えしぇ蔵日記

えしぇ蔵日記のブログ版です。

筆跡

2009年04月18日 | Weblog
ワシは字が下手であることを自分で認識している。なので自分の書いた字をなるべく人に見せないようにしているし、当然誉められることなどない。それがどうだ!生まれて初めて字を誉められたのだ!しかも書道の先生に!「粕屋のお客さん」にお邪魔した時のこと・・・
 
M田さん: 「先生、書道かなんかしてあったんですか?」
ワシ: 「いいえ、全然。なんでですか?」
M田さん: 「先生、こないだ書道展行かれたでしょ?」(4月5日の日記参照)
ワシ: 「ええ」
M田さん: 「そん時に受付で署名して行かれたでしょ?」
ワシ: 「しました」
M田さん: 「その字を見て、書道の先生が誉めてあったそうですよ」
ワシ: 「マジですか!?」(←うれしい)
M田さん: 「はい」
ワシ: 「マぁジぃですか!?」(←かなりうれしい)

ワシの字を笑う姫に自慢しなければならない。わかる人にはわかるんだな。うん。
 
M田さん: 「こないだ結婚式で金沢行ったんですよ」
ワシ: 「おー、いいすね」
M田さん: 「ついでに姉達と3人姉妹で金沢の観光コースをまわったんですよ」
ワシ: 「へー」
M田さん: 「それでなんとか屋敷?なんか武家屋敷みたいなとこに行ったんですよ」(寺島蔵人邸?忍者屋敷?)
ワシ: 「はい」
M田さん: 「そこの廊下がですね、私が歩くときゅっきゅ、きゅっきゅ鳴るんですよ」
ワシ: 「はい(笑)」
M田さん: 「そしたら姉が『もう!あんた静かに歩いてよ!』って怒るけん、『だって鳴るっちゃもーん』て言いよったらガイドさんが、『ここは鳴き廊下っといって歩いたら音が鳴るんですよ』げな。三人姉妹で大恥かきましたよ」

M田さん、金沢でもやらかしたわけですな。
 
シューポート」のともちゃんが産休でしばらく店頭から姿を消す。残念だがめでたいことなので仕方がない。
ともちゃんのボケっぷりは筋金入りでたくさん笑わせてもらった。今日も光田さんに一つエピソードを教えてもらった。ともちゃんがゴミ袋を出しに行った時に片手にカギを持って片手にゴミ袋を持ってゴミ捨て場に行って、カギのほうを捨ててきたそうな。そして戻ってきた時に部屋に入れなくて初めて気付いたらしい。凄まじいまでのボケっぷり。
 
「筆跡」
 
筆跡を 誉められ試しに 書く名前
 
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徳川家康

2009年04月16日 | Weblog

歴史ものの小説にはまった人にそのきっかけとなった作家は誰かと問えば、司馬遼太郎という答えが一番多いのではないだろうか?この人は日本を代表する偉大なる歴史作家だが、歴史上の人物に対する贔屓の差が激しい点は否めない。その最たる例が徳川家康。司馬遼太郎の戦国ものを読んでいくと徳川家康が嫌いになる。誰しもが狡猾な狸親父というイメージを持ってしまう。だが果たして本当にそうなのか?一つの方向からのみ見ていては全体像はつかめない。そこで今回、家康を好意的に描いている作家の作品を読んで、違う角度から見てみようと思った。そうなってくるとかつて家康ブームを巻き起こした山岡荘八の出番。彼の「徳川家康」は文庫で26冊という超大作なのでこれまで挑戦するのに躊躇していたが、この機会にいっちょチャレンジしてみることにした。また違った家康を知ることで自分の中のイメージを修正してみようと思う。
 
「ほととぎす」
 
鳴かぬなら 鳴かんでいいよ ほととぎす
 

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鯰に噛まれる?

