flight2005

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[JAC]ボンバルディア機ドアロック異常表示で引き返す

2006-05-20 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 今度のトラブルはJAC(日本エアコミューター)のボンバルディアDHC8-400型機の伊丹発松山行き。1Rドア(右前方ドア)のロック異常警告灯が点灯し、出発空港の伊丹へ引き返した。
 伊丹空港から出発した西行きの飛行機は、32R(L)より北西方向へ向け離陸し、六甲山手前で左旋回し大阪湾上空へ。そして右へ旋回し西へ向かう。この間に消灯していた警告灯が点灯した。原因は現在解っていないが、電気系統のトラブルが続出している。
 このままこの機を使用するのか、B737型機クラスへ変更するのか、各航空会社の動向が気になる所。

(時事通信) - 5月20日13時0分更新
 20日午前10時40分ごろ、伊丹発松山行きの日本エアコミューター2307便のボンバルディアDHC8-400型機(乗客乗員42人)が大阪湾上空を飛行中、右側前方ドアがロックされていないことを知らせる表示が点灯した。同機は午前11時に伊丹空港に引き返した。乗客にけがはなかった。
 国土交通省大阪空港事務所などによると、着陸時には警告表示が消えていたといい、誤作動の可能性もあるという。 

☆日本エアコミューター株式会社のホームページ

[横田空域]横田空域を実質返還

2006-05-20 | 業界ニュース
<コメント>
 1都8件に影響を及ぼす「横田空域」が段階的に600メートル(2,000フィート)引き下げられる事が決まった。これにより飛行時間で約1分、距離で約7キロメートルの短縮が可能となった。
 横田空域が影響するのは、羽田を出発した西行きルート。空域通過高度は3,700メートル(13,000フィート)から7,000メートル(23,000フィート)へ段階的に指示される。特に、九州北部・中四国方面行きは、羽田を出発し大きく右旋回、そして座間を目指し一気に上昇する。羽田34Rから出発する機は東京湾上で旋回しながら徐々に上昇するが、南風が強い時は16Rからの出発となり、短距離急上昇が必要となり、とても経済飛行とは言えない。2,000フィートの引き下げは「安全性」「経済性」とも大幅に改善される。
 なお、西方面からの羽田行きルートはXMC-XAC(大島)のため横田空域の影響はない。


(毎日新聞) - 5月19日23時9分更新
 在日米軍横田基地が管制権を握る「横田空域」について、日米両政府の実務者レベルで話し合う日米合同委員会の「民間航空分科委員会」は19日、羽田空港から北陸や中国、九州地方へ向かう便が同空域を通過する際、一部では米軍の許可なしに航行を認めることで合意した。今秋をめどに実施する。空域の一部は08年9月までに一部返還されることが決まっており、今回の措置で、事実上の前倒しの返還となる。
 横田空域は、伊豆上空から新潟県にかけて1都8県に広がり、米軍が高度約3700メートルから約7000メートルに段階的に設定。米軍の許可なしには飛行できないため、民間機は同空域を避けて高度を上げたり、う回して飛ぶため燃料や飛行時間がむだになっていた。
 前倒し返還されるのは、「西行き」と呼ばれる飛行ルートがある横浜市から山梨県境に至る空域。米軍の許可なしに現在より高度を約600メートルずつ下げて航行できるようにする。1日190便が通行し、1便につき1分程度の時間短縮が見込まれるという。【種市房子】

(読売新聞) - 5月20日0時34分更新
 米軍横田基地が航空管制権を持つ「横田空域」の一部返還に向けた日米間協議が19日、行われ、暫定措置として、米軍が使用する時間帯を除き、同空域の一部の高度を約600メートル下げることで合意した。
 今秋に実現する予定で、国土交通省によると、この開放に伴い、羽田から関西や、九州南部・沖縄以外の西日本に飛ぶ便で、飛行距離が約7キロ、飛行時間で約1分短くなるという。
 横田空域は1都8県の上空約3700~約7000メートルにあり、日本の民間機が飛行するには米軍の許可や指示が必要なため、多くの便が避けて飛ぶことを強いられ、燃料や飛行時間のロスにつながっている。
 19日の会合は、在日米軍の再編に関する日米両政府の最終合意で同空域の削減スケジュールが盛り込まれた後の初協議で、国交省、防衛庁、外務省、在日米軍の担当者が出席。当面、米軍が使用する週数時間以外は、横田空域のうち神奈川県中部~西部上空の部分の高度を下げることなどを確認した。

<関連ブログ>
[横田空域]返還されれば年間140億円の効果

☆横田空域返還のページ

※挿入図は現在の横田空域