目的地へ近づくにつれて「曇ってるなぁ~」「これじゃあ、出てこないかな~」などとひとりでぶつぶつ言っているうちに到着。
予報ではまあまあの天気。
その内晴れてくるはずと信じ、2年前ヒメアカネを見つけたところへ歩き出す。
途中、ナツ・マユタテ・コノシメ・アキ・ミヤマアカネといった常連さんたちを確認しながら進む。
着いたところは休耕田。
ぱっと見、やっぱりいない。
仕方ないので田に入ってみる。
一周回ったあたりで1頭の小柄なアカネが飛び出てきた。
よしよし、これが今日の目的のひとつ、ヒメアカネだ。
このヒメアカネ、県内ではさほど珍しくはないらしいのだが、このあたりではあまりお目にかかれない。
今日はオス2頭を確認、昨年は見ず仕舞いだったので一安心といったところだ。
やがて予報のとおり、薄日が差してきた。 オスが縄張りを持ったようだ。
となりの田んぼには朱色の縁紋が鮮やかなミヤマアカネのオスがいた。
宮島の厳島神社の柱もこんな色だったように思う。
急に神々しく見えてきた。
2008年10月22日 神奈川県