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AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

孤高=最強の証は変わらず

2025-06-10 11:48:36 | 音楽・ライヴ

2年前に、『ENEMIES OF REALITY』がリリースから20年を迎えたという話をココで書いていた。
あれからもう2年が経ったのかと、加齢による速度にビックリするわ(苦笑)。

まァそんな事は良い。
あの時の投稿で宣言した通り、このアルバムも今年で20年となるので、挙げさせてもらう。

2000年代に入ってからのNEVERMOREは、確実にシーンに楔を打つ様なアルバムをリリースしてきたと思っているが、この『THIS GODLESS ENDEAVOR』もその一つであり、バンドが最も勢いを増していた時でもあった。

『ENEMIES OF REALITY』はリリース後に、サウンドプロダクションの酷さをメンバーが非難していた(後にリミックスヴァージョンがリリースされた)が、個人的にはあの凄まじいブルータリティを表現し得ていたのは、サウンドの濁りによる混然一体の猛進のお陰であると思っており、『DEAD HEART IN A DEAD WAORLD』から進化したバンドの姿を示したものだと今でも思っている。

バンド自体がそこを反省点として踏まえながらも、当時の音楽的方向性に間違いは無いという自信により生み出されたのが、『THIS GODLESS ENDEAVOR』である。

切れ味鋭くも、冷たさと暗さを纏わせた音楽がNEVERMOREの特徴であり、その特性を最大限に発揮したのが『DEAD HEART IN A DEAD WORLD』であったが、『ENEMIES OF REALITY』はある種反対の位置にある、あからさまな熱を帯びた怒りを纏わせた勢いが印象。そこは裏打ちされたテクニックが全体の暴走度を高めていた事も挙げておかなければならない。

そんなアルバム2枚を経たからこそ、『THIS GODLESS ENDEAVOR』はバンド史上最高傑作と言われるほどの内容を包括したものとなっている。
折しも当時はメタルが世界的にも再燃期であり、特にそこからの5、6年ほどは、独自性を帯びたバンド達がいよいよシーンの表舞台に躍り出てきた時でもあったと思っている。

NEVERMOREも無論その一つ。
アルバムリリースされれば国内盤は軒並み発売されてきたにも関わらず特に人気を博していたとはお世辞にも言えない奇妙な立ち位置だったが、方々の宣伝(特に元BURRN!の奥野氏とARCH ENEMYのマイケル・アモット)とアルバムリリースのタイミングが合致した末に、日本では漸く広まった感じだ。

そして評価を得るには勿論、バンドの演奏内容が必須。
その点に於いては、このアルバムは完全武装していたと言える。
前2枚の傑作を経て作られたアルバムは、その2枚を合わせた様なものと捉える事が出来るし、テクニカリティの応酬という点で言えば、『THE POLITICS OF ECSTASY』 もバンドの歴史でも際立つアルバムだったかと思うが、それすらも越える程の強烈さを提示している。

特に1曲目の「BORN」が、このバンドの当時の勢いを如実に表している。
NEVERMOREを語るなら、という点でこの曲ほど適したものはないだろうと思わせるほど、魅力を詰め合わせた内容となっている。
当然、バンドとしてもその確信はあったと思えるし、ソレはライヴでも必ず演奏された事が物語っている。

以降の楽曲も、NEVEMORE節全開で進んでいく。
このバンド、ひいてはこのバンドメンバーでないと表現し得ない楽曲が展開されていく。
NEVERMOREで何がおススメできる?と問われれば、オレ含めて多くのファンがこのアルバムを挙げるんじゃないかと思う。

今聴いていても、このアルバムの存在感は彼らの中でも際立っていると感じるし、改めてNEVERMOREに代わる様な存在は居ない、とも感じる。

2005年当時は、OPETHとツアー回ったりと、独自性/孤高性を備えた両バンドが世界的にも注目を集めたのもこの辺りだったんだよな。

NEVERMOREをリアルタイムで触れ得た事は、オレにとっては実に大きかった。

そんなNEVERMOREが解散をして久しいが、前回BURRN!でARCH ENEMYのダニエル・アーランドソンが発言した事がちと気にかかってる。
彼曰く、「ジェフ・ルーミスはまたNEVERMORE再編を考えている」という。

