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りゅーとライフ

(MiddleTown Dreams)「りゅーとぴあ」と「ビッグスワン」をフランチャイズに新潟生活を楽しんでいます。

NHK歴史秘話ヒストリア 関ヶ原 知られざるヒーロー達 やぱり西軍が好き!

2011-10-06 07:10:00 | テレビ番組

Hi

 大河ドラマ「江」では大胆に関ヶ原の戦いをカット(1回見忘れたと思ったほど)したNHKだが、その替わりという訳ではないだろうが、NHK歴史秘話ヒストリアで「関ヶ原 知られざるヒーロー達 戦国の世の咲いた男の華」と題して関ヶ原特集が放映された。今回、取り上げられた武将は大谷良継、福島正則、吉川広家(毛利家)の3人。

 私は戦国武将にはあんまり詳しくないのだが、個人的にファンの大谷良継が出ているので見てみる。臭いと言われそうだが、石田三成と大谷良継の男の友情…というものには「グッ」とくるものがある。今回、義を貫いた大谷、徳川に寝返った福島、中立の立場に立とうとした吉川…と3者3様の生き様を描いたのは大谷ファンとしてはナイス。(ちょっと福島正則には気の毒な描き方だったと思うけど…。)

 私の場合、個人的には判官贔屓な性格の為か、歴史でも敗者や低評価な人物に思い入れてしまう。と言うわけで、関ヶ原でも西軍武将が好きなのだが、番組の最後でも取り上げられていたように、実際に関ヶ原に足を運ばれる方は西軍武将が好きな方が多いようだ。しかし、今回、番組を見て、裏切りを意識して足を運んだり、最初から戦う気がない西軍武将を率いていた石田三成…本当に気の毒というか、「あれじゃ、勝てんわな…」と改めて感じた次第。

 番組の最後に「もしも西軍が勝ったなら…。」というifを提示していたが、もし西軍が勝っていたら、もっと言うと小早川秀秋の裏切りがなければ、日本という国家の有り様は本当に大きく変わっていたのは間違いない。そう言う意味では、今の日本を決めたのは当時、若干20歳の小早川秀秋だったのかもしれない…。などと妄想を膨らました歴史秘話ヒストリアだった。


NHK マイルス・イン・トーキョー 1973 もしもタイム・スリップできるなら…。

2011-10-02 08:44:22 | テレビ番組

 土曜日にオンエアされ、録画しておいた「マイルス・デイビス没後20周年記念番組 マイルス・イン・トーキョー 1973」を見る。
 これは、当時NHKで放送された後、テープが行方不明になっていたものが、このたび発見され、リマスター処理して放送される運びとなったもの。

 中山康樹氏の「マイルスを聴け」(愛読書である)によると、マイルスの来日の中ではこの時のライヴがベストであり、まさに全盛期のマイルスを観ることができた…ということで喜びたい。
 冒頭、マイルス・デイビス七重奏団…というテロップに「ガクッ」とくるが、演奏は素晴しい。マイルスは無論だが、アル・フォスター(Ds)、マイケル・ヘンダーソン(B)、エムトゥーメ(Perc)、デイヴ・リーブマン(S)…といったメンバーが1時間ノンストップ、必死に演奏している姿は感動モノ。個人的にはやはりピート・コージーのジミヘンギターが印象に残った。当時のマイルス・バンド独特の殺気というか、当時の混沌とした空気感…というものは映像では生の10分の1も伝わっていないのだろうが、その片鱗の感じられたライヴ映像だったと思う。

 しかし、このライヴが行われた1973年前後というのはジャズ、ロックの黄金時代と言う気がする。1973年はロックだとピンク・フロイドの「狂気」、キング・クリムゾンの「太陽と戦慄」、ELPの「恐怖の頭脳改革」…と言うプログレッシヴ・ロックのビンテージ・イヤーだし、ツェペリンが「聖なる館」をリリース、それにジャズではマイルスが来日(当時は時代遅れと言われていたビル・エバンスも一応来日)…という具合。

 今、連載中のかわぐちかいじ氏のマンガ「僕はビートルズ」では現代人である主人公達がビートルズ登場直前の1960年代初めの東京にタイム・スリップする設定だが、私にタイム・スリップさせてくれるなら、なんと言っても1970年代初めにタイム・スリップさせてもらいたい。そうして、マイルス、ツェッペリン、フロイド、イエス、ELPのライヴを片っ端から観るのだ。唯一来日しなかった大物、キング・クリムゾンはお金を貯めてイギリスまで飛んで観ることにしよう……とか馬鹿なことを妄想してしまった「NHK BS マイルス・イン・トーキョー 1973」であった。

