去年、行ったコンサートが56回だったのに比べ、今年、購入したCD、ミュージックDVDはというと、正確には数えていないのだが、30枚アンダー…と言う感じ。(最後、コンチェルトさん閉店に伴ってナクソス盤を8枚ほど購入したので、40枚程度になっているかもしれないが、まだ、1枚も聴いていない…。)
私が一番CDを買っていた時期は20数年前、社会人なりたての頃。当時、ロックに続き、ジャズを聴くようになり、毎週土曜日は今はなき石丸電気、タワーレコード、それにHMVなどをハシゴして、2~3枚は必ず買っていたような気がする。年に直すと150枚近く購入していた計算。当時、CDは今より高く、輸入盤といえども2000円以上はしていたので、年間30万円近く出費していた訳だ。
(ちなみに本もその頃は毎週3~4冊購入していた。)
まぁ、音楽というのは、そのジャンルを聴き始めた頃がなんと言っても一番面白く、中毒患者のように新しいCDを買いあさっていた訳だが、30代になると次第にペースダウン、ここ数年は30枚程度で推移しているという状況。
まぁ、40歳を過ぎてからは、クラシックを中心にコンサートの方に軸足を置くようになった…ということがなんと言っても大きいのだが、数よりも質…というか、「1枚のディスクにしっかりと時間を掛けて楽しみたい。」という気持ちが年々、強くなってきたのも事実。
ジャズ評論家、中山康樹氏は「聴かない100枚より聴く10枚」、「CDをちゃんと聴こうとすると1か月に2枚が限界」と言うような主旨のことを書いていたような気がするが、「確かにそのとおりだな…」と納得する今日この頃である。
ちなみに、今年のベスト・ディスクはイエスの「フライ・フロム・ヒア」、映像作品では「ラッシュ ライヴ・イン・クリーブランド」。来年はラッシュ、エアロスミスの久々のニューアルバムのリリースが予定されている。今から楽しみにしている次第である。