家族旅行で(唯一?)良いところは、一人旅では躊躇するグレードのホテルに泊まれるところだろうか。
私の場合、一人旅はだいたいコンサートがらみなので、結構そっちの方に予算を取られてしまうし、シングル宿泊はやはり割高になるので、ホテルの方はやはり抑え気味となってしまうが、家族旅行だと、「ちょっと無理するか…」という気分になる。まぁ、そう言っても東京だったらホテル日航クラスぐらいが限界というところだが…。(知り合いに住んでる家は大したことがないのだが、やたら高級ホテルに泊まっている人がいる。そう言うのって、どうなのだろうか。)
今回、選んだホテルは大阪ベイエリアにあるハイアットリージェンシー大阪。大阪梅田駅からバスの送迎もあるし、ホテルの施設も一部老朽化は否めないものの結構綺麗だし、お値段はUSJ周辺のオフィシャル・ホテルよりかなり安いし、部屋は広いし…ということで満足度の高いお薦めホテル…と言いたいところなのだが、「如何せん周りになんにもない…。」あまりに辺鄙な立地に唖然。
お隣には破綻して大阪府が買い取って庁舎として使っているコスモタワーという大型ビルがあることが象徴しているように、開発が完全に失敗した埋め立て地に建っているラグジュアリー・ホテルという感じなのだ、このハイアットリージェンシー大阪。うまく開発が進み、周りに店が結構あればお薦めなのだが…「あまり出歩くことなくホテルでまったりしたい方限定にお薦め…。」というかなり評価の微妙なホテルだった。
しかし、商人の町「大阪」のはずなのだが、このベイエリア、関西国際空港(伊丹空港廃止問題)と、大型プロジェクトは本当にうまくいっていない。関西ファンとしては「もうちょっとなんとかならんかったんかい。」と言いたくなるハイアットリージェンシー大阪宿泊だった。