正直なところ、この話はオレはそこまで信用していない。
ジェフの脱退理由は家族との時間を持ちたいってのが第一の理由であるが、もう一つの本音としては自分の持っているアイディア表出の時間を持ちたい、って事だったんだろうと推測している。

ただ、ソレがNEVERMOREとして向けられてるものではない、とも思っている。
やるとしたらソロとしてだろう。或いはオレ個人の願望として、NEVERMOREに代わるバンドを始動させるため、とか。

ダニエルがうっかり口にしちまったのかどうかは定かではないが、もしNEVERMOREとしての活動なりをするのであれば、ソレは特に黙っておく必要はないとも思うし(今は亡きウォレル・デインがその権利を持っているでもない限り)、それであればNEVERMOREファンを名乗っているマイケル・アモットがその事に言及している筈だと思うんだよね。

ただ、やはりジェフがバンドで動くとするのであれば、そこには期待はしたい。
別にNEVERMOREの曲をやってもらわなくても良い。
メンバーであったジム・シェパード、ヴァン・ウィリアムスとまた手を組み、NEVERMOREの様な音楽を新たに生み出していってくれるなら、オレは応援したい。

ウォレルの件を交えた現実的な話をすると、もう時間も長く残されているワケじゃない。
20年前の歴史的名盤を聴いていて、当時と今を見つめると、そう思ってしまうね。

元メンバー各々の活動も止まっているようだし、動き出すのであれば、今なのではないかな。


ひとまず一区切り

2025-02-23 01:08:19 | 音楽・ライヴ

ついさっき、ライヴより帰宅。

暦の上では昨日、MEGADETHのカヴァーバンドDAMEDETHで出演。
日頃お世話になっているスタジオ主催のコピバンイヴェントだったが、今の会場を使用して参加するのは初で、恐らくイヴェント自体への参加は8~9年近く経っているんじゃないかと思う。

とは言え、このバンドも約6年ほど活動から遠ざかっていたからな。
リハビリは当然必要だが、ベーシストが仕事の関係上で練習参加もままならない状況となった為、今回はヘルプを仰いでのライヴ。
たった2回しか合わせる事ができなかったが、それでも充分過ぎるくらいの対応をしてくれたし、何だったら外観は正規ベーシストよりもステージ映えするんで(笑)、今回再始動するにあたっては、自分達にとっても良い刺激になった。

ライヴ自体も、お客さん全体がこちらへ良いフィードバックを与えてくれたので、オレが自分で思っている以上に演奏ではしゃいでしまった感はあったが、ソレは他のメンバーも同様だったみたいで(笑)。
外音がどうなってるかは客席側のみぞ知るだが、ステージ内ではリハーサルよりも音通りが快適になっていたので、パフォーマンス含めて全体としては良い雰囲気ではあったと感じている。

しかしまァ、
去年12月から休日の殆どをスタジオ練習に費やしてきた(個人、バンド練習共)ので、ここで漸く一息つける状態を作れる様になった。
12月はMEISTER、1月はMADHOUSE、今月はDAMEDETHと、見事バンド別にそれぞれ活動を行っていた。

特にこれまでものんびりやってきたワケではないし、この3か月間の練習は自分にとっても良い叩き上げを行えてきたと思っている。

ただ、その分自分のバイオリズムが変調しているという点も否めず、やっぱりケッコー無茶はしてるなと徐々に感じてきていた。

一旦は落ち着かせたい。
でも、少し先ではあるが次が控えているので、目下はそっちにギアチェンジを行っていけるようにしなければ。

DAMEDETHは今回から再始動するようなモンで、今後もお誘いの条件が揃えば、継続していくつもりなんでね。

MEISTERと並行活動となる為、場合によっては余裕を見つけるのが難しくなるかもしれないが、それでもバンド活動をする目的があるというのは、良い事だ。

 

Nice Beam Studio Presents~ナイスビームショウ~
2025.2.22 @reflex

~DAMEDETH Set List~
1.BLACKMAIL THE UNIVERSE
2.WAKE UP DEAD
3.SHE-WOLF
4.VICTORY
5.KILLING IS MY BUSINESS...AND BUSINESS IS GOOD!
6.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE

 


動きは大事

2025-02-07 01:41:05 | 音楽・ライヴ

この間のANTHRAXカヴァーバンド、MADHOUSEの動画をこちらでもアップしておこうかね。

ベースのHIDE氏には、SNS投稿上でシェアO.K.の承諾は得ているし、今後いつやるのかわからないという事もあるので、できるだけライヴをやったって事を広めてほしいと言っていたのでね。

