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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

パット・メセニー ユニティ・バンド パーフェクト!ただ目新しさは…。

2012-07-01 21:51:46 | ジャズ

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 マイ・フェイバリット・ジャズミュージシャン パット・メセニー。そのパット・メセニーがニュー・プロジェクト「Unity Band」をスタート!ということで、早速、そのニューアルバムをタワレコにて購入。

 メンバー的にはサックスにクリス・ポッター、ドラムにアントニオ・サンチェス、ベースにベン・ウィリアムスを起用。サックス入りのメセニーのアルバムと言えば、「80/81」がまず思い浮かぶが、本アルバムはアコギ、エレキ、ギターシンセ、さらにオーケストリオンまで、メセニーならではの多彩なサウンドが楽しめるのが特徴。どの曲もクオリティの高いサウンドを聴かせてくれるが、中でも聴き所はオーケストリオン・スケッチと言う副題がつけられ、オーケストリオンが大活躍する7曲目の「シグナルズ」だろう。

 「メセニーに駄作なし」(と言っても問題作は「ソングX」など結構多い訳だが…。)という感じで、本作もいつものようにメセニー節満載、ファンを満足させるに十分な作品に仕上がっていると思う。個人的には久々にギターシンセを弾きまくるメセニーを聴けて嬉しく思った次第。 

 ただ、全く新しいというか、新鮮味のあるサウンド…ジャズの新しい地平を本アルバムから見つけられるのか?と問われると、従来のメセニー・サウンドの延長線上に止まっており、方法論的に出尽くした…と感じざるを得ないと言うのが正直なところだ。(コアなファンからはバカヤロー!お前の耳が悪いんだ!と言われるかもしれないが…。)

 この点については、マイルス・デイビスが最後までサウンドを変化させていったのと対照的…というか、まぁ、マイルスが異常だった…というところだろうか。(まぁ、変化していけば良い…と言うわけではないとは思うけど。)

 いずれにしろ、演奏、楽曲のクオリティの高さは「さすが、メセニー…。」と言う感じで文句なし。今年の冬、来日コンサートに行けなかった私、是非とも次は久々に生メセニーを体験したいと思う。このユニットでの来日を期待したい。


パット・メセニー来日公演…には行けなかったで、家でメセニー三昧。

2012-01-28 20:12:38 | ジャズ

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    現在、日本で一番人気のある海外ジャズ・ミュージシャンと言えば、おそらくパット・メセニーだろう。私も現役ジャズ・ミュージシャンという限定なら断然、メセニー。
   そのパット・メセニー、現在ベーシストのラリー・グレナディアとともに来日していて、ブルーノート東京で公演中。「メセニー来るんだ、行きたい!」と思ったのだが、気がついた時には既にチケットはほとんどソールドアウト状態。前回の来日も気がついた時には既にソールドアウト状態だったので、2回連続で敗北…。

 前にも書いたことがあるが、「ぶらあぼ」などの無料情報誌でコンサート情報がとれるクラシック系に比べ、ジャズ系ミュージシャンについては、意識的にコンサート情報を取りに行かなければならない…。その点、純粋なジャズマニアでない自分は情報戦で負けている…という感じだ。(まぁ、メセニーについては、前に1回観ているので、気合い不足なのかもしれないが…。)
   
   しかたないので、家でパスタ&ワインを楽しみながらメセニーのCDを聴いて憂さを晴らす。選んだのはかなり前のディスクとなるが、ラリー・グレナディアも参加している「トリオ→LIVE」。

  次回の来日には是非、メセニーのコンサートに足を運びたいと思う。


第19回 新潟ジャズストリート開催前夜Ⅱ なってはいけない職業…、それはジャズ・ミュージシャン。

2012-01-20 22:31:13 | ジャズ

    先日、「ありがとう、コンチェルトさん・メモリアルイベント」で多くのアマチュア・ミュージシャンの方とお話しさせていただき、楽しい時間を過ごさせていただいたのだが、その時、しきりに話に出たのが、「音楽を職業にするって(経済的に)割に合わないよね。」と言う話。

  「小さい頃から莫大な費用、時間を掛けてレッスンを続け、音楽大学を出たとしても、安定した職を得、音楽で食べていける人というのはほんの一握り…。」という話は「まぁ、需要と供給の関係で、それはしょうがないでしょ。」と私は思っていたし、今もそう思っているのだが、ご本人達の口からライヴな話を聞かされると、「う~ん、確かに大変だよな…。」と思った次第。

 しかし、思うにクラシックなら、まだ数は少なくともちゃんとしたと言うか、正規の職業ポストと言うものはある訳で、まだマシなような気がする。それに対し、ジャズ・ミュージシャンなどは、なってはいけないというか、目指してはいけない職業の最右翼ではないだろうか?(職業と言えるのかも疑わしいけど…。あと、これに続いて目指してはならないのは、おそらく人文系の大学研究者だろう。)

