僕の消灯時間まで

ブログの引越しをしました。
愛する方々へ、遺書のように。

逢隈中学校

2016-01-21 00:16:24 | 日記
本日。
五時間目は中学三年生に講演会を致しました。
メモを取ってくれたり、真剣に頷いてくれたりと、とっても素直な学生だなぁと感じました。
自宅が大変なことになった子もいると聞いていた。
少しだけ、そういう意味で僕は緊張感を持って話をしました。


こんな話を聞きました。
サッカーの優勝をかけた試合で、相手チームの選手が試合中に足をつってしまった。
そのまま引き分ければ優勝だったのに、逢隈中学校の生徒はボールがまだ流れている試合中に相手チームのその選手の足をマッサージして治してあげた。
その結果、その選手が好プレーをすることで勝ち越され優勝を逃したのだと。
ほっとけば勝てたのかもしれない。
周囲はそう思ってしまったのだと。

いやいや。

勝ち負けではない。
一番大切なモノが育まれている「いい話」でした。

講演の最後に僕らは受験生の皆にエールをしました。


そして、僕は例の彼を呼んだ。
「誰が君を責めようとも、僕らは君を誇りに思います。全てから守るように君を応援する。君は青空のような男だな。」
嬉しそうな顔を見せてくれた。
かっこいい奴がいたものだ。
そんな風に思いました。


六時間目は体育館で一年生と二年生に応援と応援指導を。
応援歌指導というのは元来と~~っても怖いものです。
それを、その、少し、やり過ぎたかな。


誰かに夢があるならば、それを皆で応援しよう。
人を応援するということを学ぶ。
そんな授業があってもいいぐらいだ。
そうだ!代わりにやってあげます!
僕はホラ、教員免許持ってるし。
それって大切なことだと思います。
人の夢を馬鹿にするならば、その人が夢を叶えた時に「同級生なんだ。」と訳のわからない自慢なんてしちゃいけない。
自慢出来るのはずっと応援していた者だけだ。

みんな、ちゃんと愛されて育っているのだと思った。
心配になるぐらいに素直で、まっすぐで、純粋だった。
「がちょ~~ん。今までの怖いのはウソだよ~ん。ごめんなさいね。でも、理不尽さなどを学ぶことは大切なことです。社会に出たら理不尽なことなんてコレどころじゃないのだ。強くなろう。それしかないのだ。」
良かった、ビビらせ過ぎたけど笑ってる。
ごめんね、笑ってる。
良かったよ~ん。ごめんごめん。


「君が団長かね?」
「あ、はい。」
「あ、はいらない。よし。君は俺が個別指導だ。団長には団長が。恥ずかしいならやめちまいなさい。」
「あ、やります!」
「あ、はいらなぇっての。よし、じゃあやるか。」


彼らの大きな大きな声は、体育館中に満ち溢れました。


このような機会をありがとうございます。
でも、今回はこうも思った。
彼らにとって、本当にいい機会だったと思います。
今のご時世、先生達は言いたくても言えないことがある。
それはしかし、社会に出たら一気にメタクソに言われる。

急に言われたらそりゃ気もおかしくなるさ。

優しいばかりが愛じゃない。

そんな気もするのです。

岡崎くんは、この学校の先生。
英語の。
「やれよ、エール。この子らに、君から。」
「押忍。」
「学ランはコレを着なよ。」
「前がしまらないよ。」
「開けてやりゃいいさ、仕方ない。」


いいエールだった。


和し背負え。
わっしょい。

皆で背負えば軽くなる。
わっしょいわっしょい。

メンタル強化委員会が必要だな。
コメント (7)
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