電影宣伝自由人

香港映画を中心にしたアジア映画のよもやま話などを紹介

明23日公開のアジア作品

2006-09-22 13:25:06 | Weblog
明日23日(土)公開のアジア作品 です。

『紅蜘蛛女』香港映画
監督:ン・マンチン 出演:坂上香織、トニー・ホー
日本女性と知り合ったカメラマンが、一夜を過ごしたものの、彼女に監禁されて性的強要を強いられる異常恋愛劇。監督のン・マンチンは『インファナル・アフェア』シリーズなどのカメラマンを担当しています。ま、女優が日本人であるように、この作品は日本出資の香港映画であります。
東京:銀座シネパトスにてレイトロードショー

『西瓜』台湾映画
監督:ツァイ・ミンリャン 出演:チェン・チャンシー、リー・カンヨン
水不足で市民が西瓜で喉を潤している街のあるマンションで、一組の男女が出会うものの、男はAV男優で撮影中という秘密をかかえていた・・・・。あいかわらず奇抜なテーマを送り出すツァイ・ミンリャン監督の最新作。
東京:渋谷シアター・イメージフォーラムにてロードショー

『天軍』韓国映画
監督:ミン・ジュンギ 出演:キム・スンウ、パク・チュンフン
北朝鮮軍に持ち出された核弾頭を取り戻すために、韓国軍が追跡し、好戦しているうちに16世紀にタイムスリップしてしまう。なにやら日本の『戦国自衛隊』のようなSFタイムスリップものですが、主演はぺ・ヨンジュンの兄貴分ことキム・スンウ。
東京:シネマート六本木にてロードショー


明日は私の担当しているフランス映画『奇跡の朝』も初日を迎えます。(劇場は渋谷のユーロスペース)ある朝、ここ10年間に死んだ人たちが蘇って町に帰ってきた(ゾンビではなくちゃんと人間の姿をして)。さて、生きている人たちは彼らをどうしよう?という、SFっぽい内容の作品ですが、3組の人々に焦点をあて、一組は老夫婦、一組は子供が帰ってきた夫婦、そしてもう一組は死んだ彼氏が帰ってきた恋人。死ぬときまでの記憶しか持っていない彼らとどう対応していくか、という話なのですが、死生観やフランスでは社会問題になっている移民のことをテーマにもしている作品です。ちょっと小難しいテーマですが、興味のある方はぜひご覧くださいませ。