社会学者山田昌弘氏とともに「婚活」ブームの生みの親である白河桃子さん。その白河さんの最新作「専業主婦になりたい女たち」を一読。
内容の方は超簡単で、「経済状況が悪化する中、専業主婦になりたがっている女性は多いが、男性正社員は少なくなっているし、その給料も激減しているので、一時代前のように専業主婦になるのは難しい。幸運にも、専業主婦になれたとしても、夫の雇用は不安定でどうなるか分からず、極めてリスクの高いという生き方になっている。専業主婦になるなどと言う夢は捨て、ちゃんと将来を見据えて、働き続ける覚悟が必要…。」というもの。
正直言って、これからは欧米のように、夫婦共稼ぎというライフスタイルに移行していくしかないのかな…という気がするが、現在、一応、正社員&正社員の夫婦共稼ぎ世帯実践中の私の実感は「フルタイム&フルタイムというのはメチャクチャきついぜ…。」と言うのが正直なところで、何かアクシデントがあった時、子供を預かってくれる実家が近くにないとなかなか仕事を続けていく…ていうのは難しい気がする。(良く女性が働いている国ほど子供が多い…とか言う識者もいるが、どうも都合良くデータを加工していんじゃないか?)
…ということで、「夫婦とも9時5時あがりの緩い働き方が出来れば良いんじゃないかなぁ。」とも思うのだが、無理が効くから正社員な訳で、実際問題、難しいよなぁ…などといろいろ考えてしまった。
現在、年末を迎え、カミサンの仕事はピーク。連日、帰宅時間は9時過ぎ状態で、家事の全てをやっているのだが(まぁ、普段もほとんどやっているけど。)、家事自体は大したことはないのだが、仕事した後、全てやる…というのは確かにキツイ。
私は別に仕事が好きな訳ではないので、「おれも専業主夫になりたいぜ…。」と言うのが私の偽らざる本音である。