サランヘヨ 登山

登る男の山行き日記がメイン
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372大峯奥駈道・北部縦走(吉野から天川川合)

2013年05月26日 | 登 山

5月23日~25日、大峯奥駈道・北部縦走して来ました。(吉野~弥山辻~天川)
GW、山友COOPERさんと行った大峯奥駈道・南部縦走(熊渡~弥山辻~熊野本宮)に続いての山行きです。
今回の山行きは、直前に4連休が取れ、またしばらく好天が続くというチャンスで直前に決めた。
北部ルートは、登山を始めた時に大峯奥駈道を歩きたくて、これまで何度か分けて歩いたことがある。
それで直前の山行きだったが小屋・テン場・水場など頭にあったので心配せず決行できた。

今回はソロで2泊3日、小屋泊とテン泊は前回より幾分軽い重量17kgのザックで出発した。
平日だったが、熊野本宮からの歩いて来られた2組の方と出合い情報交換をした。
また同じ方向で熊野本宮まで歩かれる方3組の方とも、時にご一緒しながら進んだ。
今回も、多くの山仲間と出会い好天にも恵まれ無事完走することができました。

詳細な山行き記録はヤマレコをご覧ください。 スライドショウで見て下さい。
      372大峯奥駈道・北部縦走(吉野から天川川合) [大峰山脈]

吉野へ電車で来た場合、出発は早くて8時、ここから小笹宿まで10時間はきついので車で入った。

いきなり世界遺産の吉野山です

金峰山寺、仁王門

金峰山寺、仁王門

金峰山寺、蔵王堂

高台から振り返った吉野山、観桜期は見事な眺めだろう

金峰神社にお参りし、今回の縦走の無事を祈る

なんとも、かわいい顔のような花、ユキノシタ

四寸岩山へのきつい斜面、モノレールが山頂まで続いていた

四寸岩山、山頂は西側が開け展望が良い。テン泊も可能な平地、

新緑の大峯奥駈道

二蔵宿、 前は平地でテント幕営可、水場は10分下る

二蔵宿の内部、暖炉がある避難小屋です

大天井ヶ岳

山頂から南、吉野方面。ここまで歩いてきた尾根筋が見える。

気温上昇して18℃、木陰に腰掛けて昼食(おにぎり)

