
6.PEACE SELLS



ついでなら

2014-09-22 03:23:00 | ドラム
仕事場に、そうる透氏が訪れたので、職場内にサインしてもらった機会を窺い、所持したシャツにサインを戴いた(ミーハーか:笑)。


サインしてもらってる時に「あー、バスドラがでかくなっちゃったよ」と、ちょっと失敗めいた事を言っていたが、でかいバスドラはオレにとっては良い事である(笑)。
いかんな、何かZildjianのシンバル一枚くらい使う様にでもするか(笑)。

季節の影響か

2014-09-20 03:17:00 | ノンジャンル
暦の上で一昨日から昨日まで連休だったが、FB上で一昨日は個人練習でスタジオに入り、今日は仕事上、機材設置によるちょっとした出張へ。

まァ、昨日の件に関してはあまり思わしくない心持ちも無くは無いんだが、ココで書くべき事ではない。

どっちかっつーと、一昨日での行動に関してが個人的にケッコー重要だったりする。
実はこの2週間ほどで、また生活のリズムが急変してきている感じで、休日になったら、大抵の場合、半日以上は寝て過ごしている状態に陥っている。

夕方になっても虚脱感が抜けなく、結局ほぼ何もしないまま一日を無為にするのがザラだったり。しかも、それだけ寝た分、今度は夜から未明にかけて目が冴えてしまい、そのまま寝てない状態で仕事へ向かうという・・・かなり悪いサイクルを作ってしまっている。

で、
まァこの連休も、下手をしたらそんな事になりかねないという危機感を抱いたので、正直若干の気怠さを覚えながらも、夕方スタジオへ向かい、猛練習して体を叩き起こす形へと持って行った次第。

実際仕事がある日数分は、寝不足の日々が続いている様なもので、そこを補う様に休日長時間寝ている感じになっている。
だから寝れる時に寝た方が良いのは理解しているが、この数日間にあった休日の過ごし方は、オレとしてはどう考えても健全とは言えない。

結果、やろうと思っていた事をやらず終いで一日が過ぎていくんだから、このままだとホントに生活に支障を来しかねん。
スタジオに行く事自体にはデメリットは全く無いし、その行動で少しでも悪い生活のリズムを壊せればと踏んで試みたが・・・・・・ぶっちゃけ解るワケがない(苦笑)。

9月に入ってからより過ごしやすい季節になったのもあるだろう、身体の方が妙な緊張感を感じずにいられるからってのもあるかもしれない。

しかし、
気の緩みっていうのも考えられるんだよな。
う~む、ドラムの練習したいし、絵を描ける時間も欲しい。しかし眠い(笑)。
もう少し今の生活リズムと時間の流れを感じ取るしかないか。

捨てられるのかどうか

2014-09-14 05:07:00 | 音楽・ライヴ
土曜で日を跨がないで帰るというのは、実に半年ぶりぐらいな気がする。まァあと翌日が休日になっているのもあるんで、気ィ緩んで変な時間に深く寝入ってしまって、今起きていると〈笑)。

一応感覚としては今日、PRSのとKEMPERの共同セミナーという事で、Toshi Hiketa氏を仕事場に招いて、限定人数でのクリニックを開いた。
長年に亘りプロの世界で活躍している人なので、ギター一本でどうやって多様化された音楽形態に対応するかというテクニック(まァその時はKEMPERというアンプを使ってた機動力もあるんだが)を直接聞けたのは興味深かった。

実際興味を引いたのはその辺くらいのものだったが(笑)、これって結局どの楽器に対しても言える事で、演奏として大枠の構築性は、どの音楽形態もそんなに外れてはいない。問題は、耳に入ってくる際に「どう聴こえているか」という、耳障りの程度の問題。
あんまし言い方として聞こえは良くないな。要は「音鳴りの表現」ってところだ。

オレは自分がやりたい音楽として、ギターの音に関しては確かにメタルな音を求めているが、正直その辺も曖昧。バンドとして例を挙げるならMEGADETH、FEAR FACTORY、MESHUGGAHといった、“一聴してヘヴィと判る様な演奏上に、速度のあるピッキングをしても一音の輪郭を失わない硬質さと、その硬い鳴りだけに収まらない、倍音としての中低域をしっかりと含んだ響き”を出せる感じなら、後は演奏者の表現能力の問題なので、そんなに要求することは無い。
ま、敢えて言うなら、スピーカーが飛ぶんじゃねェかっていうくらいの音量を出した上で、上述した条件が伴っている、という点か。
そんぐらいの音でやってもらわないと、こっちとしては物足りないんでね(笑)。

だから、「メタルっていう音をどう基準に置いているか」っていう考えに依る。人によってはダウンチューニングしないとっていう風に考えているとか、強力な歪み系エフェクターを使い、そこから更に音の抜けるギター/アンプを使用するべきとか、様々である。
中には時代背景的なところで基準に置くというのもあるし、諸条件が絡めば実に複雑になる。
そーいった点で、オレは曖昧。ジャズやブルーズのギタリストが弾いている音を聴いても、さっき上げた音鳴りの条件がある程度重なっていれば、オレの中では「通用する音」として見做してしまう。

多分、突き詰めて言うなら、変に加工されていない音がどれだけ響いてくるか、なんだろうね。
オレからしたら、ここ最近に出てきたメタルバンドよりも、今から2、30年以上前に出てきたバンド(大枠でロック)の方が、音として余程魅力的に聴こえる事があったりするんでね。