2009年04月15日 | Weblog
三開発」さんで奥さんから次男のM君の武勇伝を聞くのが楽しみで時々催促する。今日は飛び切りのネタを頂いた。
 
奥さん: 「Mはですね、川で遊ぶとが好きやとです。でももう蛇が出る頃やきぃ行ったらいけんち言いよるとにきかんとです。それでこないだ川で遊んで来た時に怒ったとですよ。そしたらその後すぐにですね、『おかーさん、明日水着持って行くけん』て言うとですよ。」
ワシ: 「あはははは!(爆笑)」
奥さん: 「『あんた今行ったらいけんて言うたろうが!』て言ったら、『今日パンツで泳いだきぃ』て言うとですよ」
ワシ: 「全然話聞いてないですね(笑)」
奥さん: 「『あんた今怒られよんばい!怒られた後そんなこと普通言わんめーもん!』て言うたら『ケケケケ』て妖怪みたいに笑うとです」
ワシ: 「妖怪!(笑)」
奥さん: 「父親もどき(社長)が帰って来た時にそのことを話したとですよ。そしたら父親もどきも笑うんですよ。そしてそれ見てまたMが『ケケケケ』て妖怪みたいに笑うとです」
ワシ: 「M君やっぱ傑作ですね(笑)」
奥さん: 「全然反省してなくて、『もやしが流れてくるんばい』とか『鯰が足噛むんばい』とかいろいろ話すとです」
ワシ: 「鯰が?」
奥さん: 「鯰が明日をぱく!っち噛むそうなんですよ。それをお母さんたちの集まりで私が話したとですよ。『そんなことないですよねー』て。そしたらそこにおったこどもたちがみんな『俺も噛まれたよ』『あたしも噛まれたよ』て言い出して、それでみんなで川で遊んだことがばれてですね(笑)、それぞれ親に怒られよんですよ」
ワシ: 「あはははは!(爆笑)」
奥さん: 「そしてそこでまたMが言うとですよ。『ね?ほんとやったろ?』って」
 
M君の今後の活躍を大いに期待したい。
 
「鯰」
 
春の川 鯰に足を 噛まれたり
 
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24時間対応

2009年04月14日 | Weblog
東部ハウジング」さんは外国人への対応が可能なのが強み。N嶋さんは英語が話せるし、Oさんは中国人だし。インターナショナルな会社。今回、Oさんが主体となって中国語のページを作ることになった。
 
ワシ: 「Oさん、『中国人の方へ』ってどういうふうに書くんですか?」
Oさん: 「え~っと・・・こうかな?・・・あれ?・・・」
ワシ: 「あれ?(笑)」
Oさん: 「ちょっと調べます(笑)・・・あ、あってました」
ワシ: 「Oさん、中国語忘れたんやないですか?」
Oさん: 「僕は高校生まではいい生徒ではありませんでした」
ワシ: 「へー、そうなんですか」
Oさん: 「僕、お母さんに勉強しなさいと言われて、『どうして勉強する必要ありますか?』と言ったら、『どうしてご飯食べる必要ありますか?』と言われて怒られました」
ワシ: 「あはははは!お母さんいいこと言いますねー!」
Oさん: 「真剣に勉強したの、日本に来てからですよ」
ワシ: 「こっちじゃ日本語覚えんと生きていけんからですね」
Oさん: 「そうそう(笑)」
ワシ: 「Oさんの写真入れときますね」
Oさん: 「小さくお願いします(笑)。僕の携帯の番号も入れといて下さい」
ワシ: 「了解です」
Oさん: 「女性の方は24時間受付しますと書いて下さい」
ワシ: 「24時間対応ですか(笑)。男性は?」
Oさん: 「男性は、朝9時から9時半までです」
ワシ: 「30分だけですかい!(笑)」
 
Oさん、一緒に宅建受けましょうねー。
 
今夜は姫がいないのでまた自炊。ぶり大根にしようと思ったが仕事帰りに「ひとまるの里」に寄ったら豚バラ肉があったので急遽豚バラとじゃがいもの煮物に変更。それと「くまや蒲鉾店」のかまぼこを焼いてつまみとした。それに芋焼酎だな。BGMはケマル・ゲキチの弾くショパンだ。そして文学はアンドレ・ド・リショーの「禁断のプロヴァンス」。これが面白いんだな。この作家はプロバンスのドストエフスキーと呼ばれた人で、あのカミュが多大の影響を受けたそうな。そしてこの作品を訳したのはワシの文学における師匠のI本さんの息子さんなのだ。実に見事な訳文で作品の質を見事にそのまま日本語に転換している。すごいやね。うまいものといい音楽、いい文学。これにいい女がいれば・・・いかん!今度はスコーピオン・デスロックだ!
 
