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AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

やる気に火をつける

2025-08-25 02:35:22 | 音楽・ライヴ

前作から、そんなに待たされずにリリースされた感じがする。

CYPTOPSYの『AN INSATIABLE VIOLENCE』。フルアルバムとしては9thにあたる。

まァ、考えてみれば、『CRYPTOPSY』から『AS GOMORRAH BURNS』までの間隔が異例であったようなもので、本来このバンドは2~3年ほどの間隔でアルバムリリースしてきてたからな。

まァ尤も、ライヴ/ツアーはしていたものの、創作活動のペースが停滞していた感は当時何となく感じてはいたんだが、強ち外れてはいないと思う。

それと比べると、今回はDEATH TO ALLとのツアーが大いに刺激になったと思われ、そのツアー最中にレコーディングを行っていたらしく、この手法はバンドとしては初だったとの事。

ストレスもあったらしいが、❝鉄は熱いうちに打て❞を体現する状況であったのではないかと思う。
実際、今回のアルバムは「グルーヴィな雰囲気を重視したアルバム」という当初の案とは真逆とも言える、バンド曰く「歴代最速のアルバム」となったワケだから。

これは個人的見解だが、このバンドは1stから既に狂速の域に達する様な曲を演奏していた感じでもあり、ソレが完全開放/顕著となったのが『NONE SO VILE』ではなかったかと思う。
故に、今回のアルバムを聴いていても、過去のアルバムと比べても特段速い、という感覚を得られるものって正直ないんだが、アルバム全体に通じるスピード感というのは、4th『AND THEN YOU’LL BEG』を彷彿とさせるものがあり、そこに前作『AS GOMORRAH BURNS』で自身の創り上げたデスメタル流儀を現メンバーで再構築した音楽性をプッシュアップさせたのが今作である、と捉える事ができる。

実際、初期と同じではないが、往時のCRYPTOPSYの様に、瞬間的にハッとさせられるフレーズを浮かび上がらせる事で曲の印象を強く残させるのを得意としていたと感じていたが、今回はそういった展開を巧みに設け、曲に対してのインパクトを植え付ける事に成功している。

だからといっても直ぐに覚えられるような音楽ではないのは当然なんだが、それでも闇雲なテクニカリティでブルータリティを装う形から逸脱しにかかっている感じは、前作と今作から伺いとれる。
ライナーノーツで奥野氏が指摘していた様に、特に今作は先のDEATH TO ALLとのツアーと並行して作業を進めていた影響からか、ライヴ感のある点も全体にスムーズさを感じ取れる要因となっていると言える。

ま、言わずもがなやっぱりフロ・モーニエのドラミングの強烈さだろう、語られるのは。
演奏に関しては、今や彼に追随するスピードでもって叩けるドラマーは世界中に数多く存在しているが、これほどまでに自然と思えるほど滑らかな流れを感じさせて炸裂させるドラマーとなると、実際のところ数えるほどしか居なくなる。

しかも、フロはCRYPTOPSY唯一のオリジナルメンバー。
結成から30年をとうに超え、本人も50代に到達しているという事実が、どれだけ驚異であるか知れよう。
しかも本人は「もっとスムーズに、インパクトを伝える叩き方を体得した」と言っているんだから、御見それしましたとしか言いようがない(笑)。

これだけのキャリアを築いてきたバンドなら、昔取った杵柄で活動するでも充分と感じるのも共感できるところでもある。
が、フロを中心にCRYPTOPSYのメンバーはソレを良しとせず、今でも自分自身を開拓できる何かを探りながら、バンドを次の領域へと持ち上げるべく研鑽の手を止めない。

「テクニックを以て表現される音の暴虐性」というのは、正にCRYPTOPSYのためにある表現かと思う。
NILEもその部類にあたるが、オレの感覚としては、ダイレクトに伝わるのはCRYPTOPSYの方である。
デスメタルが何であるか?というのを極限の縁で披露しにかかっているのがこのバンドであると思う。

先のSODOM、そしてMEGADETHがそのキャリアを閉じるという理由も頷ける一方で、CRYPTOPSYの様な存在が姿勢を未だ崩さず闊歩している様を見ると、こちらとしてもやる気に火がつく思いになる。

ま、別にフロの様になるつもりはないが、自分がやりたいと思えるものを追求する、自分のドラムとはコレだという姿勢を崩さず貫く事の大事さを改めて今回のアルバムで知らせてくれた。
それほど、今回のアルバムは良い。