五番関の女人結界門、よく見ると「女」の文字が壊されている

明るい新緑の尾根筋、風も吹き抜け爽やか

疲れた頃に岩場、鎖はありがたいが、太くて重い

洞辻茶屋、平日で閉店。ザックを下ろし、しばし休憩。茶屋のまん中を大峯奥駈道が通る

行者道を行く                        その先の行場、鐘掛岩は岩場に鎖場

鐘掛岩から素晴らしい展望。南の吉野山方面を望む。一際高い大天井ヶ岳

険しい岩場、陽だまりに咲いていたかわいい花は、イワカガミ

ピンクのカタバミ

大峯山の名所、西の覗き

西の覗き場

覗き込んで見たいが、足がすくむ怖さ

龍泉寺は、山頂の一般宿泊施設。

中に入って一休み、温かいお茶を頂きました。水も2L頂きました。ありがとうございました。

大峯山寺の立派な宿坊

大峯山寺、立派な本堂

山上ヶ岳へ、ここは通称、お花畑だが隈笹のみ繁る

修行中の坊さんが、ここから大台ヶ原方面に向いて、ホラ貝を吹く練習をしていた。

16:18小笹宿。ここまで20km程、予定より2時間ほど早く到着、疲れたので小屋で寝ます。 

小屋内は狭い定員は4人ほど。水場はすぐ外に沢が流れる。このあと奥駈道縦走の方が18:00に到着

夕食後、持参した全食料を4等分しパックに詰め直す。今回はギリギリ。

食後、夕暮れを撮りに出ると、西側に稲村ヶ岳、大日山が目前

第二日目、東が空けた尾根から美しい朝焼け、日の出は森に遮られ撮れない

5:30同宿の方と出発。冷えて5℃と寒い。ここで結界門を出ます。

朝陽が昇り明るい大峯奥駈道。平らなところには宿跡が多い

大普賢岳方向が、目の前に広がる

小普賢岳から望んだ大普賢岳、さらに遠方には八経ヶ岳、弥山

大普賢岳、山頂からは、ほぼ360度のパノラマ

西に稲村ヶ岳に大日山

山頂から南西には、釈迦ヶ岳、八経ヶ岳 、弥山とこれから続く大峯奥駈道の尾根

大普賢岳を激下りすると水太の覗き、ミツバツツジが小粒だが良いアクセントに

尾根筋を南下、東側が開けて良い眺めが続く

大普賢岳を振り返ると小普賢岳に日本岳と続く、おもしろい山並み

鎖場を通過して、七曜岳

七曜岳山頂から北西にバリゴヤノ頭に稲村ヶ岳

付近一帯に石楠花が咲く。2分咲き程度

シロヤシオ(五葉つつじ)の蕾が膨らんでいた

よく見ると、ちらほら咲くシロヤシオ

行者還岳、1547m、山頂のシャクナゲは咲き始め

山頂のシャクナゲをかき分け、尾根の西先端に進むと展望抜群のポイント有り、これから進む尾根筋

西に鉄山、頂仙岳

見下ろすと弥山に続く尾根、遠くに釈迦ヶ岳

ログハウス風の小屋、2階部屋、3室有り20名程宿泊可、トイレや水場まであるデラックスな避難小屋。

立派な行者還避難小屋の背後は行者還岳

明るい尾根道を南下するとバイケイソウがびっしりと繁殖、その次にクサタチバナの群落地、開花直前。

ヤマシャクヤクも個体数は少ないが群生地

大普賢岳が遠くになって来た

登山道の真上にミツバツツジ、終盤です

一のタワから先、行者還トンネル東口への分岐点

奥駈道出合の手前、右下の行者還トンネル西口から登山道が合流する

聖宝の宿跡、理源大師像

前を行く、大峯奥駈道縦走の青年は神奈川県から

きつい斜面の先、ついに今日の目的地・弥山に到着

すぐに弥山小屋へ、テン場使用料と水2L合わせて700円を払う

国見八方睨みにテン場有り

テン場は芝生で平坦と最高です

早速、5時だが夕飯の準備。α米のえびピラフはお湯を注いで15分、出来る直前に味噌ラーメン

食後、夕焼けを撮りに散歩。沈む夕陽が眩しい。夕陽を追いかけ狼平方向へ走った。

500m下って開けた斜面、頂仙岳の彼方に沈み行く太陽があった。 ビックリ、ここにテントが一張りあった

戻ってくるとテン場にはお月さんが出ていた。満月です

弥山神社、鳥居のシルエットが美しい

月明かりに守られ、7:30就寝

第3日目、4:20夜明け前の大台ヶ原、 日の出時刻は4:48

国見八方睨みの最先端で、日の出を待つ、神奈川の青年

国見八方睨みテン場に戻る。日の出を見守るテン泊に小屋泊された方達

さらに弥山小屋の下山口へ移動し日の出から5分、経過した太陽と赤く染まる空

八経ヶ岳山頂、今年3度目です

山頂から北東、弥山小屋に大普賢岳と幾重にも重なる山並み

山頂から東、大台ヶ原方面は水墨画のように幻想的です

明星ヶ岳に立ち寄ると山桜が咲いていた

弥山辻、5月GWに行った南部縦走は、ここから大峯奥駈道に入った、念願の大峯奥駈道を完走です。

どんどん下ると懐かしい山並み、愛する金剛山に葛城山のシルエット

カナビキ尾根の分岐点、金引橋という案内板が新設されていた

栃尾辻、左に下ると天の川温泉がある坪内へ、今回は、バスの便が便利な右下、天川川合へ

標高800m付近の鉄塔地、眼下には北角の集落、みたらい渓谷。 携帯がつながり、妻に電話。

これから弥山へ上がる一行、親子3人連れ、下山時10組以上、大きいザックを担いだ登山者と挨拶した

天川村役場と駐車場

この吊り橋を渡ると登山が終わる

吊り橋から

下山後、バス時刻まで20分程あったので、かどや食堂でかき揚げそばを食べた。

天川川合でバスに乗車、1時間で近鉄下市口駅へ

電車で吉野駅へ、ここから駐車場へ30分登るとゴールです。


近畿最高峰、八経ヶ岳山頂から


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れさんです (団子)
2013-05-26 18:17:03
大峰奥駆完走おめでとうございます。

もう言葉が出ません。

まるで 映画でも見ている感じで
画像を流れるように見てしまいました。
「お疲れ様でした」と言う以外に
言葉が出ません。
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団子さん、こんばんは (アンニョン)
2013-05-26 22:25:30
2年前、大峯奥駈道を歩きたくテントなどの装備を揃えました。
その際は、テン泊という憧れだけが先行していました。
2回に分けて、やっと大峯奥駈道を完走できました。
今回、ルートのあちこちで大峯奥駈道を全ルート歩かれるという方、計4名の方に出会いました。
平日だというのに、人気の高さに驚きました。
年配者はもちろん、若者にも憧れの道ですね。
あちこち、テントを背中に担いでの山行きが出来ればいいなあと思っています。
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Unknown (COOPER)
2013-05-26 22:51:37
アンニョンさん、こんばんは。

奥駈け北部お疲れ様でした!
早速行かれましたか、さすがですね。
僕は来年か再来年になりそうです。
いつか一気縦走もしたいですね!

