年が明けると、将棋順位戦が煮詰まってくるころ。これから年度末の3月にかけて、挑戦者は誰になるのか、それに降級者は?と俄然面白くなってくる季節だ。
(まぁ、箱根駅伝に比べれば、注目している人は1000分の1くらいだと思うけど…。)
注目のA級順位戦は6回戦まで終了。今年は勝ち組と負け組がはっきりと分かれた感じ。トップは全勝の羽生2冠、それを1敗の谷川九段が追うと言う展開。さすが羽生2冠…という感じだが、八回戦の羽生-谷川戦の直接対決で羽生が勝てば、最終戦を待たずして挑戦者が決定する可能性大。是非ともここは谷川九段に意地を見せてもらいたいところだ。(正直言って期待薄だけど…。)
私が優勝候補に推していた渡辺竜王は羽生、谷川に敗れ2敗の3位。数字的には可能性は残っているものの、ちょっと挑戦権獲得は難しい状況。表面的にはともかく、本音では不本意…というところだろう。
降級戦線は1勝に留まる久保二冠、丸山九段、高橋九段がやばい感じだが、3勝の屋敷、佐藤と言ったところは順位が悪いことから、まだまだ降級の可能性が残っており、こちらは期待通り?混戦模様。
あと、個人的には、昨年、B級1組に陥落してしまった藤井九段の動向に注目。
怒濤の6連敗の後、3連勝と持ち直し、なんとか降級ラインから脱出するところは、相変わらずのエンターティナーだな…という感じ。まだまだ、降級の可能性は大だが、なんとか連続降級は避けてもらいたいところだ。
あと、B級2組は、去年、まさかの降級点を取ってしまった森下九段が盛り返していることに注目。ちょっと再昇級は難しい情勢だが、残り3連勝すれば…の期待は残っている。同年代ということもあって、頑張って欲しいところだ。
しかし、40代、50代になっても「昇級だ、降級だ。」と胃がキリキリしそうな順位戦を指し続ける棋士というのは本当に勝負師というか、まともじゃない…と超凡人の私など思ってしまうのである。せいぜい盤外から楽しませてもらおうと思う。