えしぇ蔵日記

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曹参

2012年10月29日 | Weblog

今週の「中国鍼灸院」の呉先生の詩は前回の話の続き。蕭何の後に宰相になった曹参について。

「曹参」

呉炳宇

百戦功高居宰相、(百戦に功高くして宰相に居り)
不立新規酒伴嬌。(新規に立てず酒嬌を伴ふ)
幼主心配問何故、(幼主心配し何故か問ふ)
先帝勝君臣次蕭。(先帝君に勝り臣蕭の次なり)
曹循蕭制漢興旺、(曹蕭の制に循いて漢旺に興り)
民高国強歩々高。(民高く国強くなり歩々高し)

(以下、えしぇ蔵的博多弁訳)。

よぉけ戦争してよぉけ手柄立てて宰相になったとにくさ
なぁんも新しいこつばせんで酒飲んで女と遊んどったげな
若い王様は心配になってなんでそげんあるとかて訊いたげな
前の王様はあんたよりすごかったし俺は蕭にゃかなわん
だけん蕭が作ったもんば守っときゃ漢の国はよぉなると
国も民もよかごつなってちょっとずつ進歩していくったい


呉先生: 「太極拳は名前はそんなに古いものではない」
ワシ: 「そうなんですか」
呉先生: 「でもその考え方は孔子や老子の時代に遡るヨ」
ワシ: 「へー」
呉先生: 「太極拳は孔子や老子の教えを形にしたものネ」
ワシ: 「太極拳は一通りの型が終わるまで止まらないんですか?」
呉先生: 「太極拳は死ぬまで止まらないヨ」
ワシ: 「死ぬまで(笑)」
呉先生: 「そう。ではどこで休憩するか?動きの中で必要のない力は使ってないヨ。半分は休んでるヨ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「今日は武術太極拳の型を教えます」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「武術太極拳の型は13しかない。上半身8に下半身5。あとはそれらの組み合わせネ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「一つの技は次の技に繋がるヨ。これは永久に繋がるヨ」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「だから止まることがない。常に動いてる。」
ワシ: 「はい」
呉先生: 「少林寺は止まるから教えやすいヨ。太極拳は止まらないから教えにくいネ」
ワシ: 「なるほど」
呉先生: 「基本の動きをやってみましょう」
ワシ: 「はい」


今日は基本となる5つの動きを習った。一つの技を次の技で返し、またそれを次の技で返す。相手の力を利用して一連の動きを延々と続けることができる。かなり面白かった!

「曹参」

良きものは 変えずに守るも 技なりき

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