八方覗は快適でしょ。
水有り、食糧有り、WC有り、展望抜群、と至れり尽くせりです。
来シーズンは是非厳冬期に張りましょうw
そしてお写真の3つのクロノスドーム(ブルーの僕と同じテント)に驚きました。
みなさんインナーテントは使ってましたか?(^^)
そこが気になります。。。

ヤマレコで見ましたが、お気遣いありがとうございます。
実は僕も金曜日(振休取りました)はテン泊してました。
レポを楽しみにしていて下さいw
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COOPERさん、おはようございます (アンニョン)
2013-05-27 05:35:47
そんなわけで、大峯奥駈道・北部縦走をCOOPERさんに知らせず一人で行って来ました。
GWを過ぎても、全ルートを歩いている方が4組もいてビックリしました。
初日、小笹の宿で夕方6時過ぎに泉南の男性が到着され賑やかになりました。
その方は、吉野まで電車で入られたという。
一泊目が小笹宿で、次が楊子の宿へ泊まると行程でした。
ipad似のものをGPSとして使っていました。
電池は2日、予備もあると言うことでした。

出会った方々は全員ソロでした。
同年代に若い世代です。
天川への下山時、すれ違った10組の方、皆さんが大きなザックでした。
弥山や狼平にテントを張ると行ってました。
土曜日は多いですね。
クロノスドームは、みなさんインナーテントを使っていたようです。
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祝!完歩。 (ke-n)
2013-05-27 08:05:19
アンニョンさん、おはようございます。

大峯奥駈道、完全制覇ですね。
おめでとうございます。
吉野山の下から歩いて、テン泊装備で一気に
小笹宿までとは流石の健脚ぶりですね。

北奥駈は馴染みのある光景も多く、
楽しく拝見させていただきました。
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ke-nさん、こんにちは (アンニョン)
2013-05-27 19:20:49
コメントありがとうございます。
今回の北部ルートは、分割して歩いていたので気楽に行けました。
直前に休みが取れ天候も安定していたので、仕事で忙しいCOOPERさんには知らせず決行した次第です。
勝手に行って、ちょっと悪かったかな。
ke-nさんも、この辺りを歩かれていましたね。
北部は2泊3日で、2泊目は弥山の国見八方睨でテン泊と決めていました。
テントを買ったのは、この場所でテン泊したかったからです。
それで逆算すると、1日目は小笹宿がテン泊も小屋泊も出来るので、ここまで行こうと決めました。
ただ電車では、出発が遅くなるので車で入って帰りに回収に戻った次第です。
距離の割にはアップダウンは少なく結構早めに到着しました。
寝ようとした夕刻6時に吉野から歩いて来られた大阪の方が到着されました。
同じ年代で嬉しくなりました。
装備や食料、山域など山談義にあれこれと話が弾みました。
二日目のテント場でも皆さんと交流でき楽しく過ごせました。
ヤマレコ名刺も交換し宣伝して来ました。
平日でも多くの方が大峯奥駈道を歩いていますね。
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夜分に! (H.EI)
2013-05-29 01:51:16
アンニョンさん、お疲れ様でした。
次は、一気に吉野から本宮ですね。。。
国見八方睨はテン泊するには最高の場所ですね!
フワフワの苔の上で寝るのが気持ち良いです。

私、先週末は、かみさんと観音峰展望台までハイキングをして、天川村のオートキャンプ場の砂利の上で寝てました(^^)
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H.EIさん、おはようございます (アンニョン)
2013-05-29 06:10:13
コメントありがとうございます。
大峯奥駈道のフルコース、装備を軽くすれば行けるかなと思いますが、今はちょっと無理です。
おっしゃるとおり国見八方睨のテン場、最高の場所です。
私は、芝生の上に張りましたが。
苔の上ならふわふわですね。
平日にもかかわらず5張りですよ。賑やかでした。
下山時にもたくさんの方がテントを担いで登られてました。
弥山や狼平は人気がありますね。
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久しぶり (サチコ)
2013-05-30 00:09:20
相変わらず山を楽しんでるみたいだね。
一人で2泊3泊?!すごいネ。
何より元気で怪我なく、登山を楽しんでる様子を見て安心しました。

こちらは子犬と和気あいあいの生活してます。またメールします。
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さっちゃん、こんばんは (アンニョン)
2013-05-30 23:22:38
久しぶりやね。
皆さん元気でなによりです。
私は最近、山行き中心の生活です。
山に行った後はブログに追われる日が続いています。
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