土曜で日を跨がないで帰るというのは、実に半年ぶりぐらいな気がする。まァあと翌日が休日になっているのもあるんで、気ィ緩んで変な時間に深く寝入ってしまって、今起きていると〈笑)。
一応感覚としては今日、PRSのとKEMPERの共同セミナーという事で、Toshi Hiketa氏を仕事場に招いて、限定人数でのクリニックを開いた。
長年に亘りプロの世界で活躍している人なので、ギター一本でどうやって多様化された音楽形態に対応するかというテクニック(まァその時はKEMPERというアンプを使ってた機動力もあるんだが)を直接聞けたのは興味深かった。
実際興味を引いたのはその辺くらいのものだったが(笑)、これって結局どの楽器に対しても言える事で、演奏として大枠の構築性は、どの音楽形態もそんなに外れてはいない。問題は、耳に入ってくる際に「どう聴こえているか」という、耳障りの程度の問題。
あんまし言い方として聞こえは良くないな。要は「音鳴りの表現」ってところだ。
オレは自分がやりたい音楽として、ギターの音に関しては確かにメタルな音を求めているが、正直その辺も曖昧。バンドとして例を挙げるならMEGADETH、FEAR FACTORY、MESHUGGAHといった、“一聴してヘヴィと判る様な演奏上に、速度のあるピッキングをしても一音の輪郭を失わない硬質さと、その硬い鳴りだけに収まらない、倍音としての中低域をしっかりと含んだ響き”を出せる感じなら、後は演奏者の表現能力の問題なので、そんなに要求することは無い。
ま、敢えて言うなら、スピーカーが飛ぶんじゃねェかっていうくらいの音量を出した上で、上述した条件が伴っている、という点か。
そんぐらいの音でやってもらわないと、こっちとしては物足りないんでね(笑)。
だから、「メタルっていう音をどう基準に置いているか」っていう考えに依る。人によってはダウンチューニングしないとっていう風に考えているとか、強力な歪み系エフェクターを使い、そこから更に音の抜けるギター/アンプを使用するべきとか、様々である。
中には時代背景的なところで基準に置くというのもあるし、諸条件が絡めば実に複雑になる。
そーいった点で、オレは曖昧。ジャズやブルーズのギタリストが弾いている音を聴いても、さっき上げた音鳴りの条件がある程度重なっていれば、オレの中では「通用する音」として見做してしまう。
多分、突き詰めて言うなら、変に加工されていない音がどれだけ響いてくるか、なんだろうね。
オレからしたら、ここ最近に出てきたメタルバンドよりも、今から2、30年以上前に出てきたバンド(大枠でロック)の方が、音として余程魅力的に聴こえる事があったりするんでね。
NOUMENON・・・というか、オレがやるバンドとして常々掲げているのは、唯々“メタル”であること。好きな音楽は当然メタルであり、表現としてメタルという意識を持つのも勿論だが、その上で何よりも大事なのは出す音。先ず輪郭の無いギターサウンドはオレには有り得ない話だ。そしてある程度の不穏な表現。ヘヴィであるなら空気を重々しく聴かせるリフは持たないといかんだろう。
否定はせんが、ダウンチューニングは必要無い。ボヤけた輪郭になってまでダウンチューニングするくらいなら「多弦ギター使えば?」って思う人間なんで。まァ、7弦、8弦使ったとして、それだけでヘヴィになるとは限らないからね。
大事なのは、フレット押さえている運指と、ピッキング度合いだから。
あと、影響源としてFEAR FACTORYがある(勿論それだけではないが)ので、ギターソロに関してもそこまで執着は無い。よく居るんだよね、ギターソロ入れる入れないで揉めたりするやつ。
オレからしたら、「お前の表現の全てって、その曲のその数秒程度しか無いの!?」って思ってしまう。
ではソロ以外で鳴っている、所謂バッキング/リズムギターは?ギターソロをする上でも必要な基盤だし、何よりも通常「ヴォーカルの居るバンドの曲」っていう尺度からすれば、ギターソロよりも大きな割合占めているのはそっちの筈だ。寧ろそこにこそ力を注ぎこめないと、特にメタル系は大きな印象を与えられないだろうに。
デスメタルやブラックメタルを標榜としているバンドにも、ギターソロが素晴らしい効果を齎しているものもありはするが、その手のバンドは、そもそもそこに惹かれるワケじゃないだろう。ギターリフ/リズムあってこそだ。
「ギタリストが目立てる場所として、ギターソロを入れなきゃいけない」なんていう程度でギタリストの存在意義を測っているようなやつは、オレには要らない。バンド編成として、ギターソロの効果を考えた時にもう一人ギターが必要、などという考えでツインギターにするなんていう目論見は論外だね。そもそも、ギタリスト一人だけの方が目立てるんじゃねェの?