「学ぶ」
 
飯を食う ごとく若人 学ぶべし
 
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気功1

2009年04月13日 | Weblog
中国鍼灸院」さんでの会話。
 
ワシ: 「先生、わたしの赤壁の漢詩どうでした?」
呉先生: 「よかった。ちゃんと韻も踏んでるヨ」
ワシ: 「曹操ってすごい詩人だったんでしょ?」
呉先生: 「曹操もすごいし、息子もすごかった」
ワシ: 「曹否と曹植ですね」
呉先生: 「あの時代では一番すごいヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「曹操は”氣功”もやってたヨ」
ワシ: 「”氣功”ですか」
呉先生: 「そう。今日から”氣功”の奥義について少しづつ教えるヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「まずこの詩を読んで」
 
氣功密傳(1)
 
呉 炳宇
 
両吸一呼、
不満除元氣足。
如湯暁雪、
冰化凝消病出。
 
呉先生: 「”両吸一呼”というのは、呼吸する時に二回吸って一回はくこと」
ワシ: 「スー、スー、ハー」
呉先生: 「そう。そうすれば不平不満が除かれて、元気が入ってくるネ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「”如湯暁雪”というのは、雪にお湯をかけた時のようにということ。どうなる?」
ワシ: 「とけます」
呉先生: 「”冰化凝消病出”というのは、とけてなくなるように病が出ていってしまうということ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「嫌なことがあった時にはこれをやる。二回吸って一回はく。そうすればまた元気になる」
ワシ: 「はい」

スー、スー、ハー・・・か。幸い今のところ会いたくない人もいないし今の生活に不満もないけど、時々やってみよう。スー、スー、ハー、スー、スー、ハー。
 
「こころ」
 
楽しくも 苦しくするも おのが身を
いざなふものは 心なりけり
 
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赤壁

2009年04月12日 | Weblog
「レッドクリフ パート2」を見た。いやはやなんともスケールのでかさには圧倒された。俳優の演技も自然で脚本も無駄がなく、カメラワークも美しかった。壮大なエンターテイメントとしてたっぷりと楽しませてもらった。
三国志は史実に基づいてはいるがかなり脚色された物語であり、今回の映画化でも更に独自の脚色が施されてはいたが、西暦208年に長江の赤壁において大規模な戦闘が行われ、曹操軍が大敗を喫したというのは紛れもない事実であるわけで、そう思うと一度は赤壁に行って同じ風を感じ、かつて赤く染まった水面を見つめてみたいと思うのがロマンというものではないだろうか?英雄たちの生きた証、自然が目撃した事実・・・一度歴史の面白さに魅せられたら二度と抜け出せない。
 
ちなみに赤壁の戦いの際に曹操が詠んだ詩が歴史に残る傑作なのでついでにご紹介。「レッドクリフ パート2」でも曹操が酒の席でこの詩を吟じるシーンがあるので見に行く人は注目すべし。
 
