AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

ドカンと

2017-07-15 23:38:00 | 音楽・ライヴ
急遽、Heart Beatの魔王ことジェイソン氏より要請があったので、DAMEDETHとしてライヴを行った。
現在、一身上の都合により基本ライヴ活動は控えるようにしている(E.O.D.はその旨了承してもらって、現在活動休止中。やっても良いのだが、あの人脈のバンド活動は先ずスタジオ入りで金をケッコー食うのもあるので、主だった活動は今は控えたい)が、今回はノルマ無し。それに、DAMEDETHであれば、既存の曲でやるなら特にスタジオ練習必要なく、土壇場でも「じゃ、やろうか」という状況でいけるので、話も早い。

とは言っても、今回は2人。ベースのシコ氏が仕事でどうしても都合つけられないので、超DAMEDETHで臨む事に(笑)。
しかも今回のライヴは3バンドのみというのもあって、持ち時間40分というオイシイ内容。現状DAMEDETH(及びWRECKON)のメンバーは全員ある意味ボロボロなので、この要請は有り難いやら申し訳ないやら・・・。

まァ、ともあれライヴをさせてもらう事に変わりはないので、ココはジェイソン氏ともドラム談義の旬なネタとして、早速YAMAHAのRLS1470を持ち込んでみた。
この間「一発目はWRECKONで」、って言ってたじゃねェかよと、早くも軽い掌返しをしたワケだが(笑)、その甲斐あって、ジェイソン氏の反応はすこぶる良かった。

「良かったら(スネア)忘れていってもエエよ?」とまで言ってくるほどなので、余程興味引けたみたいだな(笑)。
しかし、コレは真面目な話、パワーヒッターに限らず、ドラムスネアで金属材を使うならば、最低でも6以上の深さはあって良い。

これはオレやジェイソン氏みたいに、古き良きハードロックドラマーの響きを好む者の感傷的な意見というよりも、ドラムという楽器を前にした際のトータルバランス的な面を考えた上での意見。

ドラムを叩いてる時に、スネアに関してもある程度の奥行き(深みとも言う)が欲しい。
オレはスラッシュメタルをルーツの一つにしているが、速いビートの中にあってもその奥行きが感じられるグルーヴを持ちたい。
この手の音楽になってくると、タイトさを求められるのもあるが、それであってもそこだけではビートに重みを引き出せるには至らない。

材的に内側に厚みのあるスネアならば、音に厚みを持たせつつタイトなサウンドを得る事も出来るが、やはりそれでは奥行きのあるサウンドって作れないんだよね。特に、ショット力でパワー伝達を信条としているドラマーだと。

本当にグルーヴを持ったドラミングって、やはり奥行き/深みをもった響きって必要になると思う。
別に自分を肯定しようと思っていないが、特に金属スネアに関しては、現在標準とされるインチの深さでは最早無理。
今回ライヴやってみて、「ああ、やっぱり深胴じゃなきゃ無理だわこの余裕のあるサウンド」と改めて感じたものだ。
勿論、この感覚に至るまでの試行錯誤があった事は付け加えておく。

で、
そんなジェイソン氏が痛く気に入ったRLS1470だが、また一緒にライヴする機会があれば、その時ジェイソン氏の持つ同サイズのスネアと交換しよう、という話で落ち着いた。

オレもジェイソン氏の持つスネアは興味あるんだよね。特にcrushのアッシュ。
木材の超深胴スネアは、やっぱりぶっ叩き甲斐がありそうだモンな。

ホント、もし今後スネア持つんだったら、あともう一台木材の超深胴スネアにしたい。
ま、現段階で実用面の余地は無いので、見込みは限りなく低いが(笑)。

今回のライヴはギターをステレオ方式(もう一つはベースアンプを使用)でやってみたので、必然的に厚みが増幅。
DAMEDETHでこの方式をこれから採用するワケではないが、ベースがいない穴はほんの少しでも埋められるかな?という意味で、2人でライヴやるしかないって場合には使える。

全体の出来としてはさておき(笑)、スタジオに近い感覚でドカンと鳴らせた面白さはあった。
あと、こーいうライヴの場を提供してくれているHeart Beatの人たちにはホント感謝。

次は9月24日。
この日はジェイソン氏とアクリルスネア対決。楽しみだ。

2017.7/15 @ Heart Beat

~DAMEDETH Set List~
1.BLACKMAIL THE UUNIVERSE
2.KILL THE KING
3.99 WAYS TO DIE
4.RETURN TO HANGER
5.TORNADO OF SOULS
6.BURNT ICE
7.KILLING IS MY BUSINESS
8.HOLY WARS...THE PUNISHMENT DUE