2025.1.25 ANTHRAX TRIBUTE BAND "MADHOUSE" LIVE (Full Show ver.) - YouTube

個人ミスはどうしても気になってしまうところだが、バンド演奏全体を考えれば、些細な事であるワケで。

それよりも、ステージ上でメンバーがこれだけ動いている(動ける)ライヴは、ドラマー目線からしても楽しいモンなんだよね。

演奏の腕前を、パフォーマンスを含めて見せる。
これこそがライヴの醍醐味だよ。


一先ずひと段落

2025-01-26 01:26:07 | 音楽・ライヴ

先程、ライヴより帰宅。
去年の2月にOUTRAGEのカヴァーバンドで出演したイヴェントと同一で、今回はOZZ FEST的に、洋楽系メタルバンドのコピバンイヴェントと銘打ったもの。

で、オレは今回ANTHRAXのカヴァーバンド、MADHOUSEとして出演したんだが、まァこのバンドはこのライヴまでに色々起こった。

元々は2年ほど前に発足したのだが、その時からギターが定着せず、結局1年半近くスタジオにも入る事もなくなり、ヴォーカルとオレの中では正直終わったものだと思っていた。

それが去年の11月ごろに、ベースからこのイヴェント主催者にお誘いを受けたと連絡があり、出演するんだったらこのMADHOUSE良いんじゃないか?という案を提示してきたので、安請け合いでO.K.の返事を出してしまった(笑)。

ま、最大の問題は当然ながら、ギタリストの存在。
短期間で2人のギタリストを確保しなきゃならないという難題が眼前にあったが、とりあえず今回のライヴ限定でのヘルプとして確保に至った。

が、その後も災難続きで・・・・・・ここらの事情は明言を避けておくが、下手するとライヴ出演を辞退する事になりかねない状況だった。

まァ何とかその状況も乗り越えてライヴに臨めるようになったんだが、当日も色々と起こってだね(苦笑)。
兎に角ここまできたらライヴを無事終える事こそが冗談じゃなく悲願成就となると思えてきて、油断ならねェ気分だったよ。

んで、
肝心のライヴはと言うと?
正直、ここぞいう時にしょうもないミスを起こしたりしていて、個人レヴェルのものであるかもしれないが、テメェの中では恥ずかしい事この上ない演奏に思えてしまった。

ただ、
ここまできてのライヴであり、メンバーもキャリアを積んだ実力者ばかりという事もあり、ステージ上で目いっぱい楽しんだ(オレはドラムなので動けないが、前方のメンバーのアクションを見て楽しんでいた)。

一先ずは、これでひと段落着いた。
またやる事になったら、このメンバーでもアリだとは思うが、このMADHOUSEでの活動は長期で控えて良いんじゃないかというのが個人的見解。
ホント色々あってやきもきしちまったから、直ぐにやろうという気にはなれないね。

一応、オレとしちゃ今回ANTHRAXの曲をライヴでやった事により、スラッシュメタル四天王の曲を全てライヴで演奏した実績は作れた(笑)。

あと、コイツがここにきて出番が出るとは思わなかった。

ANTHRAXのチャーリー・ベナンテが使用しているシンバルはPAISTEで、その中でチャイナ系はこの2002シリーズのNovo Chinaをセットアップ。

以前に中古で良品が出ていたのを見かけ衝動的に入手して、特に使いどころも考えていなかったものが活躍する時が来るとはね。
シンバル全部は無理にしても、必要不可欠な部分はできるだけ本家に寄せたものを使ってその気分を出そうというのであれば、このチャイナ一択となる。

あと、チャーリーはライヴ演奏時にグローヴを装着しているので、去年に使ったグローヴでその雰囲気を少しでも出せればと再び引っ張り出した。

当時は怪我した手のダメージを軽減する対策の為に使っていたものだったが、回復した今の状態としては、過度にグリップがかかるんだよね。

やはり、演奏する時は素手の方が良い。

 

2025.1/25 @DRUM LOGOS ~GOZZ FEST2025:なん凄外伝~

MADHOUSE Set List
1.PANIC
2.METAL THRASHING MAD
3.MEDUSA
4.GOT THE TIME
5.MADHOUSE
6.INDIANS

 