また、アルバムのアートワークは、元メンバーのマーティン・ラクロワによるもの。
彼は去年急逝してしまったが、マット・マギャキーによると、このバンドは歴代ヴォーカルたちとは友好関係を持っているという事で、マーティンに関しては『NONE SO LIVE』でその声を残しているが、彼の創作面をバンドで出されなかったのは残念だと思い、今回マーティンの遺族の承諾を得て、アルバムのアートワークに起用したのだという。

こーいう点も心憎い。
ファンにとっては、より思い入れのできるアルバムになる。


できるうちに終止符を

2025-08-20 19:44:26 | 音楽・ライヴ

オジーが亡くなってからもう少しで一ヵ月経とうという中で、デイヴ・ムステインがMEGADETHを終わらせる事を宣言。
来年にラストアルバムをリリースし、その後フェアウェルツアーを行う。

まァ、この手の音楽は年を重ねれば肉体的にも過酷さが増す。それでいて新たな音楽を作り出すという意味を加えるとなると、キャリアは自ずと短命になってもおかしくはない。
ムステインも身体はかなりボロボロになってるだろうし、首の手術後のライヴは正直動画で見ていてもこっちが辛くなるものばかりだったしな(苦笑)。

ただ、MEGADETHのキャリアとしては現在幾度目かの絶頂期を迎えているのは事実であり、ムステインとしてもココが引き際と覚悟したんだろうな。
プライドの高い男だから、「他のバンド」の様にバンドのブランド価値を下げてまで活動を続けたくはないと思うのも頷ける。


MEGADETHの話が上がってきたからこっちを先に書いてしまったが、少し前に同じように自身のキャリアに終止符を打つ事を告白したバンドがいたんだよな。

SODOMの『THE ARSONIST』。16thアルバムで、恐らくこれがラストアルバムとなるだろう。

コレに関しては、BURRN!でトム・エンジェルリッパーが語っていた事を踏まえればほぼ間違いないだろう。
元々、トムのバンド活動に対してのネガティヴ発言はここ十数年くらいでちょいちょいあったりしてたんで、年齢的なものも考えれば、彼の様々な感情を整理するために、今回いよいよ決断せざるを得ない状態となったんだろうな、とは思った。

ともあれ、アルバム内容に関しては変わらずSODOMなスラッシュメタル。
時折不穏さが増してリフの響きにSLAYERが宿る事がしばしば見えるのもファンならば周知の事実であり、そうであるからこそSLAYERファンがSODOMを好きであったりするのは当然でもあったりする。

今回はレコーディング方法に、70年代のテープマシンを使ってドラムを録音したという、正にアナログ方式。
トムは「昨今のオーディオ機器に対応させる為に、どうしても最終的には音にコンプレッションをかけないといけない」と少々残念がっていたが、それでも最近のソフトウェアばかりに頼ったサウンドメイキングと比べれば、音の膨らみ具合とかは生ドラムらしさを感じさせる鳴り具合で、耳疲れしない。

尤も、SODOMは昔からオールドスタイルな曲作りを重んじていたバンドなので、アルバムに関しても、実際そこまでデジタルチックな聴感を味わったことはないんだよね。
まァ、この辺はバンドサウンドに対しての好みによるところだろうケド。

とてもラストアルバムじみた、大々的に終わるという仕上がり方になっていないのは彼ららしいと言えるが、「WITCHHUNTER」や「A.W.T.F.」は、元バンドメンバーのクリス・ウィッチハンターと、元TANKのアルジー・ワードの事を歌ったものであり(両名とも故人)、トムからしたら「せめて最後にするなら、彼らの事を語ったものを曲に」という考えもあったかもしれない。

因みに、このアルバムのメンバーは前作『GENESIS XIX』と変わっておらず、この6~7年以上はツインギター編成となっていたワケだが、それでもメンバーチェンジが起こらなかった点で、現編成が良好な関係を保っていたのが伺える(因みにギターのフランク・ブラックファイアは90年代のSODOMに在籍していたので、ある意味出戻り)。

まァそもそもトムが居なければSODOMでなくなるのは誰の目から見ても明らかだし、BURRN!でもトムの内情をメンバーに伝えたところ、皆快諾してくれたというから、円満な形で最後を迎える事になると言える。

同郷で同期のDESTRUCTIONは、「まだまだやれる」と気を吐いているが、冒頭でも書いた様に、スラッシュメタルは肉体の負担が非常にかかる音楽で、それこそ40年以上もバンドが続くなんて誰も予想していなかっただろう。