NOUMENON・・・というか、オレがやるバンドとして常々掲げているのは、唯々“メタル”であること。好きな音楽は当然メタルであり、表現としてメタルという意識を持つのも勿論だが、その上で何よりも大事なのは出す音。先ず輪郭の無いギターサウンドはオレには有り得ない話だ。そしてある程度の不穏な表現。ヘヴィであるなら空気を重々しく聴かせるリフは持たないといかんだろう。
否定はせんが、ダウンチューニングは必要無い。ボヤけた輪郭になってまでダウンチューニングするくらいなら「多弦ギター使えば?」って思う人間なんで。まァ、7弦、8弦使ったとして、それだけでヘヴィになるとは限らないからね。
大事なのは、フレット押さえている運指と、ピッキング度合いだから。

あと、影響源としてFEAR FACTORYがある(勿論それだけではないが)ので、ギターソロに関してもそこまで執着は無い。よく居るんだよね、ギターソロ入れる入れないで揉めたりするやつ。
オレからしたら、「お前の表現の全てって、その曲のその数秒程度しか無いの!?」って思ってしまう。
ではソロ以外で鳴っている、所謂バッキング/リズムギターは?ギターソロをする上でも必要な基盤だし、何よりも通常「ヴォーカルの居るバンドの曲」っていう尺度からすれば、ギターソロよりも大きな割合占めているのはそっちの筈だ。寧ろそこにこそ力を注ぎこめないと、特にメタル系は大きな印象を与えられないだろうに。
デスメタルやブラックメタルを標榜としているバンドにも、ギターソロが素晴らしい効果を齎しているものもありはするが、その手のバンドは、そもそもそこに惹かれるワケじゃないだろう。ギターリフ/リズムあってこそだ。
「ギタリストが目立てる場所として、ギターソロを入れなきゃいけない」なんていう程度でギタリストの存在意義を測っているようなやつは、オレには要らない。バンド編成として、ギターソロの効果を考えた時にもう一人ギターが必要、などという考えでツインギターにするなんていう目論見は論外だね。そもそも、ギタリスト一人だけの方が目立てるんじゃねェの?

まァ、
こんな事グダグダ述べてるケド、オレはドラマーです。ギタリストでは決してないです(笑)。
ただ、リズムを担う立場から見て言わせてもらえば、ギターにしろベースにしろ、更にヴォーカルにしても上述した点は何処かで共有できるものだと思う。

だから、オレ個人としては、これまで自分がやってきてどうしても捨てられなかったもの、表現したいものを共有できるメンバーとメタルをしたい。
ここまでやってきて、ドラマーとして表現できる事がまだある筈だと信じているんで、ドラムを捨てるってのは考えた事もない。

要は往生際が悪いんだな(笑)。
でも、そうでもないと、本当の意味で極地に達することってのは出来ないんじゃないかと思う。

そこにかこつけるワケじゃねェが、つい最近、国内でそれなりに名の上がっているメタルバンドから、メンバー脱退が公表された。
で、そいつの意見としては、「もうバンドはいい。普通の生活に戻る」という事のようで、残ったメンバーは今後の活動をどうするか考慮してるらしい。
正直、オレはこのバンドに関しちゃ全然興味はなかったし、うちのバンドメンバーが話題にでも挙げてこなければ(つってもこっちはこっちでアルバム感想が罵詈雑言の嵐:苦笑)目もくれなかっただろう。

ま、私的生活面の問題なども重なったりしているんだろうが、こいつらの今築き上げた立ち位置を考えると、よくスッパリ諦められるモンだな、と思ってしまう。自分のやっていた楽器を捨てる様な行為を(実際モノを捨ててるとは思わんが)。
少なくとも、現状オレはドラムを捨てきるなんて事は出来ないね。



ライヴ写真

2014-09-02 22:44:00 | 音楽・ライヴ
一昨日のライヴの写真。










その後、メンバーからは件のトラブル、イヴェントの中での自分達の印象云々を聴いているが、まァライヴってのはそーいった事が起こり得るワケだ。各々が「次こそは!」という意識が芽生えている点に於いては、このバンドに対して継続の意欲がある良い傾向だと思う。
メタルのイヴェントでやるのも良いが、オレとしちゃアウェイでやるのは歓迎(笑)。知り合いばっかりが居る中でノッてる光景作ってもらうよりも、見も知らない人たちの前で自分達が演奏している様を見せつける事の方が、オレは重要だと感じる(断っておくが、仲のいい知り合いを呼ぶのが悪いとは言わない。問題は、そいつらとだけで近視眼的な世界を作ってしまう事だ)。

コピバンの範疇であるから、BLACK RUBY、E.O.D.でこの持論を振るうつもりは無いが、NOUMENONに関しては、そもそもにして音楽的にそーいったなあなあが通用しない(は、言い過ぎかもしれんが、少なくとも予定調和的にはいかない)形を取るつもりなんで、最早メタルであるとかそうでないとかいう括りのライヴはオレらからしてみれば無意味なカテゴライズになっていくと思う。

オレはそれが望み。

自分達が本当に「メタルバンド」と名乗るのなら、その領域の外にも顔を出す必要がある筈だ。
延いては、音楽的カテゴライズを無視出来る状態を作っていきたい。
当然、オレが「メタル」であることを誇示しつつ、だ。
NOUMENONでは、ソレをやれるようにしたい。

ついでに、以前より客として会っていた、Hyperionのベーシスト、タッキー氏の画像を。

まさかここでお互い対バンする事になるとは思わなかったねェ(笑)。
こーいった事が起こり得るのも、面白い。