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YouTube: Miles Davis video - Japan 1973__Right Off


BS歴史館 レニ・リーフェンシュタールを観て。強烈キャラに改めてビックリ。

2011-09-10 09:45:07 | テレビ番組

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 NHK BSプレミアム「シリーズ 側近がみた独裁者ヒトラー」、先週のルドルフ・ヘスに続き、第2回目、ヒトラー政権下で、ナチスのプロパガンダ映画を制作した女性映画監督「レニ・リーフェンシュタール」の回を観る。

 レニ・リーフェンシュタールと言えばナチス党大会を描いたプロパガンダ映画としてあまりにも有名な『意志の勝利』、それにベルリン・オリンピックの記録映画『オリンピア』を制作した女性映画監督…、そして戦後、ナチスの協力者としての烙印を押され、非難され続けながら、写真家、ダイバーとして活躍、102歳にして没した…という程度の知識しかなかったのだが、今回、本番組を観て、その波瀾万丈の人生と強烈キャラぶりに改めてビックリ。

  彼女が本当にナチス協力者であったかどうかという問題についてはここでは触れないが、『意志の勝利』、『オリンピア』の2作品については「凄い…。」の一言。やはり映画史上に残る傑作だろう。(『意志の勝利』については演出、建築を担当したアルベルト・シュぺーアとの共作という気もするが…。)

  しかし、ドイツでは70年経った現在も法律で『意志の勝利』が上映してはいけないことになっている…という事実にもまたビックリさせられた。それだけナチがタブーなんだろうけど、日本ではちょっと考えられないな…と思った次第。(流石にレニ気の毒…。)

 レニ・ファンの方には物足りない内容だったろうが、初心者の私には「もうちょっとレニ・リーフェンシュタールのことについて、いろいろ調べてみようかな…。」と思わせる好番組だった。


終戦記念番組 今年のベストは NHKスペシャル 圓の戦争

2011-08-22 18:25:21 | テレビ番組

    デジタル・レコーダーで取っておいた終戦記念番組を一気に見る。

   今年は日米開戦70周年ということもあって、普段の年よりも民間放送も含め、番組数が多かったようだ。

 その中で、私がベスト!と思ったのが、14日に放送された「NHKスペシャル 圓(えん)の戦争」。

   とかく戦争番組というと政治・軍事的視点から描くというのがパターンだが、この「圓の戦争」はどのように膨れあがる戦費を調達したか…という経済的視点から戦争遂行を描いた点が新鮮。伝統的なNHKスペシャルと言った感じの冷静な描き方、ナレーションが硬派なテーマにマッチ、見応えのある力作だったと思う。

 最近のNHKスペシャルは、以前より一般向けになっているというか深みに欠けるな……、と思っていた矢先、放たれた硬派な番組。「腐ってもNHK…。」とまたも唸らされた作品、今年の終戦記念番組のベストとしておきたい。


NHKディープ・ピープル「スーパー指揮者」を観て…。

2011-08-01 23:18:21 | テレビ番組

  NHK総合ディープ・ピープル「スーパー指揮者」を観る。出演は下野竜也氏、(炎の)コバケンこと小林研一郎氏、それに個人的にファンである京都市交響楽団常任指揮者の広上淳一氏の3人。

 いろいろ興味深い話が聞けたが、面白いと思ったのは皆、激しいアクションを見せるステージでの姿と違い、皆さん静かに喋っていること。特に炎と形容され、ステージでは唸り声を上げるので有名なコバケンさんが静かな語り口で淡々としゃべっているのは面白かった。

 かつて男がやってみたい3大職業として「連合艦隊司令長官、オーケストラの指揮者、プロ野球の監督」と言われたことがあった。連合艦隊司令長官は海軍終焉によりポストが消滅、プロ野球の監督は人事異動のあるサラリーマンと化し、残るあこがれの職業はオーケストラの指揮者のみ…。

  今の指揮者はかつてのチリビダッケのように独裁者のように振る舞うことは許されず、折衝能力、調整能力など多面的な能力が問われるようになっているのが現実だが、現在、数少なくなったあこがれの職業だということには変りはないと思う。

 指揮者の皆さんには、あこがれの職業に相応しく、カッコ良く振る舞い、圧倒的な名演でこれからも我々聴衆を圧倒して欲しい…と思う次第である。

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YouTube: NHK「ディープピープル」スーパー指揮者