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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

2011 CD購入は低調…。一ヶ月にCD2枚が適正ペース?

2011-12-28 20:35:32 | インポート

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   去年、行ったコンサートが56回だったのに比べ、今年、購入したCD、ミュージックDVDはというと、正確には数えていないのだが、30枚アンダー…と言う感じ。(最後、コンチェルトさん閉店に伴ってナクソス盤を8枚ほど購入したので、40枚程度になっているかもしれないが、まだ、1枚も聴いていない…。)

 私が一番CDを買っていた時期は20数年前、社会人なりたての頃。当時、ロックに続き、ジャズを聴くようになり、毎週土曜日は今はなき石丸電気、タワーレコード、それにHMVなどをハシゴして、2~3枚は必ず買っていたような気がする。年に直すと150枚近く購入していた計算。当時、CDは今より高く、輸入盤といえども2000円以上はしていたので、年間30万円近く出費していた訳だ。
 (ちなみに本もその頃は毎週3~4冊購入していた。)
 まぁ、音楽というのは、そのジャンルを聴き始めた頃がなんと言っても一番面白く、中毒患者のように新しいCDを買いあさっていた訳だが、30代になると次第にペースダウン、ここ数年は30枚程度で推移しているという状況。

 まぁ、40歳を過ぎてからは、クラシックを中心にコンサートの方に軸足を置くようになった…ということがなんと言っても大きいのだが、数よりも質…というか、「1枚のディスクにしっかりと時間を掛けて楽しみたい。」という気持ちが年々、強くなってきたのも事実。
 ジャズ評論家、中山康樹氏は「聴かない100枚より聴く10枚」、「CDをちゃんと聴こうとすると1か月に2枚が限界」と言うような主旨のことを書いていたような気がするが、「確かにそのとおりだな…」と納得する今日この頃である。

 ちなみに、今年のベスト・ディスクはイエスの「フライ・フロム・ヒア」、映像作品では「ラッシュ ライヴ・イン・クリーブランド」。来年はラッシュ、エアロスミスの久々のニューアルバムのリリースが予定されている。今から楽しみにしている次第である。


11月23日 アルビ記念日に思う。

2011-11-23 09:16:55 | インポート

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 11月23日。無論、「勤労感謝の日で休日…」な訳であるが、アルビレックス新潟・サポーターにとっては、2003年、知将反町監督の手腕によりJ1昇格を果たした記念すべき日である。昔風の陸軍記念日(3月10日)、海軍記念日(5月27日)に習えば「アルビ記念日」と言うところだろうか…。

 あの日、劇的な展開によりJ2優勝、J1昇格が決まりスワンは揺れた。翌日、反町監督始め、主力選手が西堀をパレード…、新潟は興奮と熱気に包まれた。
(個人的な事を書かせてもらうと、パレードを妻と観に行ったら妻が陣痛。その日に長女が生まれた。) 

 あれから8年。アルビレックスは毎年、降級候補にあげられながらもなんとかJ1に踏みとどまって戦っている。今シーズンも「昇格後最大のピンチ」と言われながら、残り2試合を残して残留を決めた。J1最低レベルの予算規模…ということを考えれば、冷静に考えれば大したものなのかもしれない。

 しかし、2007年、最高である6位を記録してからはエジミウソン、マルシオ・リシャルデス…など、毎年のように、主力を金満ビッグ・クラブに引き抜かれ、あっぷあっぷの状態、下を向いての戦いが続き、気が滅入っているのは確か。

 先日観た「マネー・ボール」のように、弱者が勝者に勝つのは並大抵なことではないのは分かるのだが、来年度は少しでも優勝争いに絡んで、夢を見させてもらいたい…と思う次第である。

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「相続税を復興財源に…」で考える「日本における国家の背骨」

2011-09-14 19:13:34 | インポート

 「相続税を復興財源に 政府が活用検討」とのニュースを読む。

 「11年度税制改正法案に盛り込まれている相続税の増税分を東日本大震災の復興財源に活用する方向で検討する」とのこと。相続税増税案は野党が反対していることから、これを使途を復興財源に回すということで増税規模を圧縮し、野党の理解を得たい…ということらしい。
  
 税を巡って時の支配者と被支配者が争いあってきたのが世界の歴史であり、「税こそ国家なり」、「税制こそ国家の背骨」…と言われるように、どのような国家、どのような社会を目指しているのか…ということは税制を見れば分かると言われる。

  戦後、日本は高い累進課税に代表されうように「最も成功した社会主義」と言われる程、平等志向の国家を目指し、国民もそれを潜在的に支持してきた。その後、80年代、世界的(と言ってもアングロサクソンな訳だが…)潮流に乗り、中曽根内閣の頃から、行きすぎた平等主義を修正、新自由主義的な社会に転換していった。「民間活力の導入による経済のを活性化」という旗印のもと、経済的な規制緩和を推進するとともに、税制面でも法人税減税の実施、累進課税の緩和、相続税の軽減…などが行われたのだが、竹中ー小泉路線終了後、その副作用としての「格差社会」が問題視され、今、その反省からやや揺れ戻しが起こり迷走中…というのが今の日本の現状ではないだろうか。

