AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

クリーナー、その効果

2015-07-01 04:33:00 | ドラム
MUSIC NOMADという、楽器のメンテナンス用品を取り扱うメーカーがある。
その中で、ドラム用というのも出ている。
環境に優しく、効力も簡単に見込めるクリーナーであるので、ココ最近はオレも使用している。

いきなりぶっちゃけてしまうと、手間を考えたら、やはりグルーヴジュースなどの、水で洗い流して汚れを除去するポリッシュの方が断然お手軽(笑)。
但し、そのポリッシュでは歯が立たない汚れ、乃至はシンバルなどに於いては、クリーナーの出番となる。

というワケで、テメェの所持しているシンバルでその効力は如何なるものかを見てみる。


PAISTEは、実のところポリッシュは効かない。それどころか、ものによっては表面がくすむ恐れがあるので、使うのはお勧めできない。
このシンバルは所持してかれこれ9年近くになり、そのうちの4年以上はスタジオ、ライヴで頻繁に使ってきた。


で、そんな過酷な状況を切り抜けてきておきながら、これまで何のメンテナンスも行ってきていないので、全域に打痕、錆が見える。画像の錆が最も酷い箇所だね。


そして今回使用するのが、このMUSIC NOMADの、「Cymbal Cleaner」である。


使用方法は、既に販売されている一連のクリーナーと変わらず、磨きたい箇所に適量をシンバルに直接付ける。
このシンバルは全体の汚れが強いので、今回は全体を先ず磨きにかける。


シンバルのサイズや枚数にも依ってくるが、20″以上のサイズであれば、フェイスタオルサイズの、柔らかい生地を2枚用意できれば充分だと思う。
2枚用意するのは、一枚はクリーナーを磨く用。もう一枚は、磨いて浮き出た汚れを拭き取る用である。
両方とも、乾いているものを使用するのが原則。


で、その工程を行った結果がこう。
やはり汚れが強かったので、全体の磨き上げを2回ほど行った。
PAISTEの場合、一部を除くと殆どのモデルがクリアコーティングを施しているので、ブリリアント仕上げとは違って、ノーマル仕上げと謳っているモデルでも輝きを放つようになっている。
なので、くすんだ箇所をクリーナーで磨き上げると、即座に輝きが戻る。
一番最初の写真と比べてみても、反射力が違うのが判ると思う。


中々汚れが取れない場合は、何度も磨くという手順を踏むのだが、2番目の強烈な錆に関しては、緑青は取り除けたものの、根本の錆はやはり頑固に残っている。
長年ほったらかしにした罰だろうね(苦笑)。こうなってくると、業務用の強力な研磨剤で落としにかかる事になるが、その場合、PAISTEだと確実に「CYMBAL PROTECTOR」が必要になる、というのを言っておく。
ロゴも無くなる(笑)。

あ、そうそう。
MUSIC NOMADのこのクリーナーのもう一つの利点は、シンバルのロゴが無くならない。
これに関しては、ポリッシュでもロゴを奪っていくやつはあるので、何のシンバルを使っているかという明記を大事にしたい人にとっては、嬉しい点だと思う。

今回PAISTEのシンバルで試してみたが、あのシンバルに関してはあともう2回くらい磨かないと、ちゃんと汚れは落ちない状態だと思っているんだが、それでもあれだけ輝きを戻したら満足である。
既に廃盤モデルで、お気に入りの一枚であるから、今は中々使うのを躊躇しているが、いずれはまた現役復帰させたい。

んで、
ついでに、この間ライヴで使用したUFIPのシンバルを、もう一度磨き直した。


工場で出荷された時と同じ状態に戻ったんじゃないかと思う。
オレはこのシンバルを購入する前から知っていたんだが、最初見た時ですらこんな輝きはしてなかった筈だ(笑)。

シンバルは、ものに依って、くすんでいけば、それなりの味が出るものではあるんだが、やはり磨き上げた状態のシンバルは、感覚的に鳴りが研ぎ澄まされた感じがする。
そーいうのが好きな人は、このクリーナーは持っていて損はないと思う。

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