flight2005

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[スターフライヤー]免許不携帯で操縦発覚し2便欠航に

2007-10-05 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 航空機を運航するには、技能証明・身体検査証明・計器飛行証明などの各免許が必要で、航空法では、従事する際『携帯する義務』を法として定めています。

(航空従事者の携帯する書類)
第67条 航空従事者は、その航空業務を行う場合には、技能証明書を携帯しなければならない。
2 航空従事者は、航空機に乗り組んでその航空業務を行う場合には、技能証明書の外、航空身体検査証明書を携帯しなければならない。

 今回携帯するのをうっかり忘れた機長は外国人男性だったようですが、絶対に決められた事をしなくてはならない航空業界ですから、うっかりでは済まされないような気がいたします。 従事する日の前日には酒を飲んではならないとか、ディスパッチャーまでは自分で車を運転しないとか、エンジンを始動さすにはマニュアル通りに進まなくてはならないとか・・・
いろんな決まりがあり、ベテラン機長で全てを暗記出来たとしても、一つひとつ決め事に従ってなされています。
 ついうっかり忘れた!では、済まされないと思います、特にこの業界は。車の免許不携帯と同じようには思ってないでしょうが、気の緩みを正して頂きたいと思います。これはパイロットだけでなく、管理者であるスターフライヤーも同罪ですし、決められた事を守る事ができないと、安全にも影響します。ぜひ緩みを正し、安全宣言をして頂きたいと思います。


<関連リンク>
スターフライヤー
スターフライヤーのお詫び文(pdf)


機長、免許不携帯で5便操縦=自宅に忘れ検査で発覚-欠航2便・スターフライヤー 10月4日18時32分配信 時事通信

 格安運賃の定期便を運航する新規航空会社スターフライヤー(本社北九州市)の外国人の男性機長が、操縦免許に当たる「航空従事者技能証明書」などを携帯せずに、エアバスA320型機を計5便、運航していたことが4日、分かった。羽田空港で国土交通省航空局の検査を受け、不携帯が判明。同社は機長が乗務する予定だった同日の羽田-関西線の2便を欠航させた。
 機長は「自宅に忘れたことに気付かなかった」と話しているという。 

[コンゴ]離陸直後の貨物機が墜落し25人死亡

2007-10-05 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 アフリカ中部のコンゴ民主共和国で、アントノフ26型機が離陸直後に墜落し25名が死亡したと報じられました。アントノフ2×シリーズは、1950年代から製造が開始された老朽機。墜落原因について報じられていませんが、老朽化に伴うさまざまな要因で墜落したのではと思われます。
犠牲になられました方々のご冥福をお祈りします。(機材は墜落した同型機)

※写真左:コンゴ民主共和国 写真右:ヌジリ空港 (写真:Google Earth)
 


離陸直後の貨物機が住宅街に墜落、25人が死亡…コンゴ 10月4日23時19分配信 読売新聞

 【ヨハネスブルク=角谷志保美】アフリカ中部・コンゴ民主共和国(旧ザイール)の首都キンシャサで4日朝、コンゴの「アフリカ・ワン」航空が運航するロシア製アントノフ26型貨物機が市内のヌジリ空港を離陸直後、近くの人口密集地帯に墜落し、爆発炎上した。
 国連コンゴ支援団の報道官によると、貨物機には27人が乗っており、技師ら2人が救出されたが、25人が死亡した。現場では住宅約10軒が炎上。多数の死傷者が出ていると見られる。
 内戦が2002年まで続いたコンゴでは、整備が行き届かない老朽化した航空機が多く、墜落事故が頻発する。首都では1996年にもロシア製の貨物機が離陸直後に空港付近の市場に墜落し、300人以上が死亡する事故があった。

<アントノフ26>
An-24をベースに開発された輸送機で、両者の決定的な違いは、An-26の後方にランプ(自動車を運び入れるときに走らせて機内に入れる、下に開いて接地する扉)が付いている点と、窓の数の少なさである。ほとんどの航空会社ではAn-26は貨物機として利用されているが、貨客混載機として、乗客と貨物両方を運ぶ場合もある。ランプを装備したAn-26は地上設備を多く必要としないため、アフリカや南米の設備の整っていない空港でもオペレーションが可能で、援助活動に頻繁に利用されている。

<アントノフ関連事故>
航空機墜落で30人死亡イラク、トルコ人ら搭乗
2007年01月10日 1:05 【共同通信】
 【カイロ9日共同】ロイター通信によると、イラクの首都バグダッド北方バラド近郊の空港で9日、輸送機が墜落、トルコ外務省当局者は少なくとも約30人が死亡したと述べた。同機にはトルコの建設会社から派遣された労働者30人が搭乗していた。
 事故か武装勢力などによる攻撃かどうかなど、詳しい状況は不明。ロイター通信によると、墜落機は霧の中で着陸しようとしていた。
 墜落したのはモルドバの航空会社に所属するチャーター機で、機体はロシアのアントノフ26。トルコ南部アダナからイラクに向かっていたという。
 労働者らの渡航目的は明らかでないが、バラドはイラク駐留米軍の補給拠点で、米軍基地や施設で働く目的だった可能性がある。