早いもので今日で10月も終わり。10月に買った本は雑誌を除いて10冊。その中で印象に残ったのはと森薫著「シャーリー2」と東村アキコ著「東京タラレバ娘」の少女(?)漫画2冊。(なんか50近くのおじさんがこんな少女漫画読んでるの?って不気味がられそうで怖いけど…ちゃんとカミングアウトしておこう。)
森薫さんは「エマ」、それに2014漫画大賞を受賞した「乙嫁語り」でメジャーだが(そうでもないか…。)、その間、単発で英国メイドものの「シャーリー」も描いていて、本「シャーリー2」は第1巻からまさかの10年振りの作品。作者のメイド趣味大爆発!…って感じで爽快。
「東京タラレバ娘」は近く実写映画が公開予定の「海月姫」と並行して連載されている東村アキコさんの新作。
アラサー独身の所謂「負け犬」の生態を描いた作品なのだが、「ここまで言っていいの?」と言う位、好き勝手言い放題…って感じでアラサー女子をボロクソ…、凄まじい破壊力に圧倒される。
ヤマザキエリ氏の「ジャコモ・フォスカリ」もそうだが、このような破天荒な作品がちゃんと商業紙に掲載され、それなりに人気を得ているというのは本当に凄いこと。
ここあたり、どうしても商業主義から逃れられない少年漫画と違う日本の少女漫画懐の深さ、自由さ…を改めて感じた次第である。