ただ、ソレをこなせるのはごくごく一部の第一線級バンドに限るし、そういったバンドは尚の事心身に負荷をかけていく状態に追い込まれていく。
とても、70歳まで続けて行けるような音楽とは思えない。少なくとも、世界を回って演奏するという行動は無理だろう。

そういった点で、トムの決断は寂しくもあるが賢明なものだったと言える。
自分が衰えてしまった姿を晒す前に、ちゃんと現役と言えるうちに終止符を打つ形をとるという活動は、これからも増えていくだろうな。


終焉を垣間見る

2025-07-30 01:29:41 | 音楽・ライヴ

今から一週間経つか。
オジー・オズボーンが亡くなってから。

その訃報は死後翌日の7月23日には世界中に伝えられていたので、勿論オンタイムでオレも知っていた。

ショックではあった。が、同時になんとなく「ああ、やっぱりそうなったか」という予期もしていたんだよね。

7月5日に、BLACK SABBATHのラストライヴとして開かれたイギリスでのイヴェント「BACK TO THE BEGINING」は、BLACK SABBATH/オジー・オズボーンに関り、また称えるミュージシャン達が集う事で、事前告知としても世界中で話題になっていたが、同時に懸念されていたのがオジーの容態でもあった。

オジーはパーキンソン病を患い、既に歩く事すらままならない程に衰弱進行しているというのも報道されていたが、彼は「その日までは死ねない。だから懸命に頑張っている」とも公言していた。

果たして当日のライヴは全世界配信され、オレもyou tubeで視聴したが、正直思っていた以上にオジーは全然しっかりと歌えていたのに驚いた。
流石に立って歌うという事はままならない状態の為イスに座ってだったが、仰々しい玉座に座りながらの姿は、寧ろ堂々とした姿にも映った。
ソロ名義の曲も含め、10曲に満たない曲数のパフォーマンスだったが、それでもこのライヴの為にコンディションを最善を尽くして整えて臨んだ事に、オジーの意志の強さを感じた。

だからこそ、なんだよね。
このライヴが終わったら、精魂尽きて死んでしまうんじゃないかと、思っていたんだよね。
それくらい、彼はオリジナルメンバーでのBLACK SABBATHのライヴを最後にと望んでいた。

BLACK SABBATHのメンバーは、各人がまだ存命で、それぞれにソロ活動を行っていたが、結局バンドとしてラストアルバムの『13』に伴うツアーに於いても、オリジナルメンバーで行う事は叶わなかった。

鍵は、ドラムのビル・ウォードだった。
オジー、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーの3人が揃う中で、ビルだけが集結を拒否していた。
オジーはパーキンソン病を公表する前から、最後の望みとして、BLACK SABBATHオリジナルメンバーでライヴをやる事と、色々な媒体で語っていた。

オジーの容態を知り、ビルも心が動いたのだろう。
実際ビル自体も身体健康の問題を以前から指摘されていたという噂を聞いていたが、彼も長時間叩く事が難しい状態であったのではないかと思う。
だからこそ、お互いの条件が合致した今なら、というのもあったのかもしれない。

そんな書き方すると打算的な物言いに聴こえてしまうが、本当の最後、これで全て清算しようという気持ちがメンバー全員に芽生えたのは確かだと思うんだよな。

あのライヴが終わってから約2週間。あまりにも唐突に、と思う人も居たかもしれないが、あぁやっぱり、と思う人も居ただろう。

ただ、BALACK SABBATH、オジーは良い終わり方ができた。
コレだけは真実だろう。

BLACK SABBATHは、オジーが在籍していない中でも活動を続けていたし、オジー不在の中でも名盤を生み出してきたが、やはりバンドメンバーの存在感としては、オジー・オズボーンというフロントマンのカリスマ性は絶大だった。
それと比べると蔑ろにされている感が否めないのがビルの存在でもあるんだが(彼もバンド初期に脱退している)、オジー、トニー、ギーザーの3人にとっては彼の居ない中での活動は、「順調にできているがバンドとしては完全ではなかった」とも言っている。
この4人でないと得られないものがあると、バンドが感じ取っている証拠である。

オリジナルメンバーが存命していたからこそ実現出来た奇跡。
ソレが叶わず活動を終えたバンドは幾つもある。

オレ真っ先に思い浮かんだのは、RAINBOW、SLAYER(不謹慎かもしれないが、オレの中では既にSLAYERは2019年で公的なキャリアを終了したと考えている)かな。