久々の顔合わせ

2024-12-09 01:46:21 | 音楽・ライヴ

暦の上では昨日となるが、MEISTERとしてのライヴより帰宅。

一応、バンドでのライヴは今回が今年最後となる。
なんか一年がホントあっという間に過ぎ去ろうとしてるな(苦笑)。

今回もOUT OF FOCUS主催のイヴェントとなるが、今までよりも出演バンドが多い上に、リハは自分達が一番最初で、演奏が2番目という、時間の過ごし方が困る状態で臨む形となった。

まさか昼・夜とバンドメンバーと食事して過ごす(しかも、2軒ともカレー屋:笑)なんてことは、そうそうないからね。
ひと足早くにバンドでの忘年会やった様な感じだね(笑)。

どっちかと言うと、今回のライヴは既に出演が決まっていたバンドからのお誘いというのが参加のきっかけだった。
まァ、その相手というのが、MEISTERの元ドラマーで、正式にはオレの前任者。

解雇という形でバンドを去った事になっているが、その人としては特に怨恨もなく、寧ろオレの居るMEISTERを観たいという要望で、今回お呼ばれされた感じだね。
厳密に言えば、その人はオレのドラムをライヴで味わいたいっていうのが本音らしい(笑)。

ま、その人はもう十数年以上前から知り合って、何を思ったかオレのドラムをいたく気に入ってくれているので、今回はその人が去った後のMEISTERがどんなバンドになっているかを観れるチャンスという事になったワケだ。

肝心のライヴは、ステージ内でのバンドの音はかなり良い状態だったんだが、何でか足回りが安定せず、最後の曲の方で2回くらいフットボードから足を踏み外したという凡そ考えられない事態が起こった事に、我ながら苦笑せざるを得なかった。
おかげで曲の決め所をいつもの様にやれなかった事に、テメェの甘さを痛感した。

そして、起こった事は最早悔やんでもどうしようもないんで、次の機会があるなら、その時までに改善するべく調整/修正を考えて練習するべき。

それよりも、
今回は出演バンドが多い分だけ、久々に会う面々も多かったのが印象的だったね。

個人的には、MEGADETHカヴァーバンド、DAMEDETHのメンバー達と会えたのは大きい(まァ両名ともオレが今回ライヴに来ないかと声かけた結果だが:笑)。

このバンドも、最後のライヴから約5年以上経っていて、別々に会う事はあったんだが、全員で会うというのはホントに5年振り。

実のところ、オレもココ最近のライヴお誘いの中で、DAMEDETH久しぶりにやろうかなと思い立って、ギタリストの紙屋氏へ話をしてみたところ、一瞬で快諾したんで、これは良い兆しだなと思ったんだよね。

生憎、直近で誘われたライヴには、ベーシストの大久保氏は時期的に仕事の激務により不参加となってしまったが(今回はヘルプのベーシストが参加。彼も今回のMEISTERのライヴに来てくれたので一緒に顔合わせした)、それでもバンドとして次へ繋げる話が全員でできたのは実に大きい。

現在のオレの立ち位置としては、オリジナルバンドであるMEISTERが最優先となるため、DAMEDETHはもう殆どお遊び的なバンドの位置づけになる。

それでも、過去にやってきた様にできるところまでの完成度へ持って行こうとは努めるし、(MEISTERを除く)他のカヴァーバンド類での活動よりは高い優先度で考えている。

そこはやっぱり、MEGADETHが、これまで自分がやってきた音楽の根幹にある影響の一つである事が理由だね。
本家と比べて編成として不完全であっても、カヴァーやってホントに楽しいのはオレもやっぱりMEGADETHなのは間違いない。
DAMEDETHやってる今のメンバーは、このバンドやるのがマジで楽しいと思ってるからね。

ライヴ活動の数、範囲を広げるという意味に於いても、DAMEDETH再開は良い手段だと思うし、そこからMEISTERの更なる活動の拡大に繋がる事も期待したい。

 

2024.12.8 out of focus Peresents ーVARIOUS COLORS Vol.17ー @PEACE

~MEISTER Set List~

1.PRIDE
2.SOUL TAKER
Guitar Solo~Drums Solo
3.ESCAPE
4.NORTH WIND
5.DARKNESS OF LIGHT