 
「短歌行」
              
曹操
 
 
對酒當歌,
人生幾何。
譬如朝露,
去日苦多。

慨當以慷,
憂思難忘。
何以解憂,
唯有杜康。

青青子衿,
悠悠我心。
但爲君故,
沈吟至今。

鹿鳴,
食野之苹。
我有嘉賓,
鼓瑟吹笙。

明明如月,
何時可輟。
憂從中來,
不可斷絶。

越陌度阡,
枉用相存。
契闊談讌,
心念舊恩。

月明星稀,
烏鵲南飛。
繞樹三匝,
何枝可依。

山不厭高,
水不厭深。
周公吐哺,
天下歸心。

酒に對しては  當(まさ)に 歌ふべし,
人生  幾何(いくばく)ぞ。
譬へば  朝露の如く,
去日  苦(はなは)だ 多し。
 
慨して  當に 以って 慷すべきも,
憂思  忘れ難し。
何を以ってか  憂ひを 解かん,
唯だ  杜康の 有るのみ。
 
青青たる  子の衿,
悠悠たる  我が心。
但だ  君が為め 故,
沈吟して  今に至る。
 
として 鹿 鳴き,
野の苹を  食ふ。
我に  嘉賓 有り,
瑟を 鼓し  笙を 吹く。
 
明明たること  月の如きも,
何の時か  輟(と)る可けんや。
憂ひは 中 從り 來たり,
斷絶す可(べ)からず。
 
陌(みち)を 越え  阡(みち)を 度り,
枉(ま)げて 用って  相ひ存(と)はば。
契闊 談讌して,
心に  舊恩を 念(おも)はん。
 
月 明るく  星 稀(まれ)にして,
烏鵲  南に飛ぶ。
樹を 繞(めぐ)ること  三匝(さふ),
何(いづ)れの枝にか  依(よ)る可き。
 
山 高きを  厭(いと)はず,
水 深きを  厭はず。
周公  哺を 吐きて,
天下  心を 歸せり。
 
 
「赤壁」
 
曹操有矜持、 (曹操矜持を有し)
周瑜信勝利。 (周瑜勝利を信ず)
孔明尽叡智、 (孔明叡智を尽くし)
強風与勝機。 (強風勝機を与う)
 
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料理

2009年04月10日 | Weblog
今日は暑かった。これじゃ初夏だ。リカちゃんの窓を全開にして走りまわった。
 
ウイルホーム」さん、「Rプランニング」さん、「シューポート」さんとまわった後は買物してから帰宅。今日はえしぇ蔵クッキング。旬のカレイを使いたかったので煮付けにした。それとこれも旬の新玉ねぎで一品。冷蔵庫に豆腐があったから豆腐ステーキも作って、みそ汁も作った。一汁三菜。結構やるじゃない。来週の火曜日は姫が夜いないので自分で作る予定。何を作るか今からわくわくしてる。すっかり料理にはまったな。酒のつまみは買って来たものより、ちょいと手間かけて作ったもののほうが酒もうまく感じるから不思議だ。それと買い足さないで手元にある材料だけで工夫して何かを作るというのも好きだな。知恵と技術は質素を喜びに変える。
 
「笑顔」
 
食べる人の 笑顔でおもふ また作ろう
 
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文学談義

2009年04月09日 | Weblog

あおば不動産」さんで久しぶりにI本さんとお会いした。思いがけず文学の話ができて楽しかった。
 

ワシ: 「こないだ国民的大ベストセラーの○○○を読んだんですけど、あまりのひどさにがっかりしました」
I本さん: 「まぁ、ああいうのは大衆小説だからな。俺は文学小説のほうが好きだからああいうのは読まねぇな」
ワシ: 「やっぱそうですか」
I本さん: 「ほら、俺の場合さ、小説とはこういうもんだ!っていうのがいわゆるドストエフスキーとかトーマス・マンだからさ、それを基準に考えるとあんなものくだらなくて読んでられねぇな」
ワシ: 「なるほどね。最近はどんなの読んでます?」
I本さん: 「最近はブロッホとかシュテフターあたりが好きだな。あとダンヌンツィオとかな。これが素晴らしいんだよ。こういうの三島由紀夫が読みそうだなと思ったらやっぱり読んでたよ」
ワシ: 「ブロッホ、シュテフター、ダンヌンツィオですね」
I本さん: 「そう。でもそういうのあんまり読まねぇほうがいいぞ。小説書けなくなるぞ」
ワシ: 「あはははは!」
I本さん: 「俺がどうしてあんまり小説書かねぇかっていうと、そういうの読むからなんだよ。うわ、こんなの俺には書けねぇと思ったらもうだめだね」
ワシ: 「わかります。私も自分で書く前に谷崎潤一郎とか永井荷風とかは読まないようにしてます」
I本さん: 「最近の芥川賞の作品とかなら、なんだこりゃ、これなら俺にも書けるって思うけどさ(笑)」
ワシ: 「わかります(笑)」
I本さん: 「まだ読んでない素晴らしいのがいっぱいあるからな。下らねぇの読んでる暇ないよな」
ワシ: 「ほんとですね。今度ブロッホとかシュテフター読んでみます」
I本さん: 「書けなくなるぞ(笑)。でも小川国男は読んどけよ。あと井上光晴な」
ワシ: 「はい」
I本さん: 「井上光晴とはよく新宿で一緒に酒飲んだなぁ・・・」


話は延々と続く。I本さんはやくざに間違われたほど強面でぶっきらぼうなイメージだが、強烈な信念を柱とした純真朴訥な人間性がなんとも魅力的だ。こういう人好きだなぁ。
 
今夜の月はなぜか妙に赤い。妖しくも文学的だな。
 
「赤い月」
 
ピストルズ 聞いて眺める 赤い月
 

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食欲

2009年04月07日 | 当世源氏物語
「当世源氏物語」(谷崎潤一郎訳 源氏物語風)
 
