大河ドラマ「江」では大胆に関ヶ原の戦いをカット(1回見忘れたと思ったほど)したNHKだが、その替わりという訳ではないだろうが、NHK歴史秘話ヒストリアで「関ヶ原 知られざるヒーロー達 戦国の世の咲いた男の華」と題して関ヶ原特集が放映された。今回、取り上げられた武将は大谷良継、福島正則、吉川広家(毛利家)の3人。
私は戦国武将にはあんまり詳しくないのだが、個人的にファンの大谷良継が出ているので見てみる。臭いと言われそうだが、石田三成と大谷良継の男の友情…というものには「グッ」とくるものがある。今回、義を貫いた大谷、徳川に寝返った福島、中立の立場に立とうとした吉川…と3者3様の生き様を描いたのは大谷ファンとしてはナイス。(ちょっと福島正則には気の毒な描き方だったと思うけど…。)
私の場合、個人的には判官贔屓な性格の為か、歴史でも敗者や低評価な人物に思い入れてしまう。と言うわけで、関ヶ原でも西軍武将が好きなのだが、番組の最後でも取り上げられていたように、実際に関ヶ原に足を運ばれる方は西軍武将が好きな方が多いようだ。しかし、今回、番組を見て、裏切りを意識して足を運んだり、最初から戦う気がない西軍武将を率いていた石田三成…本当に気の毒というか、「あれじゃ、勝てんわな…」と改めて感じた次第。
番組の最後に「もしも西軍が勝ったなら…。」というifを提示していたが、もし西軍が勝っていたら、もっと言うと小早川秀秋の裏切りがなければ、日本という国家の有り様は本当に大きく変わっていたのは間違いない。そう言う意味では、今の日本を決めたのは当時、若干20歳の小早川秀秋だったのかもしれない…。などと妄想を膨らました歴史秘話ヒストリアだった。