日本経済新聞の文化面に現在 イラストレーター 宇野亜喜良氏による「ROCKジャケットアート十選」が連載中。第1回目に選ばれたのはピンク・フロイドの「原子心母」、今日、26日の第2回目に登場したのはレッド・ツェッペリンの「聖なる館」(ともにbyヒブノシス)
一応、LP時代にロックの洗礼を浴びた私、自分なりにROCKジャケットアート十選を選んでみた。
1 海洋地形学の物語 イエス
2 リレイヤー イエス
3 クリムゾン・キングの宮殿 キング・クリムゾン
4 恐怖の頭脳改革 ELP
5 ハージェスト・リッジ マイク・オールドフィールド
6 原子心母 ピンク・フロイド
7 アニマルズ ピンク・フロイド
8 サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド ビートルズ
9 ハット・フィールズ・アンド・ザ・ノース ファースト
10 ベルベットアンダーグラウド&ニコ ベルベットアンダーグラウド&ニコ
(やっぱり、ヒプノシスとロジャー・ディーンが大半を占めてしまった。)
アルバム・ジャケットというのは、単体で存在するものではない。アルバムに収録された音楽にマッチしているだけでなく、更にイマジネーションを掻き立ててくれるジャケットこそが、やはり名作の名にふさわしいのだろう。
世はCD時代を経て、ダウンロード時代、ジャケットなんてもはやどうでも良い…という感じになっている訳だが、かつてLP時代は「ジャケ買い」という言葉があったように、ジャケットの占めるウエイトは非常に大きく、中にはツェッペリンの「聖なる館」や「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」のようにアートワークの問題でリリース自体が大幅に延期されたアルバムがあった程。
片面23分というフォーマット、31.3センチ×31.5センチというジャケット・サイズから生まれた名盤達。このような時代にギリギリ間に合ったことを感謝したい…と改めて思った次第である。