夕べ、韓国映画の「殺人の追憶」の続編的映画「殺人の告白」を見た。「殺人の追憶」はかなり強烈なインパクトを残したので、続編がそれを超えるのは無理だろうと思ったが、いやいやいやいや、こっちもすごかった。どんでん返しまで持って行く展開も巧みだし、ハリウッド的エンターテイメント性もプラスして飽きさせない構成になっていた。
韓国映画は本当にレベルが高いと思う。
昨日の庭仕事の影響で今日は部分的に筋肉痛がすごい。今日は筋トレの日だが少し軽めのメニューにした。
「脚本」
演技より 脚本気になる 今日この頃
蔵
ちょっとした用事で昨日から一泊で緊急帰省。ついでに庭の剪定やら何やら、老齢の両親にはきつい仕事を手伝ってきた。
仕事を終えてちょっと時間があったので、久しぶりに幼稚園から高校まで一緒だった同級生(双子の女の子の姉?妹?)を尋ねた。何人かの同級生の消息を聞いてえらく懐かしい思いに浸った。あぁみんなどこでどういう人生を送っているのだろうか?思えばワシも対馬にいた期間より対馬を出た期間の方がはるかに長くなった。諸々の記憶が薄れゆくのは寂しいことだが、今日同級生に会って少し蘇った気がした。なんだか感慨無量だ。
「半人前」
子をおもふ 同級生見て 己が身の
半人前を おもひしるかな
蔵
今日のえしぇ蔵クッキングは「麻婆豆腐」だったが、久しぶりにうまくできた。姫のダメだしも出なかった。ワシもやればできるのだ。
1日の日曜日に姫と散歩してたらちょうど福岡国際マラソンのトップグループが走ってくるのに遭遇した。後で知ったがその中に尊敬する川内選手がいたらしい。もっとよく見ればよかった・・・。
この人は頑張ってる人間に勇気を与えてくれる人だ。今のあなたの頑張りは無駄にはならないよというのを生き方で教えてくれる。こういう強くてまっすぐな人もまだまだいるんだよな。素晴らしいの一言。
「おいしい」
「おいしい」の ただ一言が 聞きたくて
蔵
「中国鍼灸院」さんにて。
今回の詩は呉先生が名作を解説してくれた。中国では「三国演技」の冒頭に挿入される有名な詩らしい。
「臨江仙」
揚愼
滾滾長江東逝水、 (滾滾長江東に逝く水)
浪花淘儘英雄。 (浪花は英雄を淘い儘す)
是非成敗轉頭空、 (是非成敗頭を轉ずれば空し)
青山依舊在。 (青山旧に依りて在り)
几度夕陽紅、 (几度か夕陽紅となり)
白髮漁樵江渚上。 (白髮の漁樵は江渚の上)
慣看秋月春風、 (秋月春風看るに慣れ)
一壺濁酒喜相逢。 (一壺の濁酒で相逢うを喜ぶ)
古今多少事、(古今の多少の事は)
都付笑談中。(都て(すべて)笑談の中に付す)
(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)
ごーごーいうて長江は東に流れて行ってくさ
浪しぶきは英雄ば育てたばい
どっちが正しいの、どっちが勝ったの、考えたら虚しか
山は変わらんでずーっとそこにあると
夕陽は今まで何回も紅く染まって
漁師も樵も江渚の上で白髪になったばい
秋の月も春の風も見慣れて
酒飲んでぱーっと盛り上がったらくさ
昔からのいろんな出来事は
ぜーんぶ笑い話になるとたい
つまり人間の世界のどんなすったもんだも、悠久の時を超える自然の前では笑い話でしかないわけよね。
思えば後世の人間が酒飲んで楽しく語り合うために、歴史というものは積み重ねられていくのかもしれん。
「山月」
人の世の 是非成敗の 虚しきを
山月静かに 眺めおるかな
蔵