トンボみっけ+

気になるムシを写しては適当につぶやいてます。(掲載した記事・写真等の無断複写・転載を禁じます。)

打水は難しい

2008-10-29 19:50:36 | トンボ

 

アカネの産卵シーンを撮りに近場の池へ。 

ここへは滅多に行かないのだが、周囲が田んぼのためアカネたちが集まってくるのではと思い、出かけた。 

9時半過ぎに到着。 

池にはアジアイトのオスがいるだけで、アカネたちは飛んでいない。 

少し早いようなので田んぼを歩いてみる。 

アキ・ナツ・コノシメ・マユタテ・ミヤマアカネが飛び出てくる。 

いくらかはいるようだ。

  

ミヤマアカネのメス。 どうもあれから縁紋に目がいってしまう。(笑)

Miyamaakane_1426_3

 

小1時間歩き池へ戻ると、コノシメトンボのオスが4~5頭やって来ていた。 

Konoshimetonbo_1759

 

頻繁にホバリングをしながら縄張りを飛ぶ。 

時折りミヤマアカネやアキアカネがやってくるが、毎回追い出されていた。

今日の優占種はコノシメトンボのようだ。

Konoshimetonbo_1853_2

 

メスがやって来ると捕まえて交尾。

Konoshimetonbo_1466

 

そして産卵。  

Konoshimetonbo_1779

 

メスは産卵を終えるとひと休み。  

Konoshimetonbo_1450

 

池の片隅ではミヤマアカネが産卵していた。

Miyamaakane_1438

 

岸から写しているので、上から目線になってしまう。 

腹端を水につけた一瞬を写すには、ウェーダーでも着て、膝をつけて撮らないとダメのような気がする。

Miyamaakane_1871

 

アキアカネもやって来た。

Akiakane_1560

 

う~ん・・・難しい。

Akiakane_1515

この3種、産卵方法はほぼ同じだが、産卵場所の好みは少し違いがあるようだ。

 

2008年10月29日 神奈川県


アキいろいろ

2008-10-28 18:27:48 | トンボ

 

アキアカネの産卵でも撮ろうかと2時間ばかり出かけてきた。

朝から快晴、気温もほどよく、いかにも産卵日和。 

なのに一向に水辺にやって来ない。 

縄張りオスもいない。 

付近を捜すと少し離れたところで日向ぼっこだかなんだかしている。 

時間がまだ早いのだろうか? 

いるのはメスばかり。 

オスはどこにいるのだろう? 

 

アキアカネ メス 

腹端が汚れているのは産卵経験があるため。 

アキアカネは水面や泥面に直接腹端を打ちつけ産卵するからだ。

Akiakane_1407

 

アキアカネのメスには腹部背面が赤くなる赤化型とよばれるタイプもいる。

Akiakane_1623

 

よく似ているが、こちらはナツアカネのメス。 

Natsuakane_1682

 

両者の識別方法はいくつかあるのだが、見た目や写真で判断する場合は、どっちか迷ってしまうこともある。 

まあ、それはそれで楽しいのだが。

たぶん、これはアキアカネ?のメス

Akiakane_1639 

産卵撮影はまた今度。

 

2008年10月28日 神奈川県


尾状突起にドキッ!

2008-10-28 17:14:15 | 虫たち

 

レンズ交換の最中、ふと遠めに目をやると1頭のシジミチョウがいた。 

ムラサキシジミのようだが、後ばね裏面の下の方がオレンジ色っぽく見える。 

光の当たり具合でそう見えたのかも知れないが、「あれ? 何だろう?」と近づいてみる。

ん!? 尾状突起がある! 