食欲
  
住まいのイシダ」様にお伺いした時のことでございます。女官のF井が太って動くのが物憂いと申しておりましたところ、店長の后様より痩せなさいと諭されておりました。ところが女官のF井はあまり気にかけておらぬ様子でございました。
「えしぇ蔵様、わたくしついに腹が妊婦のごとく縦に出てきておりまする」
「腹が縦に出るとはいかなるものでありましょうや」
「腹と腹のあいだに物が挟めるのでございます」
「これはまた不思議なことを申される。物が挟まるのでございますか」
「はい。胸と腹の間にも挟まります」
「では二箇所も物が挟まると申されるのでありましょうや」
「下腹にも挟まりますので三箇所になりまする」
「なんとも困ったことでございますな。なぜそのやうなことになるのでありましょう」
「食欲が止まらないので困っておりまする。先日も姉と二人で回転寿司を十九皿食べましてございます」
「普段ごはんは何杯ほどお召し上がりでしょう」
「わたくしご飯はあまり食べませぬ。おかずをひたすら食べておりまする」
「ではたとえばラーメン屋でラーメンを食べる時は餃子もつけますでしょうか」
「もちろんでございます」
「替え玉はされますでしょうか」
「いいえ」
「それはなぜに」
「恥ずかしいからでございます」
「恥ずかしくなくば替え玉なさいますか」
「いたします」
「ご飯はいかがなされます」
「ご飯はいりませぬ」
「まさかご飯はいらぬが炒飯はいるとは申されますまいな」
「申しませぬ(笑)」
「それで終わりとはいかぬような気がいたしまする」
「はい。家に戻りましてのちアイスを食べまする」
 
ラーメンと 替え玉餃子 たいらげて
アイスでしめて 痩せるわけなし
 
わたくしもはや女官のF井に痩せたほうがよろしいのではと申し上げることが虚しくなりましてございます。
 
 
東部ハウジング」さんでOさんに昨日の呉先生の漢詩を読ませたら「これはすごいですよ」と感心してた。やはり中国の人が見てもすごいんだな。まぁ当然だが。いつかOさんに呉先生を紹介して中国語で会話してもらおうかいな。
 
「替え玉」
 
恥じらいて 替え玉たのめぬ F井かな
 
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2009年04月06日 | Weblog
今週も「中国鍼灸院」さんで鍼をうってもらってから始まる。
今日先生から頂いた詩はわかりやすくて心に残るものだったのでいつか小説の中で使わせて貰おうかなと思う。
 
「縁」
 
呉 炳宇
 
盛衰世間言因果、(世間の盛衰は因果の言うところ)
悲喜交替縁先知。(縁先に知る悲喜の交替)
有縁千里飛来会、(縁有りて千里を飛来して会う)
無縁同舟不相識。(縁無くして同舟にても相識らず)
 
世間の盛衰は因果によるもの
いいことわるいことの交替を縁は先に知っている
縁があればいくら離れていても会う運命にあり
縁なければ同じ船に乗っても知り合うことはない
 
訳:えしぇ蔵
 
いいなぁ。この詩いいなぁ。
これ見た人で、「知」と「識」が韻を踏んでないじゃないかと思う人もいるかもしれないが、中国語の発音では韻を踏んでいるそうな。
呉先生がこの詩を「
雷山千如寺」の和尚さんに見せたらきっと理解してくれるはずと言われていた。なるほど仏教的な詩だな。
 
今日は「
コスモ不動産」さん、「ユーキハウス」さん、「戸次染工場」さん。
なぜか戸次さんのところには訪問販売が多い。おそらく連中は名簿をまわしてるんだな。とにかく最近はNTTと名乗って営業しかけてくる偽者が多い。だいたいきちんと名乗らないやつにろくなやつはいない。経営者よ須らく警戒すべし。もしなにかトラぶったら以下に相談すべし。
 
福岡県消費生活センター
福岡市博多区吉塚本町13番50号 福岡県吉塚合同庁舎内
092-632-0999
 
「縁」
 
知己となり 師となり 竹馬の友となり
すべて縁(えにし)の なせる妙(たえ)かな 
 
コメント (2)
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