そんな中で、JUDAS PRIESTはどうだろうか?などと思ったりもして。

グレン・ティプトンは、現在もパーキンソン病闘病中である。
少し前のライヴでは、「LIVING AFTER MIDNIGHT」の一曲で参加したと聞いているが、やはり状況改善は難しいようだ。

このバンドも数奇な運命を抱えながらも、ヘヴィメタルの象徴として今も尚第一線級バンドとして活動している。

オリジナルメンバーというよりは、バンドとして重要な役割を果たす存在としては、グレンを含めロブ・ハルフォード、K.K.ダウニング、イアン・ヒル、スコット・トラヴィスというメンバーになり得るのではないかと思う。

この中でK.K.は離脱し、バンドとの仲は険悪な状態となっている。
先の「BACK TO THE BEGINING」ではPRISETは出演せず、K.K.は出演していたという状況は偶然ではあるんだが、あの時同じ空間に居合わせたとしたら、何かしらの邂逅は訪れていたのだろうか?

あまり考えたくはないが、グレンもオジーと変わらない年齢。
同じ病気に苦しめられていると、この先をどうしても重ねてしまいそうになる。
では、その時に居るべき存在は・・・・・・

いつか、時間がその答えを出すだろうね。

とにかく、安らかに、オジー。

向こうでは、もうランディ・ローズと会っている事を願っているよ。


ライヴの写真。

2025-07-23 10:07:08 | 音楽・ライヴ

この間のライヴの写真を提供してもらったので、一部ではあるがここでも上げておく。

演奏してる時はそうそう気にかける事はないが、照明の在り方によって映え方がやはり違ってくる。

こーいうのも含めた上で、躍動した姿を見せているか。
客観的な視点、特に写真は思いもよらぬ一瞬を切り抜いたりするから、被写体となるこっち側としても今後の参考にもできたりするし、面白い。

MEISTERも今年で結成20年。
楽しんで演奏している姿を見せれているのが写真でも判るのは何よりでございます。

 


発展途上が完成形かも

2025-07-21 03:06:37 | 音楽・ライヴ

暦の上では昨日になるが、MEISTERとしてライヴをやってきた。

一応、ドラムとしては以前に上げていたYAMAHAのRLS1470を、ぶっつけ本番でバンドの中で馴染むのかというのを敢行したワケだが、メンバーから特に違和感を訴えられる事もなく、こっちとしても特にスネアのみが妙に浮くことも無く、それでも際立った鳴りとして通用していたかとは思う。

尤も、通るとは言ってもこっちもしっかり叩く事を前提としているので、いかに音抜けを引き出しやすい性質のヘッドであったとしても、音量/音圧を伴わせるにはやっぱり肉体から引き出す動きは必須。

当面は、この仕様で使っていくつもり。
現在メインを張るスネアとして運用しているからには、このくらいの状態はとっておくべきと思うんだよね。

あとは、今回初披露の新曲(本番直前になって曲名が決まったが、妙に長くて覚えれず:苦笑)。
この新曲はインストゥルメンタルナンバーで、MEISTERでよくやっていたギターとドラムのソロ演奏時間を、いっその事曲としてやってみようという案から作っていったもの。

重要な軸はベースのフレーズで、ギターは上物らしいソロ的アプローチで弾いていく為、ベースが全体の展開を把握しながら的確なガイドラインを示せるかが肝になってる。

ドラムに関して言えば、一定のストラクチャーは存在させているものの、やはりギターソロありきのインストというのもあり、3割くらいが実は即興演奏に近いノリだったりする(笑)。

勿論その中でリズムとしてのグルーヴは出すようにしているし、こっちも全体の展開を崩す様な真似はしないぶん可能な演奏にゃなってるつもり。

まァ普段からやってる曲でも、フィルインをいつも同じ様にやっているかと言われれば、そんな事はない。
この曲に関してはそんな割合が少し多いってだけ。

ある意味、その方がスリリングでもあり、完成形とも言える。
次にやった時は違ったドラムのアプローチになるだろうが、それも一興。

 

Various Colors Vol.19 2025.7.20 @PEACE

~MEISTER Set List~
1.PRIDE
2.VOICE OF CULT
3.New Song(曲名不明)
4.SOUL TAKER
5.ESCAPE
6.DARKNESS OF LIGHT