 ジャズのミュージシャンなどは本当に超一流のミュージシャンでも食っていくのが大変な商売で、ビンボー話のオンパレード。

   日本だと有名ミュージシャンでも、月10~15ステージで、収入は10万円アンダーが当然という話を聞く。ちょっと売れているミュージシャンだとライヴの本数が入っている為、安定的なバイトが出来ず、かえって貧乏になる「ライブ貧乏」と言う言葉があるとのこと。

 まぁ、こんなのは少し考えてみれば、当たり前と言えば当たり前、構造的な問題であって、ジャズはマイナー・ミュージック、CD買ったり、ライヴハウスに行ったりする人が圧倒的に少ないのだから、もうこれはしょうがないのである。

  ジャズ・ミュージシャンも貧乏生活になるのは百も承知で、それでもミュージシャンになっちゃた人達な訳で、「まぁ、しょうがないわな…。」と言う気がもするし、気の毒と言えば気の毒なのかもしれないが、つまらない仕事をこなして、日々汲々とし、ちょっとした安定を手に入れて、その対価として、気楽に音楽と接している私のような人生の方が良いのか、なかなか難しい問題だ。

 あんまり考えると、明日の新潟ジャズストリートを純粋に楽しめなくなるので、ここらで寝ることにしたいと思う。


第19回 新潟ジャズストリート開催前夜。

2012-01-20 22:00:08 | ジャズ

  新潟が誇る一大イベント、新潟ジャズストリートを前に、どのコンサートに足を運ぶか、公式HPタイムスケジュールを見ながら検討を行う。(無論、酒を飲みながらだが…。)

http://www.niigata-jazzstreet.com/

  今回は子供の授業参観が重なってしまい、昼酒を入れてほぼ一日楽しむ…という訳にはいかないのが残念だが、可能な限り、多くの会場を廻りたいと思っている。
 
 音楽ファンの中には、とにかく最高峰、超一流のプロ・ミュージシャンのコンサートしか足を運ばない…と言う方もおられるだろうし、それも一つの楽しみ方だと思うのだが、私はベルリン・フィルから地元のアマチュア・ミュージシャンまで節操なく足を運ぶタイプ。新潟ジャズストリートは多くのプロ・ミュージシャンも来県するが、このイベントに標準を合わせて練習している地元アマチュア・ミュージシャンの祭典でもある。

 アマチュア・ミュージシャンを聴く楽しみは恥ずかしい言葉だが、やはり「思い」というか、「パッション」が音から感じられることだろう。多くのアマチュア・ミュージシャンにとって、出演するコンサートは年1、2回というパターンがほとんど。ジャズだとこの新潟ジャズストリートのみ、これに標準を合わせてきました…というバンドも多い。それだけに、このステージに掛けてます…モードの緊張感はプロ・コンサートの比ではない。そこは、聴き手としては真摯に答え、真剣モードで聴くのが礼儀というものだろう。(やけにリラックスしたステージもあるにはあるけど…。)

 一つ「新潟ジャズストリート」に注文を付けさせていただくと、公式HPに全てのバンドの情報を載せて欲しい…ということ。ライヴ・スケジュールに一口コメントを付けているバンドが増えてきたが、なんにも書いていないバンドもまだまだ多い。ジャズといってもいろいろある訳で、ここは全バンドにしっかりコメントを付けるように指導してもらいたいところだ。

 いずれにしても、新潟ジャズストリートは新潟が誇る冬の一大イベント。大いに盛り上がって欲しいと思う次第である。


ライヴハウスと言えば…、第19回新潟ジャズストリート詳細発表!

2011-11-30 17:54:31 | ジャズ

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   「男の隠れ家 ニッポン、ライヴハウス伝説。」では新潟のライヴハウスは残念ながら取り上げられていなかったが、年2回、新潟のライヴハウスが全稼働、熱く燃え上がる日がある。それが「新潟ジャズストリート」。その次回開催の詳細がネット上で発表された。(…って私がやっと気がついただけだけど。)↓

  http://www.niigata-jazzstreet.com/

 開催は2011年1月21日(土)、出演者は計128組655名。料金はフリーパスチケット1000円(中学生以下無料)。チケット販売は12月初旬予定とのこと。

 2日開催の夏に比べ、冬は1日開催と、規模は半分だが、雪がちらつく中、お目当ての会場に向かうのもまた風情があって良いものなのだ。(当然、私は熱燗を事前に入れて参戦するつもり。)

 「雪で高速が封鎖されていまして、柏崎から来る予定だったドラムが遅れております。と言うことで、まずはデュオで1曲…。」とか言ったサプライズもあったりする。

 いずれにしろ、新潟ジャズストリートは新潟が誇る一大イベント。大いに盛り上がって欲しいものだ。