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僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

命の共有

2016-12-18 23:47:34 | 日記
今日、僕たちのことが新聞に出ていました。
掲載してくれてどうもありがとうございます。
普通ではあり得ない、とてもありがたいことです。
感謝し、自重し、やるべき事を見据えて活動をしていこうと思います。
感謝状はしばらくの時間をかけて、団員の家を転々とさせようかなぁと思っています。
大切なご家族に、父親の活動を見て欲しいから。


さて、ブラウンが誕生日でした。
「ブーちゃん!おめでとう!」


「やったぁ〜!ヒーハー!」


「嬉しいよ〜う!」


「食べていい?」
「まだだめ。写真撮ってから。」


「だめか〜。」


彼は新地町から来ました。
震災を乗り越えて、寂しさとか怖さとか嫌な思い出を乗り越えて、今、僕たちと時間を共有しています。
大好きだった元の家族のこと。
その笑顔や暖かさを忘れて欲しいとは思わない。
でも、それでいつまでも辛いのならば、忘れて欲しいとも思う。
寂しさや切なさとの戦いの方が大変だね。
小さな地震でも、ガタガタと震えるブラウンを見ていると涙が出ます。
揺れが怖かった上に、揺れた後には「別れ」があるのだと思っているのだ。

僕らもそうです。

本当に怖いということを考えたことがありますか?
それは、好きな人に嫌われるということだと思います。
失うものがあるから怖いのだ。

嫌いな人に嫌われることなんて、恐怖でもなんでもない。
普段優しい人ほど、怒ると怖い。
命が惜しくないわけではない。
でも、僕の命で息子が生きられるならば迷わずに僕は残りの時間を差し出そうと思う。
でも、怖い。
それは、共に過ごす時間がなくなってしまうから。

様々なものが数値化できません。
愛情も、感情も、味覚も。

でも、命は数値化できる。
残りの時間こそが命です。

数値化できるけれど、誰にも分からないもの。
それが命だ。
それを出来る限り濃いものにしていきたい。
休むのは死んでからでいい。
腰を下ろすには、僕はまだまだ若過ぎる。

命の共有をするということ。
同じ時間を過ごすということ。
それが、動物を飼うという覚悟だと思う。

別れは最も怖いこと。

別れがあるから動物を飼わないという人もいます。
意図せず別れさせられて、意思とは関係なく殺されてしまう。
そんな子たちがいる。

人間らしさとは、他の動物への「道」にも似たような思想があっていいと思う。
「みち」ではない「どう」です。
武道や書道のような道。

ペットショップに行くと、可愛くてついつい長く見てしまいます。
でも、その前に。
こんなに可愛い彼等が、最大の怖さと戦っています。
寝てるとニコニコしながら乗ってきたりするけど、いいじゃないか。
一年は365日もある。
1日は24時間もある。
そのうちの数分、ちょっと重いからなんだってんだ。
少し息が出来ないくらい、なんてことねぇよ。


こんなに、凛として慎ましい犬を見たことない。


犬は買うものだと思っていた。
出会いだからね、それもいいんですよ?

でも、まず。
こんな子たちとの出会いもあるんだよ。


こんな風に僕の、僕たちの人生を変えてくれた犬はペットショップから来たわけじゃなかったんだよ、という可能性にフタをするのは勿体ないね。


どんな季節でも。
病める時も、健やかなる時も。
富める時も、貧しき時も。
君たちを愛することを、

はい、誓います!
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今日は休みだった

2016-12-18 00:09:43 | 日記
今日は休みだった。
厳密に言うと、昨日。
師走とはよく言ったものでね、本当にバタバタします。
BATA-BATAしちゃうぜ。
それでも休まないと持たん。

午前中は早めに買い物に行きました。
「なにか必要なものはある?」
「棚が欲しい。父さん、棚を見て来て?」
「棚ぁ〜?」
コストコは混んでた。
棚なんてない。
棚は買うものではない。
作るものだ。

納品をして(このあたりからおかしい)家に戻り、長男がやはり棚が欲しいというので作ろうかとなった。
「では、今日は現場は休みなので現場にて作りなさい。道具は現場だし。」
「いいねぇ。」
「父さんは、静かで、人の少ない現場にて引出しをこさえます。進めておきたい。」
「仕事すんの?」
「いいえ。もはや、趣味。」
そんなこんなで来ちゃう。

モズエさんがクロスを貼っていました。
モズエさんは、チズコっていいます。
だけど、色々あってモズエちゃんなんですよ。
おかしいね、サッちゃん。

お疲れ様でやんす。


長男。


しばらくすると、施主のお父さんである高校時代の恩師がみえた。
「これね、山元町のイチゴ。よかったら食べて?」
「ほほ〜う。ずいぶんとデカいイチゴだねぇ。おい、禅?」
「なんですか?」
「これを平家では、これまでなんと呼んでいたろうか?」
「リンゴです。」
「これからは、リンゴのことをイチゴと呼ぶことにする。先生がそのように仰っておるのだから間違いない。これはイチゴである。断じてリンゴではない。いいね?」
「はいパパ。」
「すまんすまん。山元町のリンゴです。」
「おい禅。撤回。やはりリンゴはリンゴのままで。君は君のままで生きろ。」
「は!」
美味しいリンゴでやんした。
3文字であることと、赤い果物であること、そして、最後のゴはあっていた。
なぞなぞなら正解。
赤くて、3文字で、ゴで終わる果物なぁ〜んだ?
「イチゴ!」
これも正解であろうよ。

そんなこんなしていたら、千田くんも来ました。

なぁんだ。
結局、みんな来たし。
ワイワイと楽しく笑いながら。
そんな土曜日でした。

「たてちゃん(モズエ)はさ、小さい頃なんて呼ばれてたのよ?」
「チコだね。アタシは名前で呼ばれたことないなぁ。付けたくせにね。」
「名前で呼ばれたことのない女。」
「ドラゴンタトゥーの女みたいだね、父さん。」
「シッ!ぶん殴られるよ?」

現場には、キンバリーという名のハエがいます。
とてもよく馴れていてカワイイです。
そう思えば可愛く見えるものです。

すべて、そんな風に。
どのように思うかで世界は変わる。
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