おぉ~ムラサキツバメだ。 

県内で見るのは初めて。 

Marasakitsubame_1673_3

このチョウは南方系のため、元々は県内にはいなかったのだが、ここ10年くらいで捕獲・目撃例が増え、最近では集団越冬も観察されているとのこと。 

定着したのだろう。

 

2008年10月28日 神奈川県


ご配慮ありがとう

2008-10-22 20:18:49 | トンボ

 

一本の柿の木が深まりつつある秋を物語っている。 

あとひと月もすれば一面枯れた世界になるのだろう。

Kakinoki_1138_2

 

趣のある畔道を発見。 

いいねぇ~、こういうの。

Aze_1140

 

で、視点をガラッと変えて・・・(笑)

ふたつ目の目的はカトリヤンマ、個体数は多くないもののそこそこ飛んでいる。

Katoriyanma_1222

 

オスは2~3頭いるだろうか? 

1頭ずつ交互にやって来る。

Katoriyanma_1232

 

しかもいいヤツばかり。 

目の前でホバリングしてくれる。

Katoriyanma_1265

 

5秒以上のホバリングもざらだし。

Katoriyanma_1320

 

撮り放題。

Katoriyanma_1528

 

こんな日もあるんだね。

Katoriyanma_1568

 

魚眼でも撮れるかなって思ったくらい。 

Katoriyanma_1365

いや~ いい1日だったです。

  

カトリヤンマ オス 2008年10月22日 神奈川県


2年ぶり

2008-10-22 19:23:25 | トンボ

 

目的地へ近づくにつれて「曇ってるなぁ~」「これじゃあ、出てこないかな~」などとひとりでぶつぶつ言っているうちに到着。

予報ではまあまあの天気。 

その内晴れてくるはずと信じ、2年前ヒメアカネを見つけたところへ歩き出す。 

途中、ナツ・マユタテ・コノシメ・アキ・ミヤマアカネといった常連さんたちを確認しながら進む。

着いたところは休耕田。 

ぱっと見、やっぱりいない。 

仕方ないので田に入ってみる。 

一周回ったあたりで1頭の小柄なアカネが飛び出てきた。 

よしよし、これが今日の目的のひとつ、ヒメアカネだ。 

Himeakane_1489

 

このヒメアカネ、県内ではさほど珍しくはないらしいのだが、このあたりではあまりお目にかかれない。 

今日はオス2頭を確認、昨年は見ず仕舞いだったので一安心といったところだ。

Himeakane_1500

 

やがて予報のとおり、薄日が差してきた。 オスが縄張りを持ったようだ。

Himeakane_1134  

 

となりの田んぼには朱色の縁紋が鮮やかなミヤマアカネのオスがいた。

Miyamaakane_1157

 

宮島の厳島神社の柱もこんな色だったように思う。 

急に神々しく見えてきた。

Miyamaakane_1159

 

2008年10月22日 神奈川県


サワマネキ

2008-10-14 16:46:40 | 虫たち

 

こやつに招かれ谷津田へ (笑)

Sawagani_1052

すると、いきなりオニヤンマの♂がやって来て少々びっくり。 

まだいたか。 

「よし!今シーズンのオニヤンマの撮り納めは飛びモノで飾ろう」と次を待つ。

ただ待っているのも何なんで、畔を歩きながら待つ。 

実はカトリが本命だったり。

 

カラムシの葉にチョウを発見。

Akatateha_0983

 

アカタテハだ。 

羽化間もないようだ。 

掴まっている葉の中に蛹の抜け殻があるはずだが、手は出せない。 

他に何かないか、先日のクロコノマチョウの例に倣って探す。

Akatateha_1032

 

別の株に不自然な怪しい葉があった。

Akatateha_0971

 

下から覗くと・・・アタリである。 

蛹の抜け殻だ。 

アカタテハの幼虫は葉を綴じて巣を作る習性がある。 

Akatateha_0973_2

 

見つけた成虫のそばにも綴じた葉が。

Akatateha_0990

 

