AKILA's えgo

気まぐれに、ドラムや音楽の気になった事上げとります。

使うならホントに馴れが必要

2024-07-30 23:38:38 | ドラム

以前に、自分の使っているスティックが廃盤になったって事を書いていたと思う。
TAMAのO2155-Bというモデルである。

今後メインで使っていくとなると、その愛用していたモデルの一つ下のサイズのスティックとなる事をゆくゆくは決め込んでいるワケなのだが、それでもやっぱり「重量級スティックを振る」という感覚を捨てたくないのが実情。

それで、現在構想しているのは、練習の場ではメインとなるスティック以外のものを使えるようにしていこうかと。

候補の一つはPROMARKの2B。
このスティックはここ1~2年間で時々利用していて、太さが16mmで406mmの長さと、チップ形状がティアドロップ型であるもののその重量感によってチップ音も明確で、振りとしても扱いやすいというのが判ったため、ナチュラル仕上げとレギュラーラッカー仕上げを気分によって共に使っている。

このサイズに相当するものであれば実はTAMAでも出ているんだが、同じメーカーの中でそーいった使い分けをしたくなかったんで、だったらPROMARKかな、と。

そして、もう一つ候補が。
YAMAHAのO-170Eというモデルである。

YAMAHAも、現在までちゃんとメーカー純正のスティックを発売している。
まァ正直なところ、PearlやTAMAと比べると、種類が豊富というほどでもなく、下手したら名前が知られているのはジュニアスティック程度になってる可能性もある。

そんな中で、YAMAHAもオーク材のスティックを扱っており、ここの所に関しては「オークといえばYAMAHA」という自負も込められているかとは思える。

で、
O-170Eはそのオーク材を用いたスティックで、太さ17mmの長さ410mmと、かなりの重量級モデルとなり、YAMAHAのオークスティックの中では最重量。
チップはやや小ぶりなボール型。
このサイズになると、マーチング系スティックとして使うにも差し支えないと思う。

既に使用してみた後の写真であれだが、左がTAMAのO2155-B。グリップ部を見比べてみれば、明らかに太さが違うのが判る。

前々から気にはなっていたんだが、Pearlの2S、3Sといったモデルを使ってみた際、ここまでのサイズになると演奏への負担が相当にかかり、本気で使っていこうとは考えてなかったが、とても使いこなせそうになかったと感じてしまい、コイツもその一角なんだろうな、と敬遠していた。

ただ、実際に使用してみると、思っていたほどに扱い辛さはなく、デザインとしてはO2155-Bをそのまま太くした感じであるのが影響していると思える。
長さはあるが、410mmなら扱うには許容範囲である。

やはり材の影響もあって、ヒッコリー材で太さ16mmのPROMARKの2Bと比べても、ちょっと振り下ろしただけでも低域をしっかり含んだ、重量感のある鳴りをドラムから引き出せる。
ただ、物理的な重量により、バウンドを上手く利用する叩き方を心がけないと、ストロークの速い演奏では粒がぼやけてしまう。
フィンガーコントロールを利用するブラストビートになると、単純にこの重量を扱えるだけの筋力を培わなければいけないのが課題となるが、そこはまァここまでのサイズになれば必然と言える。

ちょっと予想外であったが、練習用として使っていく上では、いけそうなんじゃないかと思った。
が、ここでもう一つ課題となるのが、握った際の抵抗値を上げる事かな。

このO-170E、というか、YAMAHAのオーク材のスティックは、TAMAと比べるとラッカーがやや厚く施され、グリップ力が自ずとかかる。

慣れないサイズなのに、扱えそうだと調子に乗っていつもの様な演奏をしたためか、左手の人差し指の付け根の皮がめくれあがってしまった(苦笑)。
結局、この日の練習は少し前倒しして終える事にした。

まァもう一つ懸念するとしたら、このサイズに慣れてしまうと、それこそ今後メインで使うべきスティックが軽くなり、鳴り方に満足できなくなるかもしれないって事か。

じゃあそうしたらYAMAHA使っていけば良いじゃねーか、という風に思われるだろうが、そこも天邪鬼でね。使っているものを何でもかんでもYAMAHAばかりにしたくないんだよな。
ここに関しちゃ、これまで使ってきたTAMAを裏切りたくないというのもあるんだよね。
デザインも現行になってから、より洗練されたカラーになったので、テメェの使うスティックとしての象徴にもしている。

とりあえず、現状スタジオ内では3メーカーのスティックを運用していこうと思う。
ここにきてまさかYAMAHAを使う時がくるとは思わなかったが、使うなら本気で慣れさせようとは思う。



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