まァ、
こんな事グダグダ述べてるケド、オレはドラマーです。ギタリストでは決してないです(笑)。
ただ、リズムを担う立場から見て言わせてもらえば、ギターにしろベースにしろ、更にヴォーカルにしても上述した点は何処かで共有できるものだと思う。
だから、オレ個人としては、これまで自分がやってきてどうしても捨てられなかったもの、表現したいものを共有できるメンバーとメタルをしたい。
ここまでやってきて、ドラマーとして表現できる事がまだある筈だと信じているんで、ドラムを捨てるってのは考えた事もない。
要は往生際が悪いんだな(笑)。
でも、そうでもないと、本当の意味で極地に達することってのは出来ないんじゃないかと思う。
そこにかこつけるワケじゃねェが、つい最近、国内でそれなりに名の上がっているメタルバンドから、メンバー脱退が公表された。
で、そいつの意見としては、「もうバンドはいい。普通の生活に戻る」という事のようで、残ったメンバーは今後の活動をどうするか考慮してるらしい。
正直、オレはこのバンドに関しちゃ全然興味はなかったし、うちのバンドメンバーが話題にでも挙げてこなければ(つってもこっちはこっちでアルバム感想が罵詈雑言の嵐:苦笑)目もくれなかっただろう。
ま、私的生活面の問題なども重なったりしているんだろうが、こいつらの今築き上げた立ち位置を考えると、よくスッパリ諦められるモンだな、と思ってしまう。自分のやっていた楽器を捨てる様な行為を(実際モノを捨ててるとは思わんが)。
少なくとも、現状オレはドラムを捨てきるなんて事は出来ないね。
一応感覚としては今日、PRSのとKEMPERの共同セミナーという事で、Toshi Hiketa氏を仕事場に招いて、限定人数でのクリニックを開いた。
長年に亘りプロの世界で活躍している人なので、ギター一本でどうやって多様化された音楽形態に対応するかというテクニック(まァその時はKEMPERというアンプを使ってた機動力もあるんだが)を直接聞けたのは興味深かった。
実際興味を引いたのはその辺くらいのものだったが(笑)、これって結局どの楽器に対しても言える事で、演奏として大枠の構築性は、どの音楽形態もそんなに外れてはいない。問題は、耳に入ってくる際に「どう聴こえているか」という、耳障りの程度の問題。
あんまし言い方として聞こえは良くないな。要は「音鳴りの表現」ってところだ。
オレは自分がやりたい音楽として、ギターの音に関しては確かにメタルな音を求めているが、正直その辺も曖昧。バンドとして例を挙げるならMEGADETH、FEAR FACTORY、MESHUGGAHといった、“一聴してヘヴィと判る様な演奏上に、速度のあるピッキングをしても一音の輪郭を失わない硬質さと、その硬い鳴りだけに収まらない、倍音としての中低域をしっかりと含んだ響き”を出せる感じなら、後は演奏者の表現能力の問題なので、そんなに要求することは無い。
ま、敢えて言うなら、スピーカーが飛ぶんじゃねェかっていうくらいの音量を出した上で、上述した条件が伴っている、という点か。
そんぐらいの音でやってもらわないと、こっちとしては物足りないんでね(笑)。
だから、「メタルっていう音をどう基準に置いているか」っていう考えに依る。人によってはダウンチューニングしないとっていう風に考えているとか、強力な歪み系エフェクターを使い、そこから更に音の抜けるギター/アンプを使用するべきとか、様々である。
中には時代背景的なところで基準に置くというのもあるし、諸条件が絡めば実に複雑になる。
そーいった点で、オレは曖昧。ジャズやブルーズのギタリストが弾いている音を聴いても、さっき上げた音鳴りの条件がある程度重なっていれば、オレの中では「通用する音」として見做してしまう。
多分、突き詰めて言うなら、変に加工されていない音がどれだけ響いてくるか、なんだろうね。
