ざんまい

バンドの練習を終えて帰ってきました。

雨の夜です。

シルマが可愛い。


この子たちを見ていると、どれだけ毎日たくさんの情報に振り回されてるかが分かる気がする。

スピードを出すと周りの景色が見えないように、僕らはスピードを出し過ぎではなかろうか。
スピードの速い毎日の中で、僕らは何も見ず、何にも気づけていない。

野山とか海外に行かなくても、いつもの僕らの生活の中でスピードを落としてくれるのが彼らのような気がします。
のんびりしてるもの。
基本的にはずっと寝てるし。


道端に咲いている花の可愛らしさを忘れてはいないだろうか？
今、強く雨が降ってきました。
その雨音をちゃんと聞いているだろうか？
悲しい感じに聞こえたり、心地よく聞こえたり。

それは、心持ち次第だ。

【お金がなければ幸せになれない。】
【容姿が整ってなければ幸せになれない。】

そんな風に「幸せ」に条件をつけると、同時に「悩み」がついてきちゃう気がする。
いつまでたっても満たされなくて、いつまでたっても幸せになんかなれなくなる。

バンドがやれてる僕は、それだけで本当に最高。
売れたいとか高みを目指すのではなく、まして音楽は歴史とかそんなことを学ぶのではなくて「楽しむ」ってことが大切。
しかも下手くそだろうがなんだろうが仲間と笑いながら楽器をかき鳴らす。

最高じゃないか。

家には色んなことを教えてくれるこの子たちもいる。
寝ながらピクピクしてるこの子たちがいる（笑）
なんの夢を見てるんだろう？（笑）

全てが満たされていなくたって、幸せにはなれる。

そんなこと、気づいてるくせにね。

ダンを偲ぶ会を「居酒屋きりん」でやりましょう。
そんな話をしていました。

この子たちは何も考えてないんだろうけど、何もかもを教えてくれる。

愛とか優しさを。


生きてるってことを。