バイクは軽いが一番

軽快に走れて、燃費もよく、環境にやさしい。バイクや車は軽量が一番!

ヴェクスター150で900kmツーリング 南木曾

2007年05月06日 | ヴェクスター150
4月30日(月)午前11時
馬籠宿、妻籠宿をゆっくり散策したけれど、まだ、時間に余裕があります
では、国道256号線を東に向かい、伊那谷道中(飯田方面)へ

中央自動車道の恵那山トンネルと平行するやや険しい峠道です
ヴェクスター150も快調に上っていきます
前方に観光バス、時速は30km/hくらい
後方には乗用車の列がつながっています

あれ、頂上に近づくにつれてVecstar150のエンジン音がおかしい
気圧の影響?しかし、そんなに標高はなさそうだし・・

数分後、まさかのエンジン停止!
オーバーヒート?気温20度では考えにくい、エンジンの匂い等は正常
安全な場所に駐車し、もう一度始動してみよう
セルを回すと一瞬かかり、すぐに停止
これ以上セルを回すと、バッテリーが上がる!

どうしよう、こんな山の中で・・、落ち着け!
妻籠宿からは、ほとんど上り坂だった、10kmくらい上った?
と、言うことは引き返せるかも・・
とにかく、人家もない山中では処置なし、さっき給油したGSまで戻れば、何とかなるかも・・

所々、上り坂があるけど、幸いヴェクスターは軽量スクーター
妻にも手伝ってもらい、転がりながら下山できそう
途中、押して歩いていると、工事現場の人に「どうした?」と声をかけられ、「あと200mで下り坂や」助かった!軽量とはいえ、上り坂は大変です

何とか、GSまでたどり着いたけど、どうすれば?
エンジンも冷めたので、もう一度、始動を試みるもダメです

電話帳を借り、バイク屋さん数件に電話
今日は祭日、休みのところが多い
しかたなく、SUZUKIメンテナンスノートに記載されたスズキASS店(長野県には、たった1店)に電話
「遠方で対応不可、他店の方が近いのでは」の返事、こんな山奥(近隣の方に失礼です)で近いバイク屋なんて、あるわけない!

最後の手段!
GSで近くの自動車修理会社を紹介してもらい、レッカー移動を依頼
10分ほどでレッカー車が到着
そのままバイクを預かってもらい、明日(5月1日)、バイク修理可能な業者を探して、修理を代行依頼してもらうことに・・
助かりました

しかし、私と妻はどうすれば?

とりあえずバイクに積んである荷物をおろし、近くの駅まで移動しなければ・・

自動車修理会社の方にタクシーを呼んでもらい、乗車
「どちらまで?」「近くの駅」と言ってはみたものの、どこが近くの駅かはわからない
「中央線 南木曾駅ならすぐだけど」「そこで良いです」
「ただ、電車が2時間後だけど」「・・・」
「ところで、どうされた?」「バイクの故障」
「珍しいね」「確かに、購入10ヶ月の新車だと言うのに・・」

昼12時半頃、南木曾駅に到着
時刻表を見ると、次の松本行き普通電車は14:41発
しかも松本は16:38着

このまま、大阪に帰ろうかな?明日バイクが直るとは思えないし、少し弱気になってきました、
いや、妻を温泉に浸からせねば(機嫌がよくなります)

ホテル○○安曇野に電話し、どの駅で降りたら良いのかと送迎バスの時間等を確認
「松本駅で大糸線に乗り換え、穂高駅で降りてください、送迎バスは17:45発です」

時刻表で大糸線を確認、松本16:52発、穂高17:34着がありました

なんとか、ホテルにたどり着けそうです
しかし、せっかく良い天気なのに、どこにも立ち寄れません、残念!

ま、良い方に考えて、各駅停車の車窓からアルプスを眺め、超のんびり旅行と行きますか・・
ホテル到着まで5時間半もあるし・・

電車到着まで待合室で、ボーと2時間待つ?
いや、そうでもありません
地元の女子高生やおばあちゃんの会話を聞いていると、楽しくなってきます
ここは、社交場でもあるんですネ

都会に住んでいると、10分以上電車を待つことがありません、貴重な経験かも・・

-つづく-

※今回のツーリング計画はこちらから