オレからしたら、ここ最近に出てきたメタルバンドよりも、今から2、30年以上前に出てきたバンド(大枠でロック)の方が、音として余程魅力的に聴こえる事があったりするんでね。
NOUMENON・・・というか、オレがやるバンドとして常々掲げているのは、唯々“メタル”であること。好きな音楽は当然メタルであり、表現としてメタルという意識を持つのも勿論だが、その上で何よりも大事なのは出す音。先ず輪郭の無いギターサウンドはオレには有り得ない話だ。そしてある程度の不穏な表現。ヘヴィであるなら空気を重々しく聴かせるリフは持たないといかんだろう。
否定はせんが、ダウンチューニングは必要無い。ボヤけた輪郭になってまでダウンチューニングするくらいなら「多弦ギター使えば?」って思う人間なんで。まァ、7弦、8弦使ったとして、それだけでヘヴィになるとは限らないからね。
大事なのは、フレット押さえている運指と、ピッキング度合いだから。
あと、影響源としてFEAR FACTORYがある(勿論それだけではないが)ので、ギターソロに関してもそこまで執着は無い。よく居るんだよね、ギターソロ入れる入れないで揉めたりするやつ。
オレからしたら、「お前の表現の全てって、その曲のその数秒程度しか無いの!?」って思ってしまう。
ではソロ以外で鳴っている、所謂バッキング/リズムギターは?ギターソロをする上でも必要な基盤だし、何よりも通常「ヴォーカルの居るバンドの曲」っていう尺度からすれば、ギターソロよりも大きな割合占めているのはそっちの筈だ。寧ろそこにこそ力を注ぎこめないと、特にメタル系は大きな印象を与えられないだろうに。
デスメタルやブラックメタルを標榜としているバンドにも、ギターソロが素晴らしい効果を齎しているものもありはするが、その手のバンドは、そもそもそこに惹かれるワケじゃないだろう。ギターリフ/リズムあってこそだ。
「ギタリストが目立てる場所として、ギターソロを入れなきゃいけない」なんていう程度でギタリストの存在意義を測っているようなやつは、オレには要らない。バンド編成として、ギターソロの効果を考えた時にもう一人ギターが必要、などという考えでツインギターにするなんていう目論見は論外だね。そもそも、ギタリスト一人だけの方が目立てるんじゃねェの?
まァ、
こんな事グダグダ述べてるケド、オレはドラマーです。ギタリストでは決してないです(笑)。
ただ、リズムを担う立場から見て言わせてもらえば、ギターにしろベースにしろ、更にヴォーカルにしても上述した点は何処かで共有できるものだと思う。
だから、オレ個人としては、これまで自分がやってきてどうしても捨てられなかったもの、表現したいものを共有できるメンバーとメタルをしたい。
ここまでやってきて、ドラマーとして表現できる事がまだある筈だと信じているんで、ドラムを捨てるってのは考えた事もない。
要は往生際が悪いんだな(笑)。
でも、そうでもないと、本当の意味で極地に達することってのは出来ないんじゃないかと思う。
そこにかこつけるワケじゃねェが、つい最近、国内でそれなりに名の上がっているメタルバンドから、メンバー脱退が公表された。
で、そいつの意見としては、「もうバンドはいい。普通の生活に戻る」という事のようで、残ったメンバーは今後の活動をどうするか考慮してるらしい。
正直、オレはこのバンドに関しちゃ全然興味はなかったし、うちのバンドメンバーが話題にでも挙げてこなければ(つってもこっちはこっちでアルバム感想が罵詈雑言の嵐:苦笑)目もくれなかっただろう。
ま、私的生活面の問題なども重なったりしているんだろうが、こいつらの今築き上げた立ち位置を考えると、よくスッパリ諦められるモンだな、と思ってしまう。自分のやっていた楽器を捨てる様な行為を(実際モノを捨ててるとは思わんが)。
少なくとも、現状オレはドラムを捨てきるなんて事は出来ないね。