  今回、かなり姑息な印象は残るが、これまで議論がストップしていた相続税についての増税議論が再開されることは個人的には歓迎したい。
 ただ、税制改正をするならするで、やはり、これから日本はどのような社会を目指していくのか?という理念を国民に示す必要があると思う。

   私はどちらかと言うと対外政策的には右派だが経済政策的には左派、「平等主義」(社会主義的)な価値観を持っている人間と言うこともあり、やはり90年代末から21世紀初めに掛けて、新自由主義的な改革を日本はやり過ぎた…という印象を持っている。格差拡大は竹中-小泉路線によるものと言うより、社会主義国家の消滅によるグローバル化が主たる要因だったと思うが、累進課税の緩和、法人税、相続税の軽減措置などの制度改正が格差社会にターボを掛けたのは確かだろう。

   現状では、控除額が大きいこともあり、相続税がかかる人は国民の数パーセントでしかない。相続によって多額の遺産を得て、有利な立ち位置で人生のスタートを切る者と満足な教育を受けられず、浮上の可能性もなく、一生底辺での生活が約束されたもの…そのような「あきらめ感」が日本経済停滞の最大の原因なのではないか?もう少し、相続税を強化しても良いと言う気がする。
 
  詳細な分析は経済学者の皆さんにお任せすることにしたいが、個人的には低・中間層の労働意欲がわくような税制改革(累進課税のレベルを上げるとともに、相続税の強化)がなされることを期待している。


第18回新潟ジャズストリート 詳細発表!

2011-06-09 21:59:38 | インポート

 新潟が誇る音楽イベント「新潟ジャズストリート」。18回目となる今夏の詳細がこのほど発表された。

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 公式HP→http://www.niigata-jazzstreet.com/

  新潟ジャズストリート、冬は1日のみの開催だが、夏は2日日開催ということヴォリューム感大。既にこれまで何回か実演を聴いて贔屓にしているバンドをまずチェックした後、新たなバンドについて検討していく。

  以前は新しいバンドにチャレンジするのはちょっと「賭け」という感じだったが、最近はHPスケジュールからバンドの「紹介文」が載せてあって、バンドの傾向が概ね判断できるようになったのは良い事だと思う。(紹介文を載せていないバンドもあるが、聴く方としては貴重な情報。是非、全バンド書いて欲しいものだ。)

   家族持ちとしては2日間どちらも行くという訳にはいかないが、(17日には東響新潟定期もあるし…)どちらか1日、どっぷり(アルコールを入れながら)ジャズ三昧したいと考えている。


後期キング・クリムゾンについて

2011-04-28 00:10:25 | インポート

 ファーストUKのウエットン&ブラフォードは言うまでもなく後期キング・クリムゾンの黄金のリズム・セクション。UKのCDを聴きまくってくると、時代を遡って所謂後期クリムゾンを聴きたくなってくる。
 後期クリムゾンが残した「太陽と戦慄」「暗黒の世界」「レッド」と言う3枚のスタジオ・アルバム(一部ライヴ録音)は甲乙つけ難いと言うか、一長一短で、これ一枚に決められるファンは少ないのではないだろうか?(個人的には「レッド」、「暗黒の世界」、「太陽と戦慄」の順の評価となるが…)
 UKもそうなのだが、キング・クリムゾンも、どうもスタジオ盤ではバンドの魅力を伝え切れていない気がする。
 個人的に後期クリムゾンの最高傑作と思うのは、ちょっと反則かも知れないが、91年にリリースされた4枚組ライヴCD「ザ・グレート・デシーヴァー」の DiscOneだ。

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 このCDを始めて聴いたとき、静かなフリップ&イーノのイントロから「太陽と戦慄パートⅡ」が始まる瞬間、鳥肌が立ったことを覚えている。(伊藤セーソクではないが…。)

 硬質なフリップのギターリフに続き、銅鑼の3連発の後、ヴァイオリンを含めたリズムセクションが一気に走り出す。圧倒的な音圧。一気に後期クリムゾンの世界に引き込まれる。そして、これに続くスローナンバーでは一転、ウエットンの男性的な伸びのあるヴォーカル。静と動、後期クリムゾンの全てが官能できる。

   「当時のクリムゾンのライヴを見られたら死んでも良い」と昔、雑誌で書いていた人がいた。さすがにこれはオーバーとは思うが、気持ちは分かる。クリムゾンの魅力はスタジオ・アルバムには収まりきれない。できるだけ大音量でお聴きすることをお勧めしたいライヴ・アルバムだ。