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[国交省]トラブル続きの大阪空港管制を調査

2007-10-09 | 業界ニュース
<コメント>
 大阪空港の管制をやっと国土交通省が調査を開始した。
前回のブログ記事添付写真のように、大阪国際空港は2本の滑走路を持っていて、「32R(ライト)」「32L(レフト)」と区別しています。「R(ライト)が右か左か解りませんでした」なんて事はないでしょうが、なぜ『勘違い』したのか、人を追求せず、原因を追及し改善して頂きたい。
 滑走路を2本持つ、新千歳空港でも過去に管制トラブルが発生しているが、何らかの共通点があるのか、しっかりとした調査をお願いしたい。
 懸念は、国家公務員同士の調査。第三者機関を利用するとか何か他に策はないのだろうか。同類感情にならない事を祈るのみ。


大阪空港の管制を調査 トラブル相次ぎ国交省 10月9日13時42分配信 産経新聞

 大阪空港で管制をめぐるトラブルが相次いでいることを受け、国土交通省は9日、航空局に特別調査チームを設置して同空港の管制について調査に乗り出した。
 同空港では5日、全日空機が管制が許可した滑走路とは別の滑走路に着陸。管制に対して操縦士は許可された滑走路とは別の滑走路名を復唱したが管制が聞き逃すなど管制、操縦士の双方に問題があった。調査では管制官や操縦士から詳しく話を聞き、行き違いが生じた原因を調べる。
 また、同空港では9月にも日航機が管制官の許可なく滑走路を横断するトラブルが起きた。さらに、同空港と同じように滑走路が近距離で並列している新千歳空港でも今年6月、離陸直前の旅客機の前を別の旅客機が横切るトラブルが起きているため、調査では空港の構造にかなった管制が行われているかどうかについても検討し、改善を図っていく方針。


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大阪空港トラブルで特別調査チームを派遣へ 国交省

 大阪空港で全日空機が管制官の許可とは別の滑走路に着陸したトラブルで、国土交通省は9日、原因究明や再発防止策の策定のため、国交省航空局に特別調査チームを設置することを決めた。9日午後に発足し、近く大阪空港にチームを派遣、管制官や操縦士から直接話を聞くなど調査を始める。
 冬柴鉄三国交相が9日の閣議後の記者会見で明らかにした。
 大阪空港では9月にも日航機が管制官の許可なく滑走路を横断しており、国交省は短期間に管制トラブルが相次いだことを重視した。
 チームは航空局管制保安部の参事官を筆頭に5人。調査では、ヒューマンエラーなどの人的な要因とともに、管制システムの中に構造的にミスを起こしやすい原因がないかを点検。これまでの「ヒヤリハット情報」も分析するなどして、再発防止策に生かす。
 また、離陸直前の旅客機の前を別の旅客機が横切るトラブルが6月にあった新千歳空港についても、今回の調査の成果を生かしていく方針。
 大阪空港のトラブルは今月5日午後5時45分ごろ発生。全日空機は長さ約1800メートルのA滑走路に着陸する予定だったが、管制官は同約3000メートルのB滑走路への着陸を許可。A滑走路に着陸するとの操縦士の復唱も聞き逃し、同機はA滑走路に着陸した。


全日空機、別の滑走路に誤着陸 管制官ミスか

 5日午後5時45分ごろ、松山発大阪行き全日空448便エアバスA320型機が大阪空港に着陸する際、管制官から指示された滑走路とは別の滑走路に誤って着陸した。当時、同じ滑走路から離陸予定だった別の航空機があったが、同機の操縦士が接近に気付き着陸を優先させたため衝突を回避できたという。乗客乗員165人にけがはなかった。
 国土交通省によると、448便はA滑走路(1828メートル)に着陸する予定だったが、操縦士と管制官の無線通信のやりとりで、操縦士がB滑走路(3000メートル)への着陸を要求したと管制官が誤解し、B滑走路への着陸を許可。操縦士は「A滑走路に着陸」と復唱したが、管制官は誤りに気付かず聞き逃したという。
 A滑走路から離陸予定の航空機が、448便の接近に気付き管制官に確認を求めたため、管制官はようやく間違いに気付いた。
 A320型機は小型の旅客機で通常はA滑走路に着陸する。同省航空局は「パイロットからの指示を聞き逃した管制官のミス」として調べている。


日航機が勘違い、無許可で滑走路を横断 大阪空港

 6日午前10時45分ごろ、大阪空港に着陸した宮崎発の日航MD87が、管制塔からの許可が出ていないのに、着陸したのとは別の滑走路を横断した。ほかに離着陸する航空機はなく、乗客乗員121人などにけがはなかった。
 国交省によると、日航機は管制塔から別の航空機に出された指示を自機への指示と勘違いし、滑走路を横断した。管制官も日航機からの応答を、正しい航空機からのものであるか確認しなかったという。
 大阪空港は、ターミナルビルと平行して2本の滑走路があり、日航機はターミナルビルから遠い方の滑走路に着陸した。


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