ん!? こっちはまだ蛹だ。 

失礼して、ちょっとだけ綴じた葉を開けさせてもらった。

何だか翅が透けているっぽい。 

羽化が近いのだろう。

Akatateha_1019

この後、オニヤンマは来ず、カトリは気配もなく、やって来たのは予報より早い雨だった。

 

2008年10月14日 神奈川県


近場にて

2008-10-09 23:29:01 | トンボ

 

「そう言えば、久しくヒメアカネを見てないな」と思い、出かけてみた。

今日は汗ばむような陽気。 

Tシャツを重ね着しただけなのに日向に出ると暑い。

水辺ではオニヤンマがまだ健在だ。 

一見元気いっぱいのように飛んでるが、そこはさすがにシーズン末、ちょくちょくとまる。 

普段なかなかとまらないトンボがしきりにとまったり、フラフラ飛んでたりするのを見るとやはり少し寂しくなる。 ・・・っね。 

毎年ヒメが見られる小さな湿地を探したが見つからない。 

代わりに少々暑そうなコノシメトンボのメスがいた。

Konoshimetonbo_1459_2

 

2008年10月9日 神奈川県


泥んこ

2008-10-07 22:32:23 | トンボ

 

さて、昨日の続きのカトリヤンマだが、確かにいることはいる。 

メスばかりいる。 

畔を歩くと、驚いて稲の中から飛び出してくる。 

入り込んで産卵をしているようだ。 

外からではどこにいるかまったくわからない。 

飛び出て来ることを期待しつつ、適当な畔を何度も歩いた。

Katoriyanma_1432

飛び出した個体の多くは遠くへ行ってしまう。 

驚いて出てくるのだから仕方ないのだが、全部が全部そうでないのが面白いところ。 

近くでホバリングを始める人好き?の個体もいるのだ。 

そういうチャンスを活かせばいいのに、今日は全然ダメ。 

目の前でホバリングしているのに望遠が着いてたり、その逆だったり・・・で、時間切れ終了。

 

メスの腹部は泥だらけ。 

Katoriyanma_0749

 

カトリヤンマ メス 2008年10月7日 神奈川県


名はタイをとやら

2008-10-07 19:44:32 | 添え物

 

思わぬ発見が2つ。

 

デンジソウがあったり・・・ 

Denjisou_0593

そもそもデンジソウ(田字草)の名すら知らなかったのだが、昨春偶然お会いした方からこの草のことを聞き気にしていた。 

見てのとおり名と姿(体)がぴったりなため、植物オンチな僕でも憶えられたのだ。 

調べるとこの場所は既産地のよう。 

が、見つけることができてうれしく思っている。

 

コオイムシがいたり・・・

Kooimushi_0582

今春まで図鑑の中だけの存在だったコオイムシ。 

ある意味、これも名と姿(態)がぴったりと言ってもいいだろう。 

来シーズンは子を背負っている姿を見てみたい。

 

2008年10月7日 神奈川県 


カップルズ

2008-10-07 18:32:43 | トンボ

 

ナツアカネのお気に入りの田んぼ。 

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産み落とす。

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まさしく打空。

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中には妙なカップルも。

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辛そうなメス。 気にしないオス。 

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水たまりにはアキアカネ

Akiakane_0316

 

こちらはマユタテアカネ

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秋晴れの田んぼは賑やか。

 

2008年10月7日 神奈川県


秋の雨上がり

2008-10-06 16:50:26 | トンボ

 

昼前に雨が上がったので、トンボ好きの知人B氏がカトリヤンマを「いっぱい いっぱい」見たという場所へ行ってきた。

そこはとある田んぼ。 

当然そばに林もある。 

いい環境だ。

はたしてこのどんよりとした曇り空で、カトリヤンマがやって来るか定かではないが、とりあえずナツアカネと遊びながら待つ。

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日本の秋。

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水はけが悪いのはトンボにとって好都合かも。

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3時間粘ったが、カトリはやって来なかった。 

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明日がある!

 

